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非モテ非リア戦争   作者: ハムロ
非モテ非リア軍団、始まります!
8/20

本格活動!リア充爆発部!

舞台は4月20日。駅だ。この駅から商店街へ行き、商店街を通り抜けて、公園に行き、翔太の家へ行く。という作戦だ。

なぜ最初から翔太の家へ行かないのかというと、

いきなりぶっつけ本番というのは緊張するから、少し遠いところから歩いて、心を落ち着かせるためだ。

心太は自転車に乗っている。

龍馬は、竹刀を持っている。

クルヤは、輪ゴムを持っている。

環はカメラを構えている。

つぐなは準備運動バッチリだ。

各々が準備万端だ。

「「「「「翔太、ぶっ飛ばーーーす!!!!」」」」」

全員が大きな声でそう宣言した時、女性の声が聞こえた。

「翔太を、どうするって?」

「「「「「んんん?」」」」」

5人が前を見ると、そこにはタンクトップ姿の女性がいる。腹がタンクトップから見えていて、腹筋が割れている。

「アタシの名前はサニマ。翔太の彼女だ。いやぁ、昨日翔太から電話が来てさぁ。なんか、四肢が長いマッシュルームヘアーに追われる夢見て怖かったから俺の家の周りを警備して。ってな。」

「「「「「やばい、どうしよう。あの人強そう」」」」」

5人が( ゜艸゜;)怯えた表情で言った。

「えーっと、あ、四肢が長いマッシュルーム!

お前が翔太を追い詰めたのか!殴る。」

サニマは構えた。

「どうしよう、あの人強そう。漏れそうなんだけど」っと言う心太。

「女の人は殴りたくないな。」っと言う龍馬。

「我は輪ゴム使い。故に、筋肉系とは分が悪いと思われる。」っと言うクルヤ

「ソレガシも自信ないでござる。」っと言う環。

「わ、私も、殴られるの怖いですよ。」怯えるつぐな。

「「「「「うーん!・・・じゃんけんぽん!」」」」」

5人は、もうサニマの対戦相手をジャンケンで決めることにした。

「いーやー!!(゜Д゜)」

つぐなが1人負けしたらしい。

「「「「頑張って!俺たちのアイドル!つぐなちゃん!今日も可愛いよ!じゃあね!」」」」

っと言って男4人はダッシュでその場を去り、

次へ行く。

「そ、そんな~。(´;ω;`)・・・よっしゃー!

