14話 食料どうしよう
転移魔法で家の外に戻る。アリアナは何処にいるか探していたら、後ろからトントンっとされた。後ろを見るとアリアナがいた。
酷いよユウヒ君。私を置いてどっかに転移する何て。転移するなら私も一緒に連れて行ってよ。・・・見てる?
「あぁ見てるよ」
青ざめながら言う。
「ちょっと、とんでもない化物を見てしまってな」
ふ~ん、どんな化物?
「幻獣バハムート」
あぁ、あの巨大な魚ね。そんなに化物とは言わないよ。
「巨大な魚扱いかよ・・・」
だってただの魚だよ? 私でも倒せるよ。
「アリアナでも倒せるとか、アリアナってかなり強いんだな」
惚れてもいいんだよ。
「人型じゃあないのにどうやって惚れるんだよ」
俺は呆れた顔でアリアナを見る
・・・人型になったら惚れるの?
「アリアナが人型になっても惚れないよ。そもそも俺は人が苦手だ、その中で女が最も苦手だ」
私は人じゃあないけど。人に擬人化しても意味ないから、魔族やエルフ族に擬人化して・・・。あれ、人型に擬人化する時点でもうダメじゃない?
「お、よく気付いたな」
もしかして、ユウヒ君特殊性癖?
よし燃やそう。
俺は右手で指を鳴らした。その瞬間、アリアナは燃え始めた。
「本だからよく燃えるなぁ。多分この程度は死なないと思うけど。そうだ、今のうちに必要なスキルを創作しておこう」
アリアナが燃えてる最中、俺はスキルを創作した。
≪言語翻訳の創作に成功しました≫
≪情報隠蔽の創作に成功しました≫
≪リミッターの創作に成功しました≫
≪スキル削除の創作に成功しました≫
≪状態異常無効の創作に成功しました≫
≪パラメータ吸収の創作に成功しました≫
何か1つとんでもないものが創作したけど、気にするな。そろそろ腹減ったなもう昼飯の時間か? あ、食料どうしよう。魔法の事で頭の中が一杯だった! とりあえず昼飯は抜きだ。でも明日の分が無い・・・。
食料をどうするか考えていたら。小さい音だが何かの音が聞こえた。もし人だったら色々面倒なので、俺は音がした方に行く。音がした方に行くと家の裏の方だった。結界の外でジタバタしている兎がいた。
「あれ兎か? しかも角が落ちているし」
兎モドキを見ていたら、後ろからトントンっとされた。後ろを見ると、先ほど燃えていたアリアナがいた。
あれはホーンラビットだね。角は折れているけど。
「異世界定番のホーンラビットか。で、やっぱり生きていたか。あの程度では燃え尽きないよな」
勿論あの程度では燃え尽きないよ。
「まぁレベル差があるから、あれくらいじゃ」
話を戻すけど、食料が自ら来るなんて運がいいね。
「あれ通ろうとしたら、結界にぶつかっただけだろ」
どうあれ、明日の朝ご飯は確保できるよ。
「そうだな。殺す前に鑑定するか」
・・・あれ、何で普通に「殺す」って言ってるんだ? まぁいいや。
〈名前〉 ホーンラビット
〈種族〉 魔物
〈年齢〉 5歳
〈性別〉 雄
〈状態〉 普通
〈レベル〉503
〈体力〉 1003/1003
〈魔力〉 1/1
〈攻撃力〉363
〈防御力〉254
〈魔攻〉 1
〈魔防〉 340
〈俊敏〉 451(425)
〈運〉 3
〈スキル〉
気配察知5/10 俊敏強化3/10
〈特殊スキル〉
限界突破
〈固有スキル〉
なし
〈加護〉
なし
「バハムートを見た後だから、まだ可愛く見えるな」
とりあえず避けられなように、地面に埋めるね。
一体何言っているんだと思い、ホーンラビット方を見る。すると、ホーンラビットはみるみる地面に埋まっていった。
「――――!」
「首だけ残したな。それにしても鳴き声とか聞こえないな。もしかしたら、結界の中にいると大きな音じゃない限り聞こえないのか?」
アリアナの方に向く。
じゃあ殺そうか。あ、普通には殺せないから。殺す方法を考えた方がいいよ。
「待って、これ殺したらレベルが上がるよな?」
まぁ上がるね。
「レベルが上がる前に、初期のステイタスをノートに書いておこう」
お好きにどうぞ。
走って家に戻り2階に上がり私室に入る。机の横にかけてある、スクールバックからノートと筆箱を出す。筆箱からシャープペンシルを取り出して、ノートに自分の初期のステイタスを書き残した。家から出てアリアナがいる場所に戻り、ホーンラビットを見る。
「まだ首をジタバタさせているな。さて、どうやって殺すか。今の俺は最弱だから、物理も魔法もほぼ効かないだろう。・・・これならどうだ?」
俺は右手の平にホーンラビットの首が、すっぽり入る水の玉を作る。水の玉を持ってホーンラビットの首に、目掛けて水の玉を投げる。
「!!!」
「よし、すっぽり入った!」
ホーンラビットは水の玉を振り払おうとするが、前足が地面に埋まっている為。振り払うことは出来なかった。
「当ててダメージを与えずに、口と鼻を覆えば窒息させる事は出来る」
あれ、氷魔法で顔を凍らせばよかったのでは?
5分経ったら、ホーンラビットは息絶えていた。水の玉を消して、アリアナにホーンラビットを地面から出すように言う。
「お、おぉ頭が痛い」
急に頭が痛くなり始めた。
それはユウヒ君がレベルが上がったからだよ。普通頭が痛くならないけどね。
「そうなると。俺は大分レベルが上がった事になるな」
ステイタスの確認は後にして。ホーンラビットを回収して、家の表の方に戻る。
「次は解体だけど。魔物の解体どころか、動物の解体すらやった事がない」
私が教えるよ。
俺はアリアナに解体を教えてもらいながら、ホーンラビットを解体をする。
「初めてやったから、皮ボロボロだな」
氷魔法で作った氷のナイフで解体したのが悪かったのか? それとも俺の技術不足なのか。多分後者の方だな。
「肉も少しボロボロだけど、焼いて食うから別にいいか。とりあえず、凍らせて収納しておこう」
ボロボロの皮なんて使い道がないので、その場で燃やす。




