13 魔王の知るnarcotic、聖王にとってはprescription medicine
カイザルとうさま、胎児も人数にカウントするタイプ。
現在、館にいる女神は8柱(夫婦2組、双子、修道女2名、魔王)、眷属のアレインとヒュプシュのお腹にいる胎児で合計11人。
金属が軋んで割れたような音が響き、アナンはハッと視線を落とした。
カイザルがアレインの手を握り込んでいた。手から指が欠け、金属に似た断面をあらわにしている。砕けた破片がボロボロとテーブルに転がった。
アレインは落ち着いた声で語りかけた。
「安心してほしい、カイザル殿。これは正しく痛み止めとして使う。
アンナ嬢には真実を伝えて協力を願った。頼んだのは発酵の温度管理のみ、危険な工程は僕が担っている。彼女は安全だ」
「だからなんだ。ふざけた態度はこのためのフェイクだったか。オレとしたことが見誤った。
その量は言い逃れできんぞ。たった11人しかいないこの地で廃人を生み出して一体何がしたい」
カイザルの目がギラつく。
魅了眼の発動だと気付いたアナンがアレインを見れば、彼は何らかの魔法を展開し、魅了を無効化していた。ただし、圧されて砕けながらだ。何層にも常に展開を繰り返すことで辛うじて持ちこたえる、ギリギリの魔法防御だった。
「今すぐ寄越せ。処分する…いや、お前が全て食え。今すぐ、この場で。致死量のソレに高揚はない。簡単にも死ねない。地獄の苦しみにのたうちまわれ。無様を晒して、己の浅はかさを後悔するがいい」
カイザルの殺気立つ姿を見ているうちに、アナンは女性体に戻っていた。変身魔法を維持する余裕はない。魅入られ、声も出ない。呼吸も。
アレインの長い腕が伸び、頭を撫でられた。唐突に呼吸を思い出す。息が吸えることに気付く。アンナは慌ててカイザルから視線をそらした。
男たちは無言だ。高度な魔法技術を駆使してせめぎ合う。
アンナが意を決して顔を上げてみれば、アレインは真摯な眼差しでカイザルを見据えていた。その閉じた口がゆっくりと動き出す。
「誰も廃人にはしない。確かに今はただの毒だ。だが、有益な薬に生まれ変わる。
貴殿にも未来の知識があると聞いている。ならば僕の意志も意図も伝わるはずだ」
アレインは流れるように説明をはじめた。珍しく簡潔で分かりやすい。その言葉選びに既視感を覚えたアンナがハッと気付く。
(スペルモルだ。あの子が添削した? 薬の開発、あの子も関わってるってこと? アレインさん…あんた何をしようとしてるの?!)
カイザルの視線は警戒のまま揺らがない。空気は張り詰め、縫い留められたように誰も動かない。
「根治の特効薬ではない。あくまで一時的な苦痛を取り除くことを目的とする。治療を円滑に進めるためには欠かせない薬だ…これは僕らにとって重要な意味をもつ。
カイザル殿、貴殿が最善と考える結末を僕は察している。確かに僕もそれしかないと一度は覚悟した。だが、状況が変わった。覚悟の中身を塗り替えるべきだ」
カイザルの目が細まる。アレインは頷いた。
「結論として、この新薬があれば魔核の治療が可能となる。僕らはモドキと化すことなく、モドキと心中する必要もなくなる。平穏な世界でいつまでも大切な宝のそばに在れる。
在ろう、カイザル殿。ともに」
「は…?」
アンナが茫然とアレインを見上げた。すぐにカイザルへ視線を移し、すぐまたアレインを、交互に2人の男を見て目を白黒させた。
「モドキって…つくもごみ、…アレになる? ふたりが? …何の話?! いきなり何?!」
カイザルは無言でアレインの手首を掴み直した。頭上に紅い魔力のうねりが迫り、瞬間、ドッと大量の水がいっきに降り注いだ。
「…、?」
アンナは地下水の冷たさを覚悟して身を強張らせたが、濡れなかった。見上げれば、カイザルの凪が頭上を覆い、傘となっていた。カイザルの香水が湿気にのって広がり、アンナの鼻を心地よくかすめた。すぐに消える。
困惑して前を見れば、男2人はずぶ濡れだった。
テーブルの上は何もかもぐちゃぐちゃ。無事なのはアレインの手がかざされた重箱だけだった。
滴る水を拭いもせず、アレインの右手首を掴んだカイザルは、冷ややかに告げた。
「目ぇ覚めたな? てめぇは弟の子孫だ。一度だけ仕切り直しを許してやるよ。
ここからは正気とみなす。お喋りしてみろ。この毒が何だって? 治療とやらは聞き間違いだな?
