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ずれた間の悪さがそれが僕のハウリング

作者: 透瞳佑月

前方から来る女の子の集団が、僕がスマホを落とした瞬間に甲高い笑い声を上げた。

噴火落下発狂。

髄液にどぶ水を流し込み、脳に膿で溶かした毒を塗り込むバケモノ登場。

ああもうだめだ。もうだめだ。

ぼくは胃からこみ上げる感情や胃液を吐き出さないように、その女の子の集団にとびかかり、適当な奴をマウントポジションでボコボコにする。

再帰的自己認識、「自分が恐怖している」ことそのものに恐怖することで起きるハウリング。地獄は歌う。アンプリファーのゲインはマックス。

分かってるんです別に彼女たちが僕を笑ったんじゃないってことは。

あまりにも間が悪すぎる。とくに何かあったわけではないが頭がトチ狂って正気を保つのがやっとだったんだ。

ず~れた間~の悪さもお♪そ~れもぼ~くの、ハウリング♪

ず~れた間~の悪さもお♪そ~れもぼ~くの、ハウリング♪

ず~れた間~の悪さもお♪そ~れもぼ~くの、ハウリング♪

ず~れた間~の悪さもお♪そ~れもぼ~くの、ハウリング♪

ず~れた間~の悪さもお♪そ~れもぼ~くの、ハウリング♪

女の子は鼻からシリコンが飛び出ている。

ぼくは恐ろしくておそろしくて絶叫する。

恐ろしいから喉から血を出す勢いで奇声をあげて殴り続ける。

やべー殺しちゃう「おい!何してる!」

救いが現れた。僕の病を裁く外科医にして裁判官の社会がぼくを止めて救ってくれる。

手錠をかけられてもぼくはまだ叫びながら暴れていた。

刑務所が怖くて泣いていた。

だれか、だれか、だれか、

狂気は無限にハウリングし、ぼくを地下室に堕とす。


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