1 深い海の底で
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水中着底中 1日目 自機標準時1528 水深1000m
領域不明
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昏く深い闇の底。
「……」
狭い、苦しい、だが身体には何も感じない、何か聴こえてくる、人の声ではない……
誰かが呼んでいる、誰の声かわからない……
何かの音が鳴り続けている、何だ、そっとしておいてほしい、まだ眠らせてくれ……
そこで猛烈な頭痛が襲い意識を取り戻した。しばらく何もできずに唇を噛み締めていた。
血の味が苦い、どうやら生きているようだ。違和感を感じる、意識が散り散りになりながらも鮮明であるかのような……
目を開けるとそこは暗闇であった。
ここはどこだ……?
もっと重要なことがあった気がする。思考がまとまらない、身体を動かそうとすると何かに遮られ思うように動かない。
やがて少しづつ意識が鮮明になってきた。物凄いストレスを受けたのか冷や汗だらけであった。だが自分の身体に触れることができない。
何かに拘束されているのか。自分の身体を覆う何かに。
自分……?自分は……誰だ?
意識は鮮明なのに混乱しているのか?そうだ私はアインだ、アイン・ミカムラだ。
アイン・ミカムラは何者だ?
アイン・ミカムラは軍人だ。男性、27歳、少尉に任官したばかりの。そして……なんだ思い出せないぞ……
まさか記憶が繋がっていない、のか……?
もっと考えてみよう、どうして少尉になれた?耐重力試験の結果が良かったからだ、そして重力機搭載パワードスーツTASのテストパイロットになった。よしここまではいい。
重力機?どうしてこんな言葉を知っているんだ、重力機とはなんだ?……わからない。
そこまで考えていると真っ暗だった視界にひとつ灯りが点いた。そこから周りがうっすらと明るくなって同時に息苦しさが消えていった。
「アイン、意識が戻りましたね、まずワタシから報告する前に補給することをお勧めします」
「!?」
なんだこんな狭いところに自分以外の誰かがいるのか?誰だ?そうだ冷静にならねば、女性の声だ、合成音声のような聞こえ方をする……合成…人工音声…?
人工知能!そうだ、これは人工知能の応答音声だ!そうとわかれば尋ねれば答えが返ってくる。人工知能は知識の宝庫なのだ。
「あ、あ……ム…」
いきなり発声しようとして喉が掠れてできないことに気付いた。そこへ口元に向けてストローが伸びてきた。私はそれに咥えついて吸い上げると水が口の中に広がる。急いで飲み込んだがなんとか咳き込まずにすんだ。喉に潤いが戻って私はひと息ついた。
「ああ、よし大丈夫だな、君は人工知能か?」
「はい、アイン、ワタシはPMD E-inter社製 CAESAR-Ⅳ型 TYPE-Fの女性型支援補助人工知能です、なぜそんなことをお聞きになるのでしょう」
「そうか、いや、私はアイン、で間違いないのだな、どうやら記憶が途切れ途切れで整理がつかない、なにか君の知っている私についての事を教えて欲しい」
それを聞いたAIは一瞬沈黙したあと、
「アイン・ミカムラ、27歳、航宙基幹軍特殊化装備科所属、階級は少尉、TAS-X-37G 2号機正式搭乗員として登録済、出身は環太平洋東亜連合日本州、身長は178cm体重は80kg、士官学校卒業時成績は390人中390番目…」
どうやら私のプロファイルを順に読み上げてくれている、いくつか欠けていた自分の出自の記憶がそれで思い出せた。Caesarは私の履歴を読み上げたあと、
「アインの生命活動センサーに異状はありません、脳波が乱れている形跡はありますが許容範囲です、なにか大きなストレスを受けたとすれば、75000秒前に起きた事故です」
事故…?なんだ、事故があったのか?私はすぐにその事について尋ねた。
「君の知っているその、事故というのはいったいなんだ?今わたしがここにいることに関係しているのだろう?」
「アイン、ワタシのことはCaesarとお呼びください、わかりました、緊急対応プログラムに基づきアイン少尉が現在精神的ストレスの影響で記憶障害が起きたと判断します、当機の安全確保と搭乗者アイン少尉の生命維持を優先しつつ現在の状態について報告します。それをお聞きになられて思考の整理を行ってください」
「了解した、Caesar、なんと言ってよいか、迷惑をかける、君が頼りだお願いする」
私はほとほと参っていた、運動しているわけではないのに疲労感がおしよせてくる、精神の不安定さが身体にも影響を与えているのだろうか。
「これは確かに普段のアインの言動パターンから予想できない応答です、お待ちください、DBから情報検索、段階的にお伝えします」
AIも驚くことがあるのだろうか、少し声色が変わったような気がした。まもなく頭の上にあった半球状のバイザーが音もなく私の目の前に覆いかぶさってきたあとCaesarの声がした。
