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285話 霊道


 今度は城下町の方に行く。


「ここにも幽霊が沢山いるな」

「こんなにいると、生活に異常が出ると思うけど」

「見えないし何もしてこなければ、特に問題なく生活は出来るぞ。見える人にとっては辛いだろうが」


「ユウヒさん。あの店に沢山の幽霊がいますよ」


 アリサが指を指している方を見る。


「あーーー、確かに列になってるな。霊道かな」

「「「れいどう?」」」

「霊が通る道だな。詳しくは知らないけど、よく霊が通る道だな」


「それって無断で?」

「そうだな」

「どうにか出来ないでしょうか?」


「無理に閉じると霊が怒るから、基本的には何もしないが一番だな」

「・・・ねぇユウヒ君。何体かこっちに幽霊がくるんだけど」


 アリアナが見てる方を見る。 


「確かに来てるな。何した?」

「ジッと見てたけど」

「それが原因だな。先に幽霊を成仏させるか」


 俺はこっちに来る幽霊に対して、浄化魔法で浄化させる。浄化される幽霊は、どこか嬉しそうな顔をしていた。


「で、何でジッと見るのがいけないんですか?」

「幽霊が勘違いするからな。自分の存在に気付てくれたと思ってな」

「じゃあ、そんなにジッと見ない方がいいんだ」


「そうだな。・・・この際だから歩きながら、やってないけないことでも言っておくか」

「やってはいけない事があるのですか?」

「あるよ。さっき言った事もやってはいけないことだ」


「じゃあ他には何ですか?」

「そうだな。先ずは幽霊がいる所で、モノを拾ってはいけない」

「えっ、何で?」


「幽霊の中で地縛霊がいるんだ。地縛霊って言うのは、自分が死んだことを受け入れられなくって。死んだときにその場から離れないのが、地縛霊だ。で、何でモノを拾うのはいけない理由は。そのモノに居座っているからだ。仮に拾って持って帰ると、一緒についてくるからな」

「そうですか。なら、あれがそうですね」


 メアリーさんが指を指してる所を見る。


「まさにそうだな。成仏してくる」


 俺は少し狭い道に入って、幽霊を成仏する。終わったら戻っていく。


「次は、幽霊がいる場所で弱気にならないこと」

「弱気になると、どうなるんですか?」

「幽霊が寄って来る、最悪憑りつかれる可能性がある」


「それならずっと強気でいればいいですね」

「それはやめた方がいい。ずっと強気でいると、馬鹿にされていると思われる。常に平常心でいた方がいいな」

「幽霊も面倒ですね~~~」


「面倒と言えば面倒だな。次は、幽霊がいる所でごみを捨てたりイタズラをしないこと」

「それ人にやっても怒られるよね」

「全くその通り。これをやったら幽霊も怒る。やらないように」


「他はないんですか?」

「後は・・・。この世界にあるかどうかの話だから、一先ずこれでいいだろう。あ、最後はアレだな」

「「「?」」」


「そもそも幽霊がいそうな場所に行かないことだ」

「「「なるほど」」」


 3人は納得してる。


「おいやめろ!」

「誰か衛兵を呼んできて!!」


 騒ぎか?


「行く?」

「行ってみるか」


 騒ぎになってる所に行く。


「おい暴れるな!」

「この人を押さえろ!」

「何で急に暴れるのよ! さっきまで普通だったのに!」


 どうやら人が暴れてるらしい。


「あれは憑りつかれてるよね?」

「そうだな」

「どう見ても憑りつかれてるね」


「見た事がないですが。憑りつかれると、あんな風になるのですか?」

「初めて見るが、多分そじゃないか? ちょっと成仏してくる」


 俺は人混みの中をかき分けて、暴れてる所いい行く。


「おい嬢ちゃん! 危ないから下がってろ!」


 誰が嬢ちゃんだ?


「人様の迷惑になるので、暴れないでください」


 俺は押さえられてる人を浄化魔法で浄化する。


「――――――あれ? 僕は何を?」

「おい、大丈夫か?」

「あ、はい。大丈夫です」


「いきなりすみませんが。何か出そうなところで物を拾ったりしてませんか?」

「えっ。あ~~~、確か森で昔から置いてあった物を拾いました」

「多分、それが原因だと思います。あまりそういう物は拾わない方がいいですよ、いつか呪われますから」


「う、うん。そうするよ」

「そうですか。では私はこれで」

「あ、待ってください!」


 俺は待たずに、気配遮断を使って人混みの中に入る。そしてアリアナ達と合流する。


「どうだった?」

「何か拾っていたよ。拾った物が地縛霊が憑いていたんだろう」

「危ないですね~~~。拾うならちゃんと浄化してから拾わないと」


「そうだけど。それを拾うのもどうかと思うが」

「・・・・・・ねぇユウヒ君。城に入ったら幽霊っているかな?」

「いるだろうけど。――――――おいまさか、行こうなんて言わないよな」


「言うけど」

「行かないぞ」

「大丈夫だよ! ちゃんと気配遮断を付けてあげるから!」


「それでも行きたくないんだが!!」

「なら、私が姿を消す魔法でも使って入るのどうでしょうか?」

「いやだから」


「よしそれで行こう!」

「そうですね。なんなら、城の中でも探索もしましょうか」

「そうですね」


「行かないぞ」

「ねぇユウヒ君」

「なに?」


「加護のことを喋るよ」

「よし行こうか」

「うん!」


 俺達は城の方に行く。


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