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履修したらそれは最後、もう戻れない・・・なぜならそれは必修だから

私の作品を見つけてくださりありがとうございます

海外の有名私立ドラゴンバレー学園に入学が決まって3か月...僕はイタリア語を勉強していた。高校で習わなかった新しい言語...未曽有の語法...rを舌を巻いて発音しなければならない独特な言葉...でもそれがいい。英語は受験で使い物にならないくらいに勉強していなかったからか単語帳が折れても色褪せても、言わば新品同然のような永い眠りについていたかのようなそのような具合だった。だがこれから使うのは英語ではない、イタリア語だ。いつか英語を使うから、グローバルな社会だから、そういって無理やり勉強させた先生たちは一体なにをそんなに頓珍漢なことをつらつらと述べていたのか。今の僕にとって英語が全く必要ないのは火を見るよりも明らかだ。今後の義務教育は外国語を履修しなくてもいいような気までしてくる...そんなことを考えていると飛行機がついた。


海外というのはなんて素敵な世界なのだろうか。窓から差し込む光、レンガが敷き詰められた緋色の道路、内気な日本という国では起きえないだろう活気。原理的、物質的には祖国で見た景色と一緒だろうが、そのすべてが異なって僕には見えていた。日本人だから内向的であまり話しかけてこない。そう思われるのだろうが僕は違う。これからは新しい自分に出会うために、新しい人生にするために勇気と故郷で学んだイタリア語を携えて道を歩いていた短髪の大柄な男に話しかけた。


「ciao」自信満々にそう話しかけたそのネイティブによせたその発音の言葉への返答は大柄の男から返ってくることはなかった。彼からしたらただの観光客が急にネイティブな発音で挨拶をするのだからそれは驚愕することだろう。そうなのであれば会話のキャッチボールが返ってこなくてもおかしくない。彼からすれば吹奏楽部から急に130km台のスライダーを投げられているのと同じだからだ。捕れるはずもない、それがメジャーを渡りぬいた優秀なキャッチャーでもだ。僕は再度彼に同じ「ciao」という言葉を投げかけてみた。


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