命惜しさにフザケた幻想に逃げやがって…弟を誑かそうってんなら、てめぇの魔核をこのまま砕く」
アンナは青ざめた。
魔核とは見えない内臓。魂と同義だ。
アレインは機械人種であり、胴体には大穴が空いている。魔核を含めて内部機器の正確な位置を知るのは制作者であるアンナとヒュプシュだけ。
魔核が右手首にあることは秘密だ。カイザルに知る術はない。
それこそ、アレインが自分から教えない限りは。
カイザルの殺気は高まるが、アレインは動じない。清廉な覇気を宿し、静かに対峙していた。金属に似た肌はツルリと水を滑らせ、彫りでしかない眼は静かにカイザルを見つめ返している。
「我が友は賢明にして勇敢。誑かされない。
僕は逃げない。ふざけてもいない。
状況が変わったのだ、カイザル殿。新世界と化したこの地は可能性の宝庫。互いを退魔し合うよりも、ともに治療に努めることこそが最適解となった。
過酷だが、やる価値はある。僕はやると決めた。既に治療前の調整を開始している。
この量は僕ら2人分だ。調剤すれば3か月間を賄うだろう」
掴まれた手首がミシ、と音をたてた。
アレインは静かに深く息を吐き、すぐに口を開いた。
「…この新薬の。治験者は。僕だけだが、問題ない。博打的に見えるだろうが、勝算はある。何故なら製薬も医学も僕の分野。
とうに伝えたと思う。僕の前世の特殊魔法のひとつは「千里眼」。人の思考や未来が断片的に見通せたが、活字化された情報に限っては数世紀先をも網羅していた。
今の僕は機械人種。薬も魔法治療も完璧に再現できる。
…僕らが苦痛に耐えきることが前提だが、我が友は信じてくれた。僕は応えたい」
カイザルがニカッ!と笑った。迫力は四散し、代わりに愛嬌が宿る。奥に潜む剣呑さに、アンナは怖気立った。
「そうか、誑かした後か。なら魔核は砕く。ああ、最期の雑談くらい付き合うぞ? 好きにお喋りしていい」
アンナはうろたえた。彼女は知っていた。死者の思考には過去か今しかない。未来を思考できないのだ。とっくに終わった存在が考えを変えることはない。
アレインはアンナの頭を優しく撫でた後、静かに語りはじめた。
「僕は間が悪く、説明が冗長。我が友いわく、貴殿とは「相性が悪すぎる」そうだ。
ゆえに、僕は賭けにでる。事前に覚悟は決めてきた。
カイザル殿。僕も魔核の金継ぎを試みよう。成した暁には、どうか一考を乞う。治療は有益である」
アレインは大きく息を吸い、力強く告げた。
「僕は、死者とも共に生きたい。死んだだけで全て片付く、そんな上手い話は無いんだ。どうか逃げないでくれ。僕の可愛い姪にも、君の大事な弟妹にも、優しい子たちにこれ以上の重荷を負わせるな。僕らの問題は僕らで片付けるんだよ。自己満足の心中か、泥くさい尻拭いなら! 尻拭いを選ぶのがカッコいいおとなってもんだろう!」
アンナは動揺とともにアレインを見上げた。声を荒げる姿を見たのは初めてだった。
カイザルはにこやかなままだ。ひょいと小首を傾げ、ほがらかに鼻で嗤った。
「好きにしろ。オレも好きにする」
艶やかな紅い凪が呼ばれる。
アレインの魔核は気安く砕かれた。
リンは初めて食べたイバラ餅の美味しさに感動していた。少女はもともと良い香りが大好きだ。食べ終わっても葉っぱを手放しがたく、いじっては顔にあて、クンクンと匂いを嗅いで楽しんでいた。
そんな姉をあぐらの上に乗せ、スペルモルは静かに周囲の気配を探り続けている。
普段にも増して、少年は落ち着いていた。リラックスを装うような静けさに違和感を覚え、リンはそっと後ろを見上げた。
「モル…具合悪い? 眠れなかった? 何だか元気がないわ?」
