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遅い愛の告白を

作者: 柳原

昔は花が咲くように笑ってくれた

今は諦めた目でこちらを見ている

何故?

愛想がつきた

嫌いになった

色々あると思う


貴方の気持ちを考えてあげられなかった

俺が死んだら何も出来ないよ

冗談?

いや、冗談じゃない

貴方は本気で言ってたの


多分貴方が死んでも私は悲しまない

貴方のことを愛してる筈なのに

貴方のために何かしようとは思わない

本当は愛してないの?

貴方は私のことを愛してますか

自分の気持ちが分からない


私は人間関係で

貴方は仕事で

同じことを繰り返す日々

まるで壊れてしまった人形よう

直そうとしても技術をもってない私は

さらに壊してしまう

大事にしてたのに

いつの間にかヒビが入ってたんだ


今更後悔しても遅いことは分かってる

だけど思うの

貴方を私の手で笑わせてあげたかった

こんな思いを知ったら

あの人は笑うだろうか?

それとも怒るだろうか?

自分を変えたい

心の中で思うだけの私

過去に戻ってやり直せないだろうか

そんなの現実では起こり得ない

分かってる


神様がいるっていうなら

あの人の幸せを

祈ってみよう

だけど

祈ったって叶わない

分かってる

分かってるんだ

私の神様は私に呆れて

何処かへ消えた


もし貴方が笑って暮らせるというのなら

私は今すぐに死んだってかまわない

なんてありふれた台詞

最後に一回だけ

貴方が幸せに笑っている姿を見て

成仏させてください

嬉しいけど悲しい

矛盾してる気持ち

貴方は私が消えたら笑ってくれますか


貴方がどこか手の届かないところへ行く

それを考えただけで悲しくなる

本当はわかってるんだ

だけど私にその資格はない

貴方を悲しませてきた

この事実が重い


きっとこの世界とさよならする時に

悲しくなって

虚しくなって

心が締め付けられて

やっと言葉に出すんだろうね

私は貴方のことを

愛してたって


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