やってやりますよォ!( •̀∀•́ )✧」

自分の両頬を軽く叩いて気合いを入れるつぐな。

「お前、頑張り屋さんだなぁ。」っと言うサニマ

「あ、ありがとうございます。」っと返すつぐな

~サニマの心の中~

この子、可愛いな。てか、胸デカイな。

この子、可愛いな。てか、仲良くなりたいな。

この子、可愛いな。てか、最高じゃん。

よし!この子は殴らない。

~サニマの心の中おしまい~

「なぁ、君、名前は?」構えるのをやめたと同時にそう聞くサニマ。

「あっ、はい。どうもこんにちは桜田つぐなです。」ぺこりとお辞儀するつぐな。

「で、何でつぐなちゃんはここに残ったの?」

いきなりちゃん呼び!もしかしたら、この人優しい人かも。っと思うつぐな。

「えっと、時間稼ぎ?(・∇・)」首を傾げてそう答えるつぐな。

頑張り屋さんだ!っと思うサニマ。

「時間稼ぎ、頑張ります。」

そう言って、サニマ目掛けて走ったつぐな。

しかし、その体当たりはサニマのハグによって、

軽く止められることになる。

「そうか。つぐなちゃんもアタシと同じ気持ちだったんだね。」そう言って、つぐなをハグして、つぐなの体当たりを止めた。

「あれ?(º⌓º)」つぐなは驚いた。一応、軽く走っただけだけど、こんなにあっさり止められるとは思わなかった。

サニマは笑顔になってこう言った。

「なぁんだ~。つぐなちゃんもアタシと仲良くなりたいんじゃんかぁ。それなら早く言ってよも~。」そう言って、つぐなをハグして、そのまま、地面であぐらをかき

「まぁ座れ座れ。」っと言ってつぐなを膝の上に乗せた。

つぐなは、(˙꒳˙*?)オヨヨ?っと言った感じの、よく分からない表情になっている。

何かよく分かんないけど、いい人だぁー。っと思ったつぐなだった。

「でさ、でさ、何で翔太ぶっ飛ばそうとしたの?」っと聞いたサニマ。

「えっと、怒りませんか?」

「おん!怒るわけないじゃん!こんな可愛い子と喋れるんだから。」

「あ、ありがとうございます。あ、そうだ、これ良かったら。」っと言って、サニマにビールを渡したつぐな。

「お、未成年飲酒?悪だねぇ。」

「い、いえいえ違います。顧問の先生からいただいて。」

「あ、そういう事。なるほどぉ~。じゃあいただきます。」そう言って缶ビールをごくごくと飲んだサニマだった。

「あ、そうだ、翔太さんの話。」

っと、話題を戻したつぐな。

「翔太さんは、五股をしているんです。」

「はぁ?私以外にも女がいるって事?」

少々怒った風に言うサニマ。

「ひっ、はっはいそうです。」

「あっ、ごめんごめん。つぐなちゃんに怒った訳じゃないから。」つぐなの頭を撫でてあやすサニマ。

「はっ、はい!」少し嬉しそうに返すつぐな。

「翔太さんは五股をしています。だから、今日は、翔太さんが五股してる事を、彼女さんに言って。分かってもらおうとしたんです。」

「あー。そういう事ね。じゃああの、四肢が長いマッシュルームヘアーは?」

「あの人は、翔太さんが、五股している証拠を集めてくれた人です。」

「そういう事か。」

「はいそういう事です。」

10秒間の沈黙が続いた。

その間。サニマは目をつぶり、「うーん」っと考えながら、つぐなの頭をなでなでしている。

つぐなは、( ̄▽ ̄)っと言った顔だ。

その時、サニマが口を開けた。

「よし、翔太をぶん殴りに行こう。」

「ええ!(゜Д゜)」驚いたつぐな。

「ん?どうしたつぐなちゃん。」

「えっと、信じてくれるんですか?」

「おん。もちろんだよ。こんな可愛くてビールをくれるような子が嘘をつくわけない!」

「ありがとうございます。翔太さんの家に行くと、もういつでも、殴れる状態になっているはずです。その時には私達の部活の人が何とかしてくれてますよ。」自信満々に言い切るつぐな。

「よし、つぐなちゃんが言うならそうだ。じゃあ、ちょっくら行ってくるわ。」

サニマは立ち上がって、つぐなに手を振って、翔太の元へ歩いていった。

「頑張ってくださいねー!( o≧д≦)o」

そう大きな声で言ったつぐな。すると手を振っていたサニマの手は、ピースになっていた。

何かカッコいい。っと思ったつぐなだった。

つぐなVSサニマ 和解!