「それではアイン、お伝えします。現在直接な脅威は周囲に存在しません。そしてアイン・ミカムラ少尉とワタシことCaesar、1名と1機合わせてこれからは当機と称します理由はあとでご説明いたします。当機は現在水深1000mの海底と推測される場所に着底しています」
ここは深海だったのか……ん?しかし今私は元気に生きている。普通は水圧で潰れて魚の餌になってしまっているはずなんだが……
「Caesar、待ってくれ深海1000mなのにどうして私は生きていられるんだ?それにこの動きの取れない状態はなんなのだ?」
矢継ぎ早に質問を浴びせる私にもCaesarは冷静に応えてくれた。
「はいアイン、ご質問ごもっともです、その2つのご質問にお答えすることに併せて先ほどの事故との関連性を加えてご説明いたします」
そう云われ口を閉じた、どうにも記憶障害が心理状態を不安定にさせているらしく落ち着こうにもなかなか果たせないのだ。
「最初に申し上げた事故についてですけれどもアイン少尉は軍人として当機の搭乗員として登録されています。そして当機はTASTactical-Armored-Systemと呼称されている実験機として開発されました」
「……」
「実験機というものは要求された性能を兵器が満たすかどうか試験するための機体です。まずここまではよろしいですか?」
私はなんとか理解できた。少し頭がキリキリするがCaesarに続けてくれと促して次の説明を待った。
「TASは人型の大きさ2mほどの機体で宇宙空間や極限状態で搭乗員を生存させ活動させることを目的としており、アインはそれをよろいのように身体を覆って装備しています」
ずっと感じている閉塞感、さらにこの圧迫感はそのせいなのか、しかし深海で私は生き続けていており精神的にはともかく、肉体的にはまったく問題が発生していない、TASとやらの性能に感心し感謝した。
「続けます、TASはここより上空のはるか20,000km以上離れた宇宙空間で多様なテストを行っていました。テストにおいては当機は2号機として1号機と共に宇宙空間内で一定の距離を離れてテスト行程を終盤まで終えようとしていました。当機はトラブルを起こして移動困難となっていた1号機を救援し、1号機を曳航して基地に帰還途中に原因不明の事故に遭い、現在に至ったという経緯となります」
それを聞いた私はどこか覚えのある男性のことを思い出しそうになる、誰だったか…いつも滑稽で突拍子の無いことばかり云っていて笑いを絶やさず私のやることに注意を払ってくれ私がミスをしてもその原因と修正点をすぐに分析してアドバイスしてくれるとても優秀な……思い出そうとする私にCaesarの声は続く。
「1号機の安否は現在のところ不明です。同搭乗員であるグレイ少佐も同じく安否を確認できていません」
「そうだ、少佐だ!思い出した。あれはテストもほとんど終わって基地に戻ろうとした途中で凄い震動が起きたんだ、思い出した、それが事故だったのか!ああ!最後に少佐がなにか叫んでいたな、そして私はひどい吐き気がしたとたんに気を失ってしまったか……ともあれほとんど思い出せた、助かったよCaesar」
「それはなによりでしたアイン、他に断片化障害が発生しているところはありませんか?あれば逐次情報を提示いたしますのでお申し付けください」
「もう少しTASについて聞きたい、それにここが海底だとしてどうやって宇宙空間からここまで来れたんだ?そして事故が起きたのに私やCaesarが何の被害も受けていないように見えるのだがそれはなぜだ?」
「TASについてはこれからヘッドマウントディスプレイ、通称HMDに図解情報を掲示しながらご説明いたしますご覧ください」
Caesarがそういうと目前の透明な保護球体に三次元図が投影されていく、
「この図面が現在アイン少尉が搭乗しているTAS-X-37G 2号機の三次元投影図になります、頭部、上体部、腰部、股間部重力機主機、そして左右操作作業用アームは腕部と脚部に1対づつ、最後に背部補助主機および兵装格納スペースの各部に機能が分担されています」
「TASは各部装甲板に覆われ関節部にはメインおよびサブシステムに直結した倍力駆動装置が装備され倍力効果により少ない力で大きな力を発生させることが可能です」
そうなるとこの身体を動かせない状況をパワーアクチュエイターでなんとかできそうだな、説明が終わったらすぐにやってみることにしよう。
「先ほど説明した内容と重なりますがTASの装備は深海はもとより宇宙空間で活動可能な耐高圧および耐電磁波、さらに摂氏マイナス200度プラス6000度まで遮断する遮熱フィールド、さらにメインシステムとサブシステムには250時間分の圧縮空気が装填されバックパックには150時間分の活動用補給物資が格納されています」
つまり私がこの深海で無事なのもTASの性能が十分に発揮されているからか、よし理解できた。しかし別の疑問が……
