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タンザナイト

タンザナイト5

作者: 星野☆明美

「超音波洗浄器はだめなのか…」

私は結菜。姉の千夏からタンザナイトの指輪をもらった。こんな高価なもの私には合わない!と突っ返そうとしたけど、千夏は「幸せになりたいでしょ?だったらもらってよ!」とケース入りのタンザナイトの指輪を押し付けるように渡した。

最初は壊すんじゃないかとはらはらしながら、こわごわつけてみたけど、だんだん慣れて、そのうちはずすことのほうが少なくなってきた。

「裏側が曇ってるんだよね…」

宝石店に持っていったらタンザナイトには洗浄器が使えないと断られ、挙げ句に他の宝石を売りつけられそうになって、逃げて帰ってきた。

キズがつくかなぁーと思いつつ、爪楊枝で裏側から汚れをとる。あー、中央しかきれいになんない!周りに届かない!

しょうがないので、ググって指輪のお手入れ方法を検索。

中性洗剤でハブラシ?あ!でもこれもタンザナイトは無理だって!

どーすりゃいーのよ。

ググるワードに「タンザナイト」をプラスする。

「…石鹸水でぬるま湯で洗う」

騙された気でやってみると、見事見違えるようにキレイになった!

綺麗!!!

蒼と紫の光の共演。

きらきら。

ほうっとため息をつく。

私、これを持ってるだけで幸せだわ。

千夏もそうだったのかなぁ?

今度千夏の話を聞いてみようかな?

それとも宝石にまつわる物語を読んでみてもいいかもしれない。

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