第4話 それ!アタシの推しなんですケド...
登場人物紹介
春山晴美 怪盗シャルミーネ、天然怪盗
夏川奈津子 怪盗シャルミーネ、晴美のバディ
秋谷明江 シャルミーネの道具開発者
冬間富由実 怪盗シャルミーネ
水島美貴 警視庁捜査二課刑事、バディ百合子
阿部百合子 警視庁捜査二課刑事、バディ美貴
山田剛 二課長、通称デカ長
早乙女千鶴 怪盗セイレーン、バディ蘭子
長谷川蘭子 怪盗セイレーン、バディ千鶴
長谷川瑠璃 怪盗セイレーン、蘭子の姉
西園寺孝彦 セイレーンの道具開発者
小説家ひろーら コレクションが凄いらしい...
*登場する全ての名称はフィクションです。
「さあ、準備は整ったわ。このゲームは敵も味方も無い、完全な個人戦よ。誰が好きなアクスタを手に入れることが出来るかの真剣勝負だからね。」
「アクスタ争奪ウノ勝負の始まりだぁ!」
「ちょっと待ちなさいよ!」
ドアが開いて誰か入って来る。
「あれ?あきちゃん、どしたん?」
「どしたんじゃないわよ。晴美、アンタアクスタもらってくるねー、とか言ってどんだけ時間かかってんのよ。」
千鶴がハテナな顔で、
「あのー、どちら様ですか?」
「えっ、アタシ?アタシはシャルミーネの道具開発してる秋谷明江ですけど。」
「みんな、あきちゃんって呼んであげてね。」
明江が呆れた顔で晴美を睨む。
「大体怪盗が揃いも揃って、なにウノやってんのよ。早くアクスタ持っていくわよ。」
瑠璃がキッと立ち上がる。
「あきちゃん、このアクスタが欲しければ勝負に勝つことね。ウノの勝者以外誰もアクスタを手にすることは出来ないわ。」
明江は不敵な笑みを浮かべ、
「この私にウノで勝負とは...、あなたも甘いわね。」
「あきちゃん、ウノ強いのかなぁ...。」
千鶴は心配そうだ。
瑠璃がカードを配り直す。
「では、あきちゃんを入れて7人で勝負といきましょうか。」
ついに始まる史上最低の怪盗対決!
「そういやさ、アクスタ8種類あるけど、なっちゃんお気に入りとかいる?」
全員奈津美を見る!
「えっ?アタシの推し?うーんどうかなぁ...。はるちゃんは?」
「アタシはネコミちゃんなんだ。」
千鶴が晴美に詰め寄る。
「ナニ、アンタもネコミ推しなの!」
「千鶴ちゃんもネコラーかな?」
「当たり前じゃない。今トレンドはネコラーよ。」
意気投合する2人。
「やっぱネコラーはいいよね。」
「ネコミしか勝たん。」
瑠璃がカードを出しながら話す。
「はるちゃんと千鶴はネコミ推しとして、他のみなさんはどうですか。」
なっちゃんが手を上げる。
「アタシ、シバキョン!蘭ちゃんは?」
「私は凛ちゃんかな...。あきちゃんはどうよ。」
「あっアタシ?アタシはアズサ姫に決まってるでしょ。アズサ姫しか勝たん!」
瑠璃は富由実を見ながら、
「ふゆ姉さんはどうかしら。」
「私はフレアね。シーズン2の師匠って言うのもいいじゃない。そう言う瑠璃ネエは?」
「私は涼華かな。何か学園って面白そうじゃない。」
「ああ、七不思議ね。あれいいわよ、ミステリーって。そうだ、みんなの推しが違うなら、好きなアクスタ持っていけばいいんじゃないかしら。」
「いいわね、ふゆ姉さん。みんなはどう?」
あきちゃんが立ち上がる。
「では、確認ですがなっちゃんはシバキョン、蘭ちゃんは凛ちゃん、ふゆ姉さんはフレアで瑠璃ネエが涼華、で私がアズサ姫っと。はるちゃんと千鶴ちゃんはネコミでかぶってますね...、どうしましょう。」
晴美は千鶴を見る。
「千鶴ちゃん...同じネコラーだけどアクスタは譲れないよ...。」
千鶴も晴美を見て、
「はるちゃん、うちらネコラーは時として勝負する必要もあるんよ。」
あきちゃんがみなを見渡す。
「どうでしょう、推しが被らないみなさんはそれぞれ自分の推しにして、被った2人の勝負としては?」
千鶴が頷く。
「はるちゃん、勝った方がネコミ、負けたらサクラ姫ってことでどう?」
「うん、いいよ千鶴ちゃん。何で勝負する?」
「ジャンケンよ、一回勝負のね。」
晴美と千鶴が向かい合う。2人の気迫が凄い。
「じゃ、やりますか!ジャンケン...。」
「ポン...!うっ、負けた...。」
晴美はグーで千鶴はパーだった。
瑠璃がネコミのアクスタを千鶴に差し出す。
「やりましたね、千鶴。」
しかし、千鶴は晴美にネコミアクスタを渡す。
「ん?どしたん?」
「はるちゃん、これはアンタにあげるよ。同じネコラー仲間ってことで。」
「千鶴ちゃん、ネコミアクスタは勝った人のもんだよ...。」
「ネコラーには勝ち負けなんて無いのさ。あるのは友情のみ、違うかい?」
「そうだね。ネコラーは友情・努力・勝利だもんね。」
「それは...ちょっと違うかな...、でもまた会ってお茶したいな!」
リビングでお茶しながらウノをする7人。
その時刑事2人も起きる。
「ん?ここどこ?」
「美貴、怪盗捕まえるよ!」
7人は全員立ち上がり、瑠璃が前に出る。
「あらあら、もうお目覚めかしら刑事さん。ではみなさん、本日はこれにてお開きにしましょう。」
怪盗たちは帰ってしまった。
リビングにはアクスタが1つだけ残されていた。
「ねぇねぇ、百合子...これ...。」
「何よ、美貴欲しいの...。」
頷く美貴。
「やっと静かになったかい。」
「ひろーら先生。」
「みんなアクスタ持っていったようだね。」
「すっ、すいません先生...。これしかありません...。」
「なんだい、リンゼの人気はないのかね。まあいい、アンタこのアクスタ欲しいんかい?」
「はい...、いっいや...大丈夫です...。」
「これ1個だけあってもしゃあないよ。アンタにあげるからさ、持って帰りな。」
「せっ、先生!いいんですか。」
「まあ、あいつらがまた来る時は頼んだよ。」
第5話 予告
遂に始まる怪盗VS刑事の全面対決!
シャルミーネ&セイレーンの怪盗チームに美貴と百合子は勝てるのか?
次回 「怪盗たちの晩餐会・前編」
やっとお開きになったよ...バカ騒ぎ。
さあ、次回から最終エピソードだね。
(やっとシリアスモードになるな...)
ラストいくよー!




