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32話 弱すぎじゃね?


「最後に、このギルドカードに血を一滴垂らすか。魔力を注いでください」


 カウンターの上にギルドカードと針を置かれた。俺とアリアナはそれぞれギルドカードを手に取って、魔力を流す。


「確認の為、ギルドカードを触らせてください」


 何故触る必要があるのか分からないが、言われたようにギルドカードを受付の人に触らせる。すると俺とアリアナのギルドカードを、受付の人が触った瞬間。バチッと音を立てた。


「これでこのギルドカードは、それぞれお2人の物になりました、紛失した場合は私達に申し出てください。再発行には金貨1枚かかります」


 金貨1枚は高いな。ギルドカードは上着の内ポケットにしまうか。


「本日は冒険者ギルドのご登録して頂き、ありがとうございます。今後の活躍を期待してます」


 登録が終わったから、早速依頼で受けるか。と、その前に冒険者ギルドについてだが。大体小説でよくある内容だったが一応説明しよう。


 先ずはランクだが、SSからGまである。基本Gランクは初心者扱いで、依頼受けるのは大体町の雑用をする。ランクアップは受けた依頼の達成率で決まる。例外もある。


 次にパーティは6人まで、1人1人のランクでパーティランクも決まる。


 次は依頼、一度に受けられるのは3つまで。自分のランクより1つ上の依頼ランクを受ける事も出来る。Gランクだったら、GとFの依頼が受けられる、パーティだと2つ上の依頼ランクを受ける事も出来る。


 言うまでもないが、依頼のランクが上がると難易度も上がる、その代わりに貰える報酬も多い。依頼を受ける時は、依頼書を持って受付の所に持っていく。その際にギルドカードも一緒に提示する。提示する理由は誰が何の依頼を受けたか把握する為。依頼を失敗した場合、報酬の2倍払う事になる。


 ズルは基本的に駄目。例えば薬草を5枚納品っていう依頼があるとしよう。その依頼を受けて手持ちに持っているからすぐ納品は禁止。そんなことすると他の人達が、同じ事をしてランクアップするからだ。


 依頼で受けていない魔物を狩って討伐証明部を、手に入れた後で依頼を受けた後納品も禁止。依頼を受け忘れたのはもう論外。


 ギルドカードは身分証代わりになる。もめごとに関しては基本ギルドは、よっぽどじゃない限り介入はしてこない。何でフィロとのもめごとは介入しなかったんだ? 大体これだけ分かればいい。


 俺達は依頼書が貼ってある掲示板の方に行く。


「どの依頼を受けようかな」


 掲示板にはランクごとに依頼が並んである。


「ユウヒ君、この依頼は?」


 アリアナは2枚の依頼を見せてくる。


「ゴブリン討伐とホーンラビット討伐か。内容は・・・」


 ゴブリン討伐は2体で銅貨8枚証明部位は右耳。ホーンラビット討伐は2匹で銅貨6枚証明部位は角又は右耳。どれもFランクの依頼だな、値段はこんなもんか?


「ならこれも受けよう」


 俺はGランクから薬草採取の依頼を取る。内容は、薬草5枚で銅貨10枚。


 破格だな、薬草5枚で銅貨10枚とは。


「何で薬草の依頼の方が高いんだ?」

「薬草はポーションになるから、少し高めの設定になっているよ」

「ポーションって1個いくらするんだ?」


「商会によるけど、大体1個銀貨2枚」

「高ッ! そんなに高いなら効果も期待してもいいのか?」


「初級ポーションで回復量は100まで」

「・・・少なくない? それで大体1個銀貨2枚?」

「そうだよ」


「ぼったくりもいいところだな」

「でも、パーティで回復担当がいなかったら、重宝されるよ」

「そうだろうな」


「そんなことより、早く依頼受けよ」

「はいはい」


 依頼書を3枚剥がして、受付の方に行って依頼書を出して、ギルドカードを見せる。最初は「薬草採取だけでいいのでは」って言われたが。「森で暮らしていたのでこれくらいできますよ」って言ったらしぶしぶと承認してくれた。依頼書と大きめの麻布の服を受け取る。依頼書はアリアナに持ってもらおう。


 ギルドから出て、東門から町の外に出る。



「東門から離れて森の中に来たが、ゴブリン多くね?」

「ざっと20体はいるね」


 東門から外に出て、道から外れて右の側の方に行ったが。ゴブリンはいた。いたけどこの数だよ。


「20体もやれるか?」

「手伝おうか?」

「いい、俺1人でやる」


 そう言って。俺はリミッター解除してアリアナから離れる。ゴブリンどもがいる所にゆっくりと近づく。ゴブリンどもは宴か何かやっているのか俺には気付いてない。


 先ずは俺から一番近いゴブリンを殺す。氷で剣を作り、一番近いゴブリンの口をふさいで草むらの中に引くずりこみ。そのまま首を斬る。1体が異変に気付きこっちに来る。俺は氷の剣を消して、そのまま草むらの中でゴブリンがこっちに来るのをじっと待つ。


 攻撃範囲に入った瞬間、草むらから俺の右腕を出して、ゴブリンの左手を掴みそのまま引っ張る。ゴブリンの頭が草むらに入る所で、左手でゴブリンの頭を掴みそのまま地面に叩き潰す。大きな音が出て、周りのゴブリンどもに気付かれる。


 こうなったらもう白兵戦だ、草むらから出て左手に氷の斧を作り。1体のゴブリンに狙いを定めて斧を投げる。投げられた斧はゴブリンの腹に当たり、叫びだす。再度氷の斧を作り、体に当たったゴブリンにもう一度氷の斧を投げる。投げた氷の斧は、体に当たったゴブリンの首を刎ねる。氷の斧は溶けて消えた。


 俺の前にゴブリンが3体飛び掛かって、棍棒で殴ろうとする。素早く両手持ちの氷の長剣を作り横に斬る。斬られた3体のゴブリンは、上半身は俺の後ろに飛んで、下半身は俺の前で落ちた。残りのゴブリンは、勝てないと分かったのか。その場から逃げようとする。


「逃がす訳ないだろ」


 氷で弓を作り1体ずつ射貫いていく。いつの間にかスキルが手に入ったのか、矢が当たる。ゴブリンの色んな悲鳴が聞こえるが、ちょっとゾクッときた。これもお母さんの遺伝のせいなのか?


「何匹か逃げしてしまったか、まぁいいか」

「お疲れ様。余裕で殺せたね」

「そうだな。アリアナは何処にいた?」


「木の上にいたけど」

「いつの間に木に登っていたのかよ・・・」


 死体のゴブリンの右耳を集める。合計13個の右耳を回収してたが、その内の11個はその場で埋める。残りの2個はギルドから貸してくれた、大きめの麻布の袋を空間から出して袋に入れる。


「それにしても、いくら何でも弱すぎじゃね? リミッター解除する必要がなかったな。

「そりゃあそうだよ、ここのゴブリンは大体レベルが30くらいしかないよ」

「マジで!?」


「因みにこの森の魔物の最高レベルは、大体200くらい。ダンジョンに行かない限り、500越えは中々いないね」


 やっぱり修羅の森は異常だな。


「次はホーンラビットの討伐を・・・」


 森の奥から叫び声と共にゴブリンどもが沢山来た。


「・・・分かったスキルレベルアップの時間だ」


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