293話 神ってやっぱり
なんか全部の魔物の解体が終わる。剥ぎ取ったモノは空間の中に入れとく。
「ホーンラビットの肉が沢山手に入ったな。後はオークの肉だな」
それ以外にも、オーガ、スライム、ヒューマンスライム、ビックアント、ウルフ、ゴブリンなど。種類が豊富だった。俺は玄関側に戻る。
「よし、もう1回やるか」
もう一度強制遭遇を使う。すると結界の周りに魔物が現れる。
「今度は雷魔法で―――」
使おうとしたら、すぐに魔物が蹴散らされた。
「何で急に結界の周りに魔物が湧いてるんですかっ!?」
空からアリサが下りてきた。その後に空からアリアナも下りてきた。
「朝から一体何処に行っていたかは知らんが。一先ずお帰り」
「うんただいま。で、何で結界の周りに魔物が湧いていたの?」
「そうですよ。この辺はそう簡単には、湧かないようにしているので。急に湧く事は何てありませんよ?」
なにそれ初耳なんだけど。
「スキルで強制遭遇を使って、自分の周りに魔物を強制的に湧かせてるんだ。これをやればダンジョンで潜った時に、このスキルを使えばすぐに戦えるだろ」
「ユウヒ君。またとんでないスキルを作るね。普通なら遭わないようにするのに」
「こうでもしないと、俺のレベルが上がらないだろ」
「そうだけど」
「じゃあ今からダンジョン行きます? 勿論、修羅のダンジョンですが」
「行くのはいいけど。メアリーさんはどうした? 朝から見てないが」
「メアリー様なら帰っちゃったよ。なんかルシの事で問題が出たらしいから」
傀儡からルシに変わってる。
「なんだ。アイツは他の神から嫌われるのか?」
「ううん。神たちは普通だけど天使たちに嫌われてるの」
「地上に行った天使たちは殺されたのに、何であのルシは生きてる上に創造神様の傍にいるんだ! って騒ぐようになっちゃいまして」
アリサもルシって言ってる。
「その騒ぎは完全に俺のせいじゃん。ルシに謝った方がいいか?」
「いいんじゃない別に。結果的にルシはメアリー様の側近になったけど。本人がやりたいって言ってたし」
「それならいいが・・・」
「でも、天界では大騒ぎになりましたよ。天使が神の傍に置く事に」
「普通じゃないの?」
「普通じゃないですよ。そもそも天使と神の上下関係が絶対なので、神の方から側近に誘う事は絶対にないですね。メアリー様は例外ですが」
「なら、何で天使を作った?」
「アレだよユウヒ君。一番面倒な事を押し付けるためだよ」
「うわぁー」
神ってやっぱり、面倒だな・・・。
「それでメアリーさんが戻る理由ってあるのか? あの人が直接天界に行って、天使どもを黙らせる何てしないだろ」
「しないけど。ルシを守る為だともうよ」
「・・・それってメアリーさんも天界に行くってことだろ」
「―――――そうだね」
「それより行くんですか? 修羅のダンジョンに」
「行くけど、たまには地下1階層に行きたいな」
「っと言う事は、あの集落に行くの?」
「あぁ行く」
俺達は転移魔法を使って、集落の門の付近に転移する。
集落の門の付近に転移して、俺達は集落の門に行く。
「「誰だキサマら!」」
「ただの冒険者です。リゼットさんはいますか?」
「キサマに言うわけないだろ!」
「そうですか。じゃあいるなら本人に来てもらいますか」
俺は少し魔力を放出する。
「さて、これで来てくるかな?」
「バカか。仮にいても来るはずが―――」
すると、少し暗くなる。
「お、来た」
その物体はそのまま俺達を通り過ぎて後ろに着地する。
「アンタたち来たの!?」
その物体はどっからどう見ても、サキュバスのリゼットさんだ。
「何だ、来ちゃ駄目なのか?」
「全ッッッ然! 寧ろ何で今まで来なかったの!?」
こっちに走って来るが、そのままの勢いで抱き着いてきそうなので。タイミングを見てビンタする。
――――バチンッ!
「イタ!! 何で叩くのよ!?」
「身の危険を感じたから」
「ただ抱き着くだけなのに・・・」
ビンタして良かった。
「一先ず中に入りなさい」
「リ、リゼット様! こ、この人たちは?」
「ん? この3人? ん~~~、私の彼氏と彼女」
「「「おい」」」
「冗談よ冗談。冒険者仲間よ。それからこの3人がここに来たら。普通に通しちゃって」
「「わ、わかりました」」
「行きましょ」
俺達はリゼットさんについて行く。