スペルモルは目を閉じていた。姉の髪に額をあて、「大丈夫だ」、と囁いた。
「…きっと上手くいく。アレインは…やれると言った。だったら、やり遂げる。俺は信じる」
リンは無言で弟の背を撫でた。
(おいちゃんとアンナが心配なのね。でも)
リンは口に出すかを悩んだ。少し考えて、やはり黙ることにした。
(兄上が味方なんだから、二人に何かあるはずない…だなんて。きっとモルも分かっている。改めて言われたい言葉じゃないわ、きっと)
アウローラがひとりで囮を担っている間、リンだって内心では気が気ではなかった。ついアレインをリボンまみれにしてしまうほどに。カラフルに飾られた小さなロボットがくにゃんするたびにひらひらと揺れる。とても可愛くて、気が紛れた。
(兄上は仲間を見捨てない。裏切りに遭えば、その報復は凄まじかったけれど…終われば冷静だった。激昂は一瞬。すぐに切り替えて、二度と裏切らせないよう手段を講じる。
そのあたりのバランスは…わたくしも、いつかは身に着けねばと思っていたのよね。今となっては、そんな覚悟いらなくなったけど)
スペルモルは動かない。祈るように目を閉じている。
静かに周囲を探る弟の邪魔にならぬよう、リンもまた静かに前を向き直った。サルトリイバラの葉を鼻先に添える。
(兄上は…きっとまだ、転移前の感覚が強いんじゃないかしら。平穏って何もかも異常ばかり。得体が知れない。慣れるまで怖い。困惑するわよね、兄上といえど。
でも、まさか自分から憑依を急かすだなんて。まるで焦っているみたい…なんてね。
そういえば、わたくしたちへの視線も最近ちょっと変。目に焼き付けるみたいにジッと見据えるようになって…最初の頃はご機嫌に浮かれきって、やたら絡んできていたのに。変な兄上)
大きく息を吸う。葉の良い香りが鼻を通り抜け、リンはうっとりと目を閉じた。
(…いいにおい。兄上の香水に、これも少し混ざっている気がする。…香りも悪くないのよね、兄上。気に食わない。…悔しい。
いいわ。今回ちゃんとアンナとおいちゃんを守ってくれたなら、仕方ないわよね。そろそろ認めてあげても、かまわない。どうせ、これからはずっと一緒にいるんだから)
香りに集中していたリンは気付かなかった。
スペルモルは気づいた。ぐっと強く目を閉じ、より集中して気配を探る。
遠くでアレインの魔力が弾け、魔法が発動していた。
「…、…はっ…、は」
知らずまた息を止めていたアンナが、目の前の光景に目を見開き、ついでに呼吸を取り戻した。
「何これ…見えない…けど、見える、水が揺らいでる。視界がまるでプールの中だ。沈んだまま空を見上げた時みたいな…あ、色んな見えない魚も泳いで…? え、ちが、魚ちがう、文章だ、これ魔法陣だ?! 何が書いてあるの? いくつあるの? 何で立体? この軸なに?! っていうか…魔力濃度よ! いやそれ以前に、アレインさん…、アンタ」
アンナは試しに魔法を使おうとした。すると彼女の青い魔力が滲み、その透明度を上げた。ひぇ、と怯んだアンナを優しく導くように魔法が容易に発動し、あっさり手袋が生み出された。
「今…濾過されたような…え、やっぱり透明だ。アレインさんの魔力、色がないんだ。え。そうだっけ? そういや見たことない。魔力色のお約束どうなってるの??」
カイザルは展開する魔法の中心部にいた。魔核の崩壊とともに発動したアレインの魔法にそのまま飲み込まれたのだ。
(ハナから砕かれることを前提に、魔核に仕込んでいやがったか。報復でオレを道連れにする気かと思いきや、何だこれは? オレの魔力の純度が高まった。凪を呼ぶ回路まで太く…これじゃ魔力そのものが加護じゃねぇか!