「質問いいか、TASが優秀な性能で私を守ってくれたのは解った、けれども事故が起きたのだから何か損害があったのではないかな?」
私の疑問にCaesarは即答する。
「はいアイン、仰るとおりです。損害係数としては大きなものですが本機の活動を妨げるものではないため優先順位が低くなっていました。本機の主機である重力機は現在緊急モードを経由して休止状態です。大きな欠損もないため支障があるとは考えにくい状況なのですが、稼働不可能な現状です。当然ながら発電活動が停止しているため本機の駆動は現在充電池のみで行われています。充電池の残電量は豊富で現在96%です」
主機が動かずに充電池だけで動作している状態……充電が切れると大変だな、黙っていても消費するものだろうしいずれにせよ充電する方法を知る必要があるだろう。
「主機を含まない発電方法はないのか?あったとしてそれはどうすればいい?」
「主機以外の充電方法は太陽光発電パネルをバックパックから展開し最大0.002%毎時で充電可能です。ですが現在地での展開を行った場合は光効率ゼロのため充電はできません」
早いところこの状況を変える必要性がある。今後の目的が増えたな覚えておこう。
「そうか、わかった。ところで今この現状を私が所属している軍は把握しているのだろうか?」
「それについては非常に残念ながら把握されていないと判断できます。2時間ほど前から全周波数帯での電波通信を発信していますがその全てに応答がありませんでした。従って当機は現在孤立状態です」
孤立か、良い状況ではないがこの海底に居ることが障害になっている気がする。海面まで浮上することが出来れば解決するだろう。
「では続けます、前の質問に戻りますこの海底に到達した経緯ですが、大変残念ながら空間用羅針コンパスの記録が遭難時より途切れており不明です。観測されたデータに基づくと当機が突然海中に現れたという分析結果が出ています」
そんな不思議なことがあるものなのか、AIは誤認することはあっても嘘は吐けない、だから事実なのだろう。私は現状への対応を優先的に考えるのが重要だと思いその事は気にしないことにした。
「おおよその状況と今後の解決事項が理解できた、ありがとうCaesar、では最後の質問だ、先ほどから私はこの状態で少し体勢が辛い、すぐにこの動けない状態から抜け出せないか?」
「当機は現在最小範囲で海底の泥中に嵌っている状態です。ロケットモーターを稼働、もしくはアインのマニピュレーター操作をパワーアクチュエイター補助で行えば脱出は容易であると推測されます、よろしければすぐに準備いたします」
「すぐに頼む、どうにも斜め状態で立ち続けるのは気分が悪い」
「了解しましたアイン、早急にというご要望でしたらロケットモーターが最も短時間で脱出することに適しています。ですがロケットモーターの残燃料量は30%を切っており今後の活動での選択を狭めることになる可能性があります、従ってマニピュレーター操作での脱出をお勧めします」
確かに気分がという状況ではないか。常に行動予測の先を考慮した運用が必要だ、ここはCaesarの勧めに従おう。
私はそう考えて暗い深海の底で両腕を繰り出して泥をかき分けるようにして除けていく。
重い泥の塊を難なく除けるパワーアクチュエイターの補助は効果を発揮し数分で機体は完全に露出する。
海底の底に立った私は周辺を見渡してみるが、闇、そして闇で何も見ることはできない。
目視で索敵出来ないのであればこのTASの機能でそれが可能だろうか、私はCaesarに尋ねた。
「Caesar、索敵装備はTASに実装されていないのか?あるのならば全ての索敵装備で周囲一帯をスキャンしてもらいたい」
「了解しましたアイン、当機には海中で使用可能な温感センサー、および3次元音響センサーに加えて流体偏差感知センサーが装備されています。ただちに全周スキャンを実施し報告します、スキャン開始」
HMDに映しだされている機体周辺状況を表示させる場所が目まぐるしく色を変えていく。1分も経たない内に結果がレポートされてきた。
「アイン、全周走査実施完了、報告はHMD表示のみまたは音声報告をお望みですか?」
「両方で頼む、それと早急に浮上準備だ。海面に到達したら電波通信を再び試そう、ここに長居するつもりはない」
私はそう言ったがどうやって浮上したものか。そうか圧縮空気があった、それで浮力を稼いで上を目指そう。
「Caesar、圧縮空気で浮力を得ることができるか?加えて脚部マニピュレーターをアシスト付きで水を蹴って遊泳浮上する、準備してくれ」
「了解しましたアイン、圧縮空気を一部気化させて急速浮上を試みます。なおTASの耐圧仕様は減圧の必要がありませんので極めて短時間で浮上することが可能です」
Caesarの返答が終わらないうちにTASの機体に浮力がかかり始める。私はそれを感じ水を脚で交互に蹴って浮上を開始した。
視界は真っ暗であったけれどもあまり気にはならなかった。
そうしている内に深海の闇が少しづつ晴れ、明るくなってきていた。
