23話 弦が引けない
「・・・朝か」
目が覚めてベッドから起き上る。今何時か分からないが、きっと朝7時くらいだろ。昨日の洗い物は楽だった。浄化魔法で汚れがすぐに落ちるし、体の汚れも落ちる。便利すぎる。
その後風呂に入ろうと、するとアリアナが「いっしょに入ろ~」何てふざけた事を言い出したので。「一緒に入ろうとするもんなら、二度と口を聞かない」って言ったら。土下座して謝ってきた。じゃあ寝る時はどうしたのかって言うと、ほぼ同じ事を言ったら。また土下座して謝ってきた。後、制御魔法で髭を、永久的脱毛出来るかなって思って試してみたが。何と出来てしまった。これで一々髭を剃らなくてすむ。
「机の上に置いたプランターは、・・・昨日より更に成長してるな。まだ収穫には程遠いが」
プランターを空間の中に入れて、ついでにスクールバックも空中の中に入れる。リビングに行こうとしたら勢いよくドアが開いた。
「おっはよーユウヒ君。今日も清々しい朝だね」
朝から元気だなアリアナはっと思い挨拶を返す。
「あぁおはよう。勢いよくドアを開けるな、壊れるだろ」
「加減してるからドアは壊れないよ。それよりユウヒ君、今日はどうするの?」
「今日は武器を使って、スキルを覚える。後は耐性スキルのレベルを上げる」
リビングに行こうと思ったが、特に行く必要は無いから。一度トイレに行って外に出よう。
外に出て、先ずは土魔法で机と椅子を作って机の上にプランターを置く。今回は魔法で作った武器で戦う事が出来るように特訓をする。砲台モドキを起動させて、離れた場所で特訓する。火耐性を所得したおかげなのか、昨日より熱くはない。アリアナは邪魔にならないように椅子に座っている。アリアナから「情報隠蔽でステイタスを隠蔽しておけば、勝手にスキルレベルが上がって、特定の場所を隠蔽が出来るようになるよ」って言われてので、常に発動させておく。
先ずは試しに弓でもやってみるか。
氷魔法で左手に弓を作る。弓を作るのはいいけど、弦は引けるのかって話だが。これもイメージでちゃんと引けるようにしている。
「よし出来た。何処からどう見ても普通の弓だな」
「氷魔法を使ってる時点で、普通の弓じゃないよ」
「いいんだよ」
構えて先ずは弦を引いて・・・。あれ、弦が引けないぞ? 何故だ。まさかイメージ不足だった?
「ふんっ!」
弦はびくともしない。いくらやっても全然弦を引く事が出来ない。
「ハァ・・・ハァ・・・。そ、そうだよな。いきなり弦が引ける訳ないよな」
時間をかけて弦を引くか。