死者の残り滓しかない生命力まで活性化させやがった。久々に目が覚めた、正気に戻れたのはいいが…、嘘だろ、オレがわざと保持していたモドキどもが虚無に還ったぞ…!?
気を抜いたら隙間の呪いまで抜けちまう。ここまで強烈な浄化能力、これはもう解呪だ。消滅の魔法に近…、
…まさか)
目の前ではダランと力ない玩具が浮き、高速で回転していた。長い手足が魔法に巻き込まれ四方八方に振られている。
カイザルがテーブルを見下ろせば、手首とともに砕いたはずの魔核が可視化していた。
透明な魔力でコーティングされ、ときおり鈍く光を弾きながら、魔核はゆっくりと再構築をはじめている。
(…てめぇ…最期は自爆して全て退魔する気でいたんだな?
「死んだだけで全て片付く、そんな上手い話はない」? …どの口で言いやがった!
全て片付けたあげく蘇る気満々じゃねぇか、てめぇよぉ!)
カイザルは知らず笑っていた。見開かれた眼は輝き、その表情は妹の満面の笑みとよく似ていた。
(大した強欲だ! てめぇは「僕らの問題は僕らで片付ける」と言ったな?
オレがいるなら盤上は常にオレの支配下だ。とうに詰んでようが関係ねぇ、盤を割って駒ァ塗り替えてでも勝ってみせろ、そういう意味に受け取るぞ!)
カイザルの脳内で忙しなく思考が走りはじめた。アレインの説明を改めて思い返す。己の知識と照らし合わせ、鎮痛薬が必要となる治療内容を予想する。
生者の思考を取り戻して鑑みれば、アレインの提案は面白いと感じるものだった。実にカイザル好み。試す価値がある、そのとおりだとカイザルは判断した。
(理論上は可能。ただしハズせば散る。良くても血反吐に喀血、ゲロまみれで調整していくわけだ。いいだろう。一緒に遊ぼうぜ、アレイン)
完璧オレ様魔王様カイザル様は腕を組んでニヤニヤした。大上段に構える態でふんぞりかえるも、雰囲気はワクワク、両眼はギラギラ。興奮で魅了眼の制御がおろそかになるほど浮かれている。
カイザルは叫んだ。
「まずは成してみせろ! てめぇが魔核を修復できたなら仕方ねぇ…認めてやっても構わん!」
読み取り不能な未知の魔法が渦巻く中で…ぶっちゃけ彼にとって初の友人となるアレインが復活を遂げる、その時を、彼は仁王立ちで見守ることにした。
アレインは復活した。順調に魔核は元通りになり、右手首に嵌った。
カイザルとお揃いで金継ぎの魔核となったが、アレインは生きている。呪物でもない。
混ぜ物は必要なかった。欠片どころか粉と化した破片をもあまねく再利用したからだ。
漆を扱うがごとく、解呪の魔法のみで修復してみせたのだ。
カイザルは称賛した。
「まさに職人の神業だな、…っふはっ。素人ごときの、とっさの応急修理なんぞとは、ははっ、比べるのも、ふはっ、おこがましい、これぞ本物の金継ぎだ! はははっ! それは褒めてやる! …だが、アレイン、てめぇな!?」
「…うむ。言いたいことは分かる。だがこれは僕も想定外である」
アレインは途方に暮れ、仕方なくカイザルにおねだりした。
「こうも絡まるとは。どうにも動けない。カイザル殿、お手間だが、ほどいてくれまいか。…カイザル殿…、笑ってないで…。ねぇ、聞いてほしい。ほどいて。お願い」
カイザルは地面にぶっ倒れ、腹を抱えて大笑いしていた。ひーっひーっ言ってゴロゴロ転がっている。土まみれだった。