商店街の入口。

「「「「あのサニマっていう人怖えーよー」」」」っと、走って来た男子4人。

「つぐなさん、大丈夫かな?」っと言う心太。

「まぁ、可愛いし大丈夫だろ。」親指を立てて言う龍馬。

「仕方ない、じゃんけんで決めたのだからな。後ろは振り返るな。」っと言うクルヤ。

「頑張るでござるよぉ!」っと気合いを入れる環。

それぞれが喋っている時に、女性の声がした。

「おっと、君たちは、翔太を狙っている輩かな?」

「「「「もしかして、君は翔太の彼女かな?」」」」

「違うね。私は、翔太の幼なじみ兼彼女だね。名前は想歌。」

「「「「どうも、今から翔太をぶっ飛ばしに行くリア充爆発部です。」」」」

「お前らぶっ飛ばす。翔太は私が守るんだ。電話で怯えてたんだ。四肢が長いマッシュルームヘアーの男に追いかけられる夢を見たってな。」

「この展開ヤバくない?」っと言う心太。

「この前見た光景だな。」っと言う龍馬。

「我たちは急いでいるのに。」っと言うクルヤ。

「めんどくさいでござるな」っと言う環。

ちなみに今4人は真顔(´◉ω◉)で腕を組んでいる。

想歌が口を開けた。

「あ!四肢が長いマッシュルーム発見!勝負だぁ!」

「「「お前のせいじゃねぇか!」」」

「ほぇぇぇ!Σ(⊙ω⊙)」

環に一言申す3人とそれに驚く環。

「「「「はい!じゃんけんぽん!」」」」

お約束のジャンケンで対戦相手を決める。

「俺が相手だぁぁ!うぉぉぉ!」龍馬が1人負けしたらしいらしい。竹刀を構えて想歌に立ち向かった。

「「「頑張れ僕らのバカ!龍馬くーん!」」」

「まかせろぉい!(๑• ̀д•́ )✧ °ドヤッ」

3人の応援をもらった龍馬は竹刀を構えて立ち向かった。

そして3人は龍馬がいるなら大丈夫だろうと思って

しりとりをしながらノコノコと歩いて去っていった。

「もしかして、君、バカなの?」っと聞いた想歌。

「ああ。馬鹿だ!(`・ω・´)キリッ」

「いや、何でそんなに自慢げなのさ。」突っ込む想歌。

「今を楽しく生きているから。」返答する龍馬。

「よくわかんないや。」そう言ってパンチを連打して来た想歌。

それを龍馬は竹刀で受け流したり。ガードしたりする。一度も想歌を叩かない。3分後想歌は連打をやめた。

「何で殴んないのさ。私の攻撃受け流せるんだから私に攻撃のひとつやふたつ位入れられるでしょ。」

っと聞いた想歌。

「女性を攻撃しない。これが俺の生きる上でのルールだ!」龍馬はきっちり言い切った。

「そうか。そんないいやつが、翔太を殴ろうとしている。なんでだ?」想歌は龍馬に聞いた。

「それを言ったら信じてくれるか?」

「さぁな。まぁいいや。私は翔太を守るだけだからね。」そう言って駆け出した。

~龍馬の心の中~

んんーどうしよう。(。•́︿•̀。)

女の人は殴らない。これが俺のルールだ。まぁ今回俺がしたらいい事は、翔太が五股していることを信じさせればいいってことだ。

そういえば、先生って酒飲んだら頭悪くなるよな。

(≧ω≦。)プププ。もしもあの想歌っていう人が酒飲んだらどうなるんだろ。・・・それだ。(´◉ω◉)

そういえば今俺ビール持ってますやん。

先生が頭悪くなり始まるのって10本位飲んでからなんだよなぁ。

あの人1本で頭悪くなるかなぁ。

まぁ未成年だし飲ませたら抵抗無いとかで頭悪くなるっしょ。

~龍馬の心の中終了~

想歌が龍馬の顔面にドロップキックしようとした時に、それを龍馬が首だけ動かして避けた。

「え?マジか。」っと驚く想歌。しかしそれだけでは終わらない。想歌が着地した瞬間、龍馬は竹刀を置いて、ポケットからビールを出し、右手に持って想歌を羽交い締めした。

「離してよぉ!」っとジタバタする想歌。

すかさず龍馬は、人差し指で缶ビールを開けた。

「くらえ!」そう言って龍馬は想歌の口目掛けてビールを流した。

「ゴクゴクゴク。」見事想歌の口にビールが入った。

飲んだ後の想歌。

「ヴぇぇ。まっずい!━(´Д`|||)━!!」

「うよよよよ。全然効いてなーい!」

目を白黒させて驚く龍馬。

「おらぁ!」少しスピードが上がった想歌。

「え!酒飲んだら強くなったりするの?( ゜д゜)」

「うるさぁーい!」

~龍馬の心の中2~

やばいやばいどうしようどうしよう。

ビール飲んだらあの人強くなったぞ。

何かいきなり変な状態になるって催眠術みたいだな。

ぷくく(๑´ლ`๑)。ん?催眠術。これだ。(´◉ω◉)

これなら誰も傷つかない。

行くぞおらぁぁぁ!

