表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
どうやら俺は転生体質だったらしい  作者: えーいち
第一章 わけもわからず転生編
3/11

第03話 再び転生・・・それでも俺は

 俺は今、まさに死に瀕している。

 魔物の巣食うダンジョンに閉じ込められ、巨大な虎のような魔物相手に致命傷を受けた。

 もはや何も見えぬ眼で天井を見上げ、人生を振り返る。

 

 この世界に転生して25年

 元の世界で言うところの剣と魔法のファンタジー世界。

 よくあるなろう系と同じように俺もまた、死んで転生を果たすことができた。

 

 ただ、転生して愕然としたことがある。

 それは、またも元の世界での俺と、全く同じ顔だったからだ。

 

 それでも何とか、元の世界のように40過ぎて人生終了のお知らせを自覚する前に

 若いうちに普通に結婚して、普通に暮らすことを目標に頑張ってきた。

 

 ファンタジー世界で稼ぎ、生き残る為に戦士としての力を身につけ

 冒険者として、それなりの信頼を得ることに成功もしていた。

 

 そして今回の冒険。

 

 パーティの参謀役、イケメンシーフの判断ミスにより

 巨大な虎のような魔物を相手にしなければならなくなった。

 今の俺たちではどうにもならない相手。

 

 イケメンシーフ、女の子のアーチャーとウィザード

 俺以外の3人で一瞬、顔を見合わせ頷くと同時に

 俺は魔物の前に蹴り出され、3人は一目散に逃げていった。

 

 なんか、25年前にも同じようなことがあった気がする。

 

 ・・・・・・

 

 そろそろ俺は死ぬ。

 もし俺がまた転生できたら、鏡くらい普通に見れる顔になって、普通に結婚して、普通に暮らしたい。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