④ 鹿児島
「あゝ、もう武士の存在などいらんだがね。ママ、焼酎はあるかね?ワシは薩摩の出身ばい」
「あら、そうですかササラさん。ごめんなさい薩摩の芋はないんですけど。奄美の黒糖焼酎が入ったんです」
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ハミルENのササラとテンがH BARを訪れた
ママのカシスがカウンター越しに応対した
昨年、2024年10月14日に突貫的な開店をして以来メニューも少しずつ整えカクテルに加えて、ビール、日本酒、焼酎、ワインなどのお酒も僅かながら銘柄を揃えていた
「あいがて」
奄美の黒糖焼酎ロックとチェイサーに水、かりんとう3つ、
カシスがササラへ提供した
「テンはどうすっと」
「わらわは、いとまどいし。なかなか、ビールを欲し給う」
ササラは江戸武士のキッスクで、殺陣師を生業としている
テンは平安女房のキッスクだった、着物屋
霧島高原ビールに薩摩ビール
「コロナ・エキストラです」
C子がテンにサーブする
鹿児島の地ビールでも日本の馴染みでもなくて
メキシコから来日した、透き通る太陽
「かたじけなし」
透黄色が燦々と、そのビールはビーチを想起させた
おちょぼ口を一口
「いとうまし。かように清々しとは」
テンはスッキリとした喉越しの墨西哥麦酒をスッカリとお気に召されたようだ
「何処の国のビールでごわす?」
「メキシコです。ですがその会社も今は世界最大のビールメーカーの傘下に入ってるようですね」
カンパリC子がササラに答えて、それからテンが尋ねる
「イズコの国でおはす?」
「ベルギーです」
アンハイザー
A子が薩摩芋の素揚げを夷顔でチップした
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