~龍馬の心の中終了~

「うぉぉぉ!」そう言って龍馬は竹刀を拾った。

「やっと戦う気になったか。」そう言って立ち止まった想歌。

その瞬間に龍馬は、

「あなたはだんだん俺の言うことを信じるようになーる。俺の話をしっかりと聞いてくれるようになーる。」龍馬は竹刀をプランプランさせて、この言葉を何回も繰り返し言った。

「は?そんなのかかるわけないじゃん。」

それでも龍馬は続けた。

「だから、やめ・・・ろっ・・・て。・・・で、話ってなんだよ。お前の話、信じてやるよ。」

想歌は催眠術にかかった!

「やったー!俺はめちゃくちゃ凄いぞー!」

そう叫んだ龍馬。

「うるさいなぁ。早く話を聞かせてよ。」

目に光が灯ってないがまぁいいだろう。

「あなたは五股されています。翔太に。そして、翔太の家に行って、ぶっ飛ばすために、俺たちリア充爆発部がここにいるんです。」っと落ち着いて言った龍馬。

「じゃあ四肢が長いマッシュルームヘアーは何者?」

っと聞いた想歌。

「催眠にかかっていてもこんな流暢に話すのかよ。」

小声でそう呟いた龍馬。

「何か言った?」首を傾げて聞く想歌。

「いや、何でも。話を戻そう。四肢が長いマッシュルームヘアーは、ストーキングの天才だ。だから、翔太が五股している証拠を集めていた。っと言うわけだ。」

5秒間の沈黙があった。

「へーそう言うことね。別に信じる訳じゃないけど。ちょくら翔太の家へ行ってきますかね。」

そう言って、想歌は準備運動をやり始めた。

「お、おい!ちょっと待て!俺の催眠にかかっていたはずなのに。催眠にかかったらそんな流暢に喋れないイメージだったんたが?」焦った龍馬。

「は?私があんな、竹刀をプランプランさせたもんで催眠にかかるわけなだろ。君が私に催眠術をかけようとしていた時に言ってた言葉(´^ω^`)ブフォwww。面白かったよ。じゃあねー!」そう言って笑顔で駆け出した想歌は翔太の家へ向かう。

「おーい!待ち上がれ!この嘘つき女がぁぁ!」

龍馬は涙目になって叫んだ。

龍馬VS想歌 龍馬が傷ついた!


