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298話 ワイバーンの卵


「着いたよ。ワイバーンが住んでいる洞窟に」


 依頼で東北東の方にある洞窟に着く。


「入口は狭いけど、上の方に穴でも開いてるのか?」

「そうかもしれませんね」

「なら行くか。・・・メアリーさん、いるよな?」


「いますが」


 堂々と姿を現す。


「周りに人がいないんだから、普通にしていてもいいが」

「そうですが」

「じゃあ、あらためて行くか」


 俺達は洞窟の中に入って行く。


「アリアナ、中ってどうなっているんだ?」

「少しくねくねしてるかな。でも、すぐに着くよ」

「そうなのか。なぁ、ワイバーンって何処にでもいるのか?」


「いる―――」

「いますよ」


 アリアナが言おうとしたら、アリサに持って言われる。


「ワイバーンは大体何処でも生きていけますよ、マリンワイバーンなら海の中でも生きられます」

「汎用性が高すぎないか?」

「そんなもんですよ」


「そろそろ着くよ」


 アリアナが少しキレてる。それにしても着くのが速い。やっぱり俊敏が高いと早く着くな。


 歩いて行くと広い場所に出る。


「おっと、ワイバーンが寝てるな」


 巣が出てきていて、2体のワイバーンが寝てる。俺達は少し後ろに下がる。


「一応首は狙えるな。問題はもう片方を誰が殺すか、だ」

「私が行く」


 アリアナが殺気を出しながら言う。


「落ち着け落ち着け」

「そうですよ。殺気でワイバーンが起きたらどうするんですか?」

「誰のせいだと思ってるの?」


「さぁ?」


 アリサはとぼける。


「アリサのせいなのでは?」

「そうだな。なら行くぞアリアナ」

「うん」


 俺とアリアナは、気配遮断をしてワイバーンに近づく。


「少し奥にいるワイバーンは、私が殺すね」

「分かった」


 俺は手前のワイバーンに近づく。俺はレイピアを抜いて構える。アリアナも剣を構えてる。


「じゃあ、せっーの」


 大体同時にワイバーンの首を斬る。


「終わりっと」

「こっちも終わったよ」

「なら剥ぎ取りでもするか」


 首を斬ったワイバーンの体を仰向けにする。


「ん? 巣に卵があるな」

「あっ、本当だ」


 巣の所に2個の卵がある。


「どうしたんですか?」


 アリサとメアリーさんがこっちに来る。


「ワイバーンの卵があった」

「ワイバーンの卵の卵ですか? 生まれる前に割りましょう」


 アリサが2個の卵を割ろうとする。


「待て待て、鑑定するから待て」


 アリサは止まって、そこからどく。


≪ワイバーンの卵≫

 ワイバーンの卵。この卵は無精卵なので、食べられてしまうのが運命。


 もう片方も無精卵だな。


「よし、この卵で晩御飯にするか」

「「えっ」」


 アリアナとアリサが固まる。


「ユウヒ君。食べるの?」

「ワイバーンの卵ですよ。ワイバーンが生まれてきますよ!」

「平気だよ。この卵は無精卵だがら」


「「むせいらん?」」

「無精卵は、雄と雌が交尾せず。雌だけが産んだ卵を無精卵と呼びます」

「説明どうも」


 しかし、ワイバーンが交尾をしないで卵を産むとはな。鶏かな?


 俺は卵に浄化魔法で綺麗にして、卵を空間にしまう。その後はワイバーンを剥ぎ取りをして、空間にしまって帝国のギルドに向かう。




 帝国のギルド。


「ワイバーンの討伐が終わりましたよ」


 俺は依頼書とギルドカード、そして2体のワイバーンの頭をカウンターの上に出す。


「ヒイイィィィィィィ!!」


 受付の人は驚く。いい気味だな。


「こここここれだけででででですか?」


 震えながらそう言う。


「これだけですよ」


 俺がそう言うと、受付の人は他の人を呼んで、ワイバーンの頭を2個を持って奥に行く。


「んんっ! 査定をしている間に、先程の依頼に追加を頼みたいのですが・・・」

「追加、ですか。内容は何でしょうか?」

「先ほどユウヒ様たちが行った、洞窟に1日だけいてほしいのです」


「それって、他のワイバーンが戻ってこないかを。調べるためですか?」

「はい」


 まぁ、確かに不安はあるよな。


「少し、話し合っても?」

「どうぞ」


 俺はアリアナとアリサの方に向く。


「どうする?」

「どっちでもいいよ」

「同じく」


「(私もどちらでもいいです)」

「なら受けるか」


 俺は受付の方に向く。


「その依頼を受けます」

「分かりました。その前に先程の依頼の完了手続きをしましょう」


 カウンターの上に置いてあるギルドカードを取って、カードをスキャンする。アリアナとアリサも同じ事をする。 


「報酬はこちらです」


 カウンターの上に金貨が置かれる。数えると400枚もあった。俺は空間から金貨が入った袋を出して、袋の中に金貨を入れて袋を空間にしまう。


「では、こちらが先程話した依頼になります」


 俺達は依頼書を受け取って、再びあの洞窟に戻る。


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