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どうやら俺は転生体質だったらしい  作者: えーいち
第一章 わけもわからず転生編
8/11

第08話 ここでも死ぬの?

 俺は今、まさに死に瀕している。

 と言うか、俺はすでに死んでるんで「瀕している」も何もないと思うが

 もはや何も見えぬ眼で白い空間を見上げ、人生を振り返る。

 

 ついさっき、初めて普通の人生を歩めて死ねたわけなんだが

 死後に訪れるこの、精神世界っぽい白いナニカ的な空間で、俺を待ってたヤツがいた。

 

 見覚えがある。

 前の前の人生で、俺と一緒に蜘蛛に串刺しにされた、イケメンウィザードだ。

 

 ヤツ曰く

 「テメェが一人で死なねぇから俺がテメェになって惨めな思いしたんだろうがッ!!」

 と言うことで

 つまり、前の前の人生の時に一緒に死んだから一緒に転生して

 どういうわけか、俺が双子の姉になって、ヤツが双子の弟の「俺」になったらしい

 

 何もない空間で、俺はありったけの罵声と暴力をヤツから受け続け、倒れる。

 やっぱ精神体でも痛いもんは痛いし

 冒険者やってた人生の経験上、精神体に物理は効かないけど精神攻撃が特攻だし

 相手も精神体だからノーガードの殴り合いでお互い弱点属性攻撃やってるようなもんだし

 つーか俺殴ってないし、一方的だし

 

 ・・・・・・

 

 そろそろ俺は死ぬ。

 精神体で死んでも転生できるのかどうかわからんけど

 転生できるなら、ちょっとだけわかったかもしれない

 

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