商店街を出てそこそこ歩いた所。

「「「あの想歌って言う女の子危ねぇーよ。人の事をぶっ飛ばすとか言ってきたもん。」」」

っと、今から自分達も人をぶっ飛ばしに行こうとしているバカ3人がほざいている。

「「「次の足止めじゃんけんじゃんけんぽん!」」」

もう次の展開が分かっているのでじゃんけんする事にした。

「出来れば、優しい子がいいなぁ。(´・_・`)。」

「「頑張れ僕らの厨二病。クルヤくーん!女の子相手でも思いっきり輪ゴム飛ばしちゃぇ!」」

「よっしゃー!やってやらー!我の前ではみんな雑魚と化する。さぁ、準備はいいか!呼ぶぞ!せーの!」

クルヤの合図と共で、3人は叫んだ。

「「「翔太をぶっとばーーす!!!」」」

すると女性の声が聞こえた。

「あのー。翔太をぶっ飛ばすって聞こえたんですけど。」おずおずとした感じの声が聞こえた。

「翔太くんを襲いに行く気ですか?」

「「「はい!そうです!」」」

3人は元気よく即答。

「あのー。それをやめて頂くことは出来ませんか?」

「「「嫌です!」」」

「本当にやめてください。翔太くん。私に電話をしてきたんです。キノコ頭の、手足が長い男性に襲われる夢を見た。怖いからデートしようって。」

「「「うわー。ますますぶん殴りてぇわ。こんな優しそうな子を騙すなんて。てか、この子は今までの女の人とは違って殴りかかってこねぇな。」」」

3人が同時にそう言っている。

「あの!本当にやめてください!(>_<)」困り始めた女性。

「私の名前は花です。よろしくお願いします。」

「「「どうも翔太くんをぶっ飛ばしに行くリア充爆発部です。」」」

「本当にやめてください。(´◉ω◉)」真顔でそういう花。

「「この子、人の言うことはすぐに聞きそうなのに、意外と頑固なところがあるのか~。(⸝⸝◜~◝⸝⸝)」」

ニヤニヤして言う心太、環。

「オマエタチ、キモチワルイカラ、ハヤクイケ。」

何故かカタコトで言うクルヤ。

今、クルヤは輪ゴムを閉まっている。代わりに、この前盗んだ警棒と、少し太めの木の棒を持っている。

そこら辺から拾ってきたようだ。

「「おっ、おっ、おおぉー!二刀流のクルヤ君だ!かっけぇー!」」クルヤをからかうバカ2人。

「もう!どっか行け!」顔を赤らめてブンブン警棒と

木の棒を振るクルヤ。

「あいあーい。行くぞストーキングマスター!乗ってけ!」

「はいよリーダー!進行方向は任せたぜ!」

語尾を言わずに心太の自転車に乗り、2人乗りして次へ言った先程のバカ2人。

2人が去ったあと。

「あなたは会話ができる人だろう。」っと花に言うクルヤ。

「私は乱暴が嫌いです。」っという花。

「じゃあ話を聞いくれ。」

「分かりました。」あっさりと話を聞く花。

クルヤは説明を始めた。

「翔太は五股しているんだ。あなたも被害者の1人なんだ。だから、そんな最低な翔太をぶっ飛ばすためにリア充爆発部は今日動いた。っと言うわけだ。」

「じゃあ、あのキノコ頭の四肢が長い人は?あの人が翔太くんとどんな関係なんですか?」っと聞く花。

「あいつは、翔太が五股していると気づき、その証拠を集めた。っと言うわけだ。」

「そういう事だったんですか。なるほど。」

一度頷いた花。5秒間の沈黙があった。

そして、花が口を開いた。

「分かりました。・・・何て言うわけないでしょ!Σ\(゜Д゜;)おい」ツッコミの如く言ったつぐな。

続けてこう言う。

「翔太くんはいい人なんですよ。絶対そんなことしません。私は、その、き、キスだってしたんですよ。

絶対に信じません。だから、本当に、翔太くんを襲うのをやめてください。」真面目な顔で言った花。

~クルヤの心の中~

うーん。やばいな。この子、すごくいい子だもんな。

どうやったら信じてもらえる。

そういえば、ここって、我が偽警備員と戦った所だな。もう、さすがに本物がいるだろう。・・・それだ!(´◉ω◉)

