このことわざを信じない理由
「三度目の正直」そんなことわざがあるけど、私は信じない。だって、私の経験がそれを否定しているから。
ーー八年前ーー
「みおちゃーん!あーそーぼー!」
「いいよ!」
「私達が隠れるから見つけてね!」
「かくれんぼ?いいよ!いーーち、にーーい…」
「帰っちゃおう…」
「うん…」
「ごーーお、ろーーく…」
ぱたパタパタ…
クスクス…
「きゅーーう、じゅう!もーいーかい!あれー?かなちゃーん!やえちゃーん!どこー?」
あたしは周りを見回した。
「グスン…どこ…えーーん。」
これが一回目の裏切り。
ーー三年前ーー
「あたし達心友だよね!」
「うん!当たり前だよ!みおちゃんとずーっと心友!」
「きゃはははは!」
「うっ、うえ…」
「次はこれー!」
あたしにドロ水が向けられる。
「…やっ、やめて…心友でしょ…?」
「心友?誰と?もしかして、私と?やめてよー!こいつと心友なんて信じられない!」
「そんなやつと口きかなくていーよ!かけちゃおう!」
「いっ、いや…」
「せーの!」
ジャパーン!
「ううううぅぅ......」
「あはははは!!」
二日目の裏切り。
ーー1年前ーー
「美緒大好き!!」
ぎゅーーー!
「あはは!抱きつかないで!恥ずかしいよー!」
「何で?私と美緒の前世は姉妹何だからいいじゃん!」
「本当!?嬉しい!」
パキャ......
「えっ......」
「あはははははは!卵ばくだーん!いっけー!」
パキャ…パキャ…
「いや…やめて…」
「あんたに命令される筋合いはないわよ!」
「私達は姉妹でしょ?」
「は?何言ってんの?こいつ。やれーー!」
ボフ!
何かで顔を押された。
「それって、何年も使ってないモップじゃーん!」
「きたなーい!あはははは!」
「やめて…誰か…」
三回目の裏切り。
だから私はこのことわざを信じない。
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