289話 大群系
次の日。修羅のダンジョン地下86階層に着く。中は少し広い洞窟だ。
「昨日は酷い目に遭った・・・」
「ごめんね」
「そうですか? まだ最後まで手を出してませんよ」
アリアナは謝るが、アリサは謝らないな。
「アリサは反省をしてないな」
「アリサなので。そう簡単には反省をしませんよ」
「メアリーさんも反省してくれよ」
「?」
メアリーさんは首を傾げる。
「子が子なら、親も親か」
「何か言いましたか?」
「いや。先に進もう」
アリアナは少し前に立って先導してもらう。
「残り地下14階層だけど。地下100階層に何がいるんだ?」
「さぁ? 私は言った事がないから、分からないよ」
「確か地下100階層には―――」
「おっと、ネタバレ禁止だ。楽しみがなくなるだろ」
「そうですか」
「あ、今更言うけど。これ、私が前に出なくてもすぐに着くよ」
「何で?」
「多分この先は、大群系がくると思うから。ほら」
前を見ると、ホーンラビットの大群がこっちに来る。アリアナは、土魔法で壁を作る。
「今ので何体か死んだよな」
「そうですね」
「じゃあ強化するよ」
その間に、空間から首飾りとヴェールを取り出す。頭にヴェールを付けて首飾りを飾る。
「じゃあ壊すよ」
アリアナは土の壁を壊す。土の壁が壊れたら、ホーンラビットが襲ってくるが。俺は火魔法で巨大なレーザーみたいに火を出して燃やす。
「久しぶりに青い火を見た」
「しかもホーンラビットを完全に灰にしてますね」
「何でしょうか、あの魔法は?」
一度使うのをやめる。前にを見るとホーンラビットの大群は消えていた。
「うわ、周りも燃えてるな。鎮火させないと」
水魔法で燃えてる所を鎮火させる。
「さて、ドロップアイテムは・・・。沢山あるな」
「手分けして拾いましょうか」
俺達は分かれてドロップアイテムを回収する。
「よし、終わったな」
アリアナ達から受け取って空間にしまう。そのまま次の階層に行く。
地下87階層。
「少し歩いただけで、こっちに来る気配が分かる」
鷹の目を使うと、前からビックアントの大群がこっちに来る。
「げっ!! 虫だ!!」
俺は氷魔法で前方に吹雪を出す。吹雪は前にいるビックアントに当たり凍っていく。
「もう少し威力をあげないと」
俺は更に魔力を使い、吹雪から猛吹雪に変わり。ビックアントを凍らせていく。
「虫が凍っていくね」
「あまりいい氷の像じゃないですがね」
「何故か、アイスが食べたくなりました」
気配察知で魔物を確認してるが、これだけで死んだか分からないが。今は気配が全部消えるまで、猛吹雪を出し続ける。
「終わりかな」
猛吹雪を止めて、次は風魔法で氷を壊していく。
「・・・・・・・よし、全部殺したな。ドロップアイテムをとりに――――――なにアイスを食べてるんだ?」
後ろを向くと、アリアナ達がアイスを食べていた。メアリーさんはこっちに来て、アイスを渡しくる。俺はそれを受け取る。
「食べ終わったら、回収するぞ」
3人は無言でうなずく。食べ終わったあと、ドロップアイテムを回収して先に進む。
地下88階層。
「次は私がやろっかな」
「珍しいな。アリアナがやるなんて」
「たまにはここで戦わないとね。それ!」
アリアナは風魔法を前に放つ。
「じゃあ行こっか」
「今ので終わり? 冗談だよな」
「ちゃんと終わってるよ」
先に進むと、スケルトンのドロップアイテムが落ちている。回収しながら奥に進むと更に落ちている。
「マジかよ・・・」
「マジだよ」
回収して先に進む。
地下89階層。
「次は私ですね」
アリサは闇魔法で、波みたいに前に攻撃をする。
「終わりましたよ」
「早い。俺より強いから、こんなの当たり前のかよ」
今度はウルフのドロップアイテムだった。それを回収しながら奥に進んで、終わったら下に下りる。
地下90階層。
「では、私ですね」
「メアリーさんは駄目だ」
「はい?」
「うん。メアリー様は駄目だね」
「流石にメアリー様がやったら、このダンジョンが崩壊しそうです」
「・・・・・・・」
メアリー様は無言になり後ろに下がる。代わりに俺が前に出る。
「次は雷魔法だな」
球体を3個か作り前に飛ばす。俺は鷹の目を使いながら見ていると、3個の球体から放電して次々と魔物を感電死させる。
「これは楽だな」
「一体どういう発想?」
「球体の近くにいると、球体から放電して魔物や人を感電死、させてるだけだが」
「恐ろしいですね。あとでやってみます」
「やるのかよ」
殺し終わったら、ドロップアイテムを回収しながら先に進む。