この子は恐らく真面目だ。

この子には可哀想だが、しょうがない。こちらにも譲れないものがあるのでな。

~クルヤの心の中終了~

「本当に、信じないのか?」そういうクルヤ。

「はい!信じません。翔太くんを信じます。」

「そうか。信じたくなったらいつでも言えよ。」

クルヤはそう言いながら、警棒と木の棒にゴムをぐるぐるまきつけて、パチンコを作った。

「お断りです!」そう言って右手を前に出した花。

「そうか。」ここでクルヤは大きく息を吸い、大声で叫んだ。

「おまわりさぁーん!悪ガキがいますよぉぉ!」

「え、ええええ!Σ(⊙ω⊙)」驚いて後ろを見た花。

すかさずその隙に、花が出している右手に向けて、

先程作ったパチンコで、ビールを放つ。

ちょうど前を見た花は、目の前のものを咄嗟に掴む。

「え、え、び、び、ビール!!」掴んだものを見て驚く花。

「さぁ、どうする。今、我は警察を呼んだ。これを警察に見られたら、未成年飲酒と勘違いされて、怒られるだろうな。今我が言った事を信じるなら助けてやる。」そう言ったクルヤ。

「は、はい!信じます!信じますから助けてください。」涙目になってそう言った花。

「よし、とりあえずそれをどこかに捨てろ。それだけだ。」

「えーい!」思いっきりどこかへ投げた花。

その時。

「悪ガキとは誰だ。どこにいる。逮捕してやるぞ!」

ちょうど警察が来た。

「む?さっき俺を呼んだのは君か?」

クルヤの方へ来た警察。

「はい。この子の彼氏が五股しているんです。」

花を指さしてそういったクルヤ。

「五股とは、うらやましい。」

「え?」っと言うクルヤ。

「ごほん。何でもない。・・・そうか。五股か。それはダメだ。彼氏の居場所を教えてくれ。」

「場所はこの子の彼氏の家です。この子が道を知っているので、一緒に向かってください。」

「了解した!」

「え?私どうしたら。」

「あなたは俺と一緒に彼氏の元へ行こう。」

そう言って、警察官は花の腕を引っ張って、翔太の家へ向かった。

どうやら、今回は普通の警察官だったようだな。

ット思ったクルヤだった。

クルヤVS花 クルヤが脅して勝利。


公園にて。

「「俺たちリア充爆発部!翔太をぶっ飛ばす。ブンブーン。俺らの2人乗り自転車は誰にも止められないぜ。」」心太と環は自転車で走っていた。

「ん?翔太くんをぶっ飛ばすのぉ?」

女性の声が聞こえた。

そこには、異質な雰囲気の女性が立っていた。

「なぁ、環。あの人怖いよぉ。((((;´・ω・`)))

美人なんだけどさぁ。雰囲気が怖いよぉ。サニマさんとは違った別の怖さだ。サニマさんの時は小だったけど、この女の人は大が漏れそう。」

自転車を止めてそう言った心太。

環はというと、

「心太、もうこの展開は分かっているでござるな。

この展開。この女性がソレガシを狙っていると見た。ここまでありがとう。ここはソレガシに任せてくれ。」そう言って自転車から降りた環。

「話が早くて助かるよォ。私の名前は幽紗だよぉ。」

「ソレガシはリア充爆発部の一員でござる。」

真面目な雰囲気が流れている中、1人の馬鹿が空気を読まずにしゃべりだした。

「え!じゃあ環がこの女性の相手をしてくれるの!やりぃ!頑張れよ僕らのストーキングマスター。」

そう言って自転車をこぎはじめた心太。

「まて心太。これを持っていけ。」

環は心太に封筒を渡した。この中には五股をしている証拠の写真が入っているのだ。

「おっけーおっけー。サンキューな!じゃ、頑張れよ!」

そう言って心太は次へ行った。

「「じゃあ、4月13日の決着、つけますか。」」

2人は各々の武器を出した。

環はピコピコハンマー。幽紗は包丁。

「ん?包丁?」首を傾げた環。

「殺すよォ~。」そう言って幽紗は環の元へ駆け出した。

「ぎーやー!怖い!怖いよぉー!」環は公園の中を逃げ出した。

環VS幽紗 開始!



ちなみに、心太VS翔太は1話なので、心太VS翔太を読みたい方は、1話に戻ってください。

あれが正真正銘の、心太VS翔太なので、この後、

心太VS翔太を書くことはありません。

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