合わせて私の暗くなっていた気分もいくらか明るくなってきたことが油断を産んだのかもしれない、周囲への警戒が疎かになっていた。
その巨大な影は私のそばを物凄い勢いで通り抜けた。3次元音響センサーを確認する。その影は……
「アイン、報告します、全長12mほどの魚類と推測されます、当機を捕捉した海中機動で周遊中です、戦闘準備」
Caesarが脅威と判定した。私は覚悟を決めなければならない。
困ったことに私には実戦を経験した記憶がない。
さすがに失禁して自失したりはしないがHMDに表示されている私の生体監視センサーは強度の緊張下に有ることを示していた。すぐに有用な装備を選択しなければ。
私はCaesarに指示を出す。
「Caesar、深海域で有効な武器を提示してもらえないか、それと簡易に扱えるのが欲しい」
「わかりましたアイン、背部電磁砲での自動迎撃をセッティング中でしたが必要ないですか?」
「レールランチャ?簡単なのか?」
「バックパックより砲身が展開し左肩部に固定されAIによる自動目標捕捉後、AIまたは搭乗員による制御で高エネルギーの電磁力が弾頭を発射し攻撃する兵装です。高い破壊力があり、命中しない場合でも衝撃波の伝播でダメージを与えることが可能です」
「そんなものがあるのか、しかしそれは少し問題がありそうだ、本海域が属する政体がわからない以上発見される危険があるだろう、別の装備にしよう」
私は少しづつ記憶を取り戻しているうちに重要なことのひとつを思い出した。ここ、否この海の領域は地球のどの政体に所属する領海なのかということだ。
友軍または同盟している政体に属しているのならまったく問題ないのだが、そうでない場合、例えば敵性政体の領海だった場合、先に述べたレールランチャなどの高破壊力高エネルギーの兵装を使うと深海でも発見拿捕されるおそれがあった。だから今回に限ってレールランチャは適していない。
「アイン、MB-14電磁銃モードでの迎撃が消費エネルギーエネルギー放出量共に少なく効果的です、ただし照準法がマニピュレーターおよびパワーアシストによる半自動照準のみですが」
Caesarが次点の兵装を提示してきた。私はこれに決めた、時間がないのだ。
「よし、時間がない、それにしよう、それでMB-14というのはどこにあるんだ」
HMDの機体ステータス表示上に腰部の場所が点滅している、ここか。
腰部アタッチメントから長さ30cm太さ3cmの筒を取り出した。これがMB-14か。
最初の遭遇から2分経っていた。
私はMB-14を抱え安全装置を解除、発射待機状態にした。弾薬の装填は既に終わっている。
3次元音響センサーは立体的に私と襲撃者の位置取りを示している。
射撃方法はわかったが命中させる自信はない、だから可能な限り近距離で射撃しなければならない。
私はふと気付き、襲撃者の居ない方角へ向けて試射した音もなく鈍い衝撃を放ち初弾が発射された。
よい判断だった。曳光弾が初弾で入っていたのだ。これで電磁銃のおよその射程が判明した。
私はこの時運が良かった。
3次元音響センサーの映像に彼我の位置とMB-14試射で採取した射程データが反映された。
Caesarの音声が私を補助するため攻撃の時を告げようとしていた。
「アイン、射程まで5秒、4、3、2、1」
私は照準を既に合わせていた、実に絶好のタイミングだ。
ロックオンされた襲撃者に向けてマニピュレータアシストで的中する射撃体勢を取った瞬間に射撃が終了した。
はじめての実戦射撃を行った瞬間私は緊張のあまり失禁したかと錯覚した。
跳ね上がった心臓の音が耳に残っている。数瞬後手応えが有った。
私はおそらく手傷を負ったであろう襲撃者を追跡した。やがて黒い影だった襲撃者の姿がおぼろげながらに判明する。
それは巨大なサメであった。だが私はこのような海中生物を実際に目の当たりにしたことは無かった。
Caesarが持っているDBから検索引用したところ原生海中生物に該当する種はないという結論になった。世紀の大発見なのかもしれない、だが私は学者ではなく軍人だった。調査は優先されない。原隊復帰が最優先任務である。
「急ごう、こんなところに長居するものでない、しかし身体が重いな」
「はいアイン、戦闘はバッテリー消費が通常時に比べ平均50%増です、現残量92%、アシストレベルをあげますか?」
私はパワーアシストレベルを上げてもらい再び水を蹴りだして海上を目指すことにする。
いまだ暗い海中を中世の甲冑の如き影がバタ足で浮上していく……
そして20分後深海から脱出した私は海面に浮上した。
そこは月光に照らされた深夜の大海原であった。
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MB-14……短中距離戦闘用2mm電磁銃を内蔵した汎用武器、近接格闘戦用オプションも存在する
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