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タピオカを上手く吸引出来ない

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

今日はこんな日でした。


久方振りにタピオカミルクティーを飲んだ。上質ながらも甘いあの味は、かつて飲んだものよりも質が上がっていた。紅茶特有の苦味はなかった。全てミルクに溶かされていた。

「まぁタピオカ啜るのが下手すぎて、氷と共に何時も下っ側に沈殿してんだけどぉ」

「あー……現在進行形でね」


とある日の休日、私達は結構有名なお茶のチェーン店に訪れていた。メインとして売り出しているのはお茶であるが、お客はサイズのみならず、甘さ、氷に至るまでカスタマイズ可能。トッピングも可能。以前、動画で飲んでる人を見て、少なからず興味を持ったのは言うまでもない。

その事を友人に話したら、一緒に行ってくれる事になった。なんでも結構通っているらしい。 持つべきものは友人である。特に自分が知りたい事に特化して知り得た友人ならばなお良い。

そんなこんなで味を確かめる為に、最も小さいSサイズのミルクティーを購入。店員さんのオススメに靡かれるまま、欲望に従うがままにタピオカをトッピングし、小さな子供のような顔でタピオカミルクティーを持つに至った。

色付いたクリーム色。振る事に入った氷と黒いタピオカが踊っている。

あー久しぶりだなー。タピオカ。一時期めっちゃ流行ってたけど、一人で明るい店員さんと話す事が出来なくて、結局ブーム去っちゃった事。

そんな事を考えながら、膜の張った蓋に容赦なくストローをぶっ刺して、お茶を啜る。

飲んでみた感想。甘さ普通を選んでも、結構甘め。でも質の良い紅茶は甘さに消される事無く存在している。一緒に吸引かれたタピオカも波に揺れて、口内を転がり回る。

お茶を一飲みして、残ったタピオカを噛み砕くと。上質なモチモチ感が噛むほどに弾力を訴える。直ぐに千切れない所を見ても、やっぱり上質であった。

「……」

「美味しいなら良かったよ」

そう言った友人はトッピングなしのミルクティーを啜っている。今度は友人に倣って何も入れないのも良いかも知れない。

そうして暫く吸引を続けていると、ある事に気が付く。まずお茶の部分がなくなった。残っているのは沈殿した氷と、球体の餅。

「…………タピオカ好きだけど、飲むの下手くそなの今思い出した」

そういや買ったは良いけれど、大抵吸引速度が早すぎて、何時もタピオカが残っていた。でもそのまま捨てるのは勿体ないから、ストローを当てて半ば強引にタピオカだけを啜っていた。どうやらまた、配分を間違えたが為に、タピオカを啜る事になったようだ。

……ただ啜るだけじゃん? と思ったそこの貴方……。油断して啜ると速度を持ったタピオカが喉に当たってむせるのだよ……。私はそれを『柔らかい弾丸』と称した事さえある。何はともあれ、液体のないタピオカには危険が伴うのだよ。

「あ、氷が……」

カップを揺すって、下敷きになった豆粒を救出する。そのままストローの先を押し付けて、吸い込むと、一個口の中に転がって来た。あ、タピオカ一個吸い損ねた。

「……」

カップを振り回して、タピオカだけを漁る姿はさぞ滑稽に思えただろう。友人はそれを生暖かい目で見ていた。

「君、相変わらず愉快だねぇ」

ケラケラと笑いながら、彼女は飲み終わった容器をゴミ箱に捨てに行った。やはり、愉快であったらしい。


「連れてきてくれて有難う。君さえ良ければまた来ようよ。次はタピオカ無しにするからさ」

「えー……」

何故か不満そうな顔をされた。

タピオカ飲んでる時、大抵、『ぼぼぼぼ……』という謎な音を立てながら飲んでます。

※タピオカがストロー上がっていく音です。こんな音。

ストローで吸引しながら飲むので、高性能円柱型掃除機と自分で呼びながら飲んでます。


そうすると吸えなかったタピオカが下の方に固まってるんですよね。

ストローで当てながら飲むんですけど、勢い付けすぎると、大抵喉に当たってむせるという。


今日はむせませんでした。幸いでした。


梅香の君の話が書きたいなーと思いながらも、迷走中です。

滝と風鈴と風の音が心地良いです。アルファ波を感じます。


何かが本当に大好きで、熱量持ってる人の話を書きたい。

一見しても分かる時は分かりますよ。

これからも頑張って下さいね。

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