アレインの長い長い両腕、両脚は胴体に絡みつき、がっつりシッカリ結ばれてしまっていた。
「てめ…、なん…、…しまらねぇな! キメろよ最後までよぉ!?」
カイザルが呼気苦しく叫ぶも、アレインは「そう言われても、なっちゃったし…」とショボンした。
ちびっこから想定外の遊び方をされ途方に暮れる玩具のような姿は、カイザルの腹筋を更に刺激した。
カイザルには笑い癖がある。酒がなくても豪快に高笑う。蠱惑的な重低音で笑い飛ばして、誰をも魅了してきた。
しかし今、人生で初めてギャハハと素で下品な感じの笑い声がでていた。
カイザルは、まるで若者のようにくったくなく笑い転げた。視線を感じて、ふと顔を上げる。まん丸お目々のお嬢ちゃんと目が合った。さすがに我に返る。
中途半端に無理やり止めた笑いが喉につまり、カイザルはめちゃくちゃ咳き込んだ。
まん丸お目々のアンナは慌てて魔法で水入りコップを出し、カイザルの背を擦る。
水をあおり飲むイケオジはびっしょ濡れの土まみれ。仕立ての良いトレンチコートはいくつかボタンを失いボロボロ、中に着込んだシャツもベストも乱れて、ネクタイはズレてしまっている。
色んな意味で残念なことになっていたが、アンナ的にはアリだった。
「やはりイケオジの可能性は無限大。怖い展開は勘弁だけど、こういうのなら大歓迎。アンナちゃん魅せられちゃったぁ…」
しみじみ呟き、アンナは立ち上がった。もう一人のイケオジに駆け寄る。
「おいちゃん指先どこー? つま先でも良いよ、とりま動かして。…おっ、あった! じゃ外すよぉー」
カイザルはゆっくり己の姿を見おろした。
(醜態だ。オレとしたことが、餓鬼とはいえ女の前で)
茫然とした。軽く放心もしていた。
その間も、男装執事と絡まった玩具はのんきなやりとりを繰り広げている。
カイザルは、肩の力が抜けた。眉根は寄った。
(いや。ここにはビックリ箱しかいねぇな。なんだかな)
困惑とともに、ため息をひとつ。カイザルは真顔を挟んですぐにシニカルな笑みを浮かべた。
立ち上がると同時に魔法で乾きかけた泥を取り除く。
身だしなみを整えた退廃的魔王さまは、幼児の空想じみた2人組に歩み寄った。
カイザル(享年86)ギャハハと笑うオレ様は解釈違い。ショック。しかしすぐに「オレは呪物だし、アレインは機械だし、男装女子なんざ幻覚みたいなモンだし、だったら誰にも見られてねぇようなもんだ。よし」と思い直したみたい。
転移前の母国では「男装は罪」。カイザルの時代の感覚からすると今のアンナはドン引きの姿だが、そこはカイザルなので、「娘妹弟が良いなら何でもかまわん」そうです。
あと金継ぎの説明そのものがミスリードです。
いわゆる「新うるし」などの合成樹脂を接着剤とした、通称としての金継ぎ(趣味)と、本漆(漆の木の樹液)を利用した高度な工芸技術としての金継ぎ、成分や工程もまるで別物だけど、リスペクト前提で同じく「金継ぎ」と呼ばれているよなぁ?という。
カイザルおじさんはプライド高くて女好きで自覚してないけどちびっこ可愛くて仕方ない人なので、幼い弟や女子が誤解するよう意図的に「金継ぎ」とカッコつけました。
「嘘は言ってねぇな? 比喩をどう解釈するかは聞いた側の自由だろ? まぁ、チョー強ぇオレ様がしたことだし? 簡易金継ぎかなんざ考える前に勘違いされたかもな?」だそうです。




