1-5 世界についての説明~種族編~
主にこの世界の種族は、
・人族
・獣人族
・魔人族
・エルフ族
・ドワーフ族
・コロボックル族
・人魚族
となっている。
更に詳しく説明するなら、魔人族には【ヴァンパイア】や【鬼人】、【夢魔】や【竜人】など多岐にわたる。
エルフ族は、主に【ウンディーネ・エルフ】・【サラマンダー・エルフ】・【シルフィード・エルフ】・【ノーム・エルフ】と呼ばれる人種が存在する。
魔人族の特徴としては、魔力がずば抜けて高く、総じて瞳が赤い所だろうか。
エルフ族は、〈精霊魔法〉を得意としており、魔法に長けている。
人種の説明にもあった様に、ウンディーネとかサラマンダーとか別れているが、その名の通りにそれぞれの特徴が異なる。
【ウンディーネ・エルフ】ーー青い髪。音楽や踊りが好き。〈水魔法〉が得意。
【サラマンダー・エルフ】ーー深紅の髪。好戦的(戦闘狂?)。〈火魔法〉が得意。
【シルフィード・エルフ】ーー黄緑の髪。自由奔放(放浪癖あり?)。〈風魔法〉が得意。
【ノーム・エルフ】ーーこげ茶の髪。土いじりが好き(建築などが得意)。〈土魔法〉が得意。
総じて耳が長いのは一緒だが、それぞれの分野が異なる。
一応、得意魔法を並べたが、別に他の魔法が使えないと言う訳では無い。
サラマンダー・エルフなら水魔法が若干苦手と言うだけで、エルフ族は基本どんな魔法(火・水・風・土・光・闇)でも満遍なく使えたりする(一部の例外あり)。
それと、一応人種分けされてはいるが、別にそれぞれ仲が悪い訳では無いし、それぞれが結婚する事だって良くある。
その場合、子供は四種のどれかの特徴を引き継ぐ。
例えば、サラマンダー・エルフとウンディーネ・エルフの子供だからと言って、必ずしも、深紅の髪か青い髪が生まれる訳では無いらしい。
深紅・青・黄緑・こげ茶のどれかを引き継いで生まれるのだとか。
次に、エルフに続いてファンタジーではお馴染みのドワーフ族だが、此方は創作物と大差ない。
魔法や魔力は乏しいが、強靭な体と剛力。手先が器用で武具作成が得意。
それから、コロボックル族。
此方も魔力は乏しいが、魔法は若干使える。
手先が器用で、服飾などが得意。
人魚族は、此方もお馴染みだが、上半身が人間で下半身が魚の種族だ。
陸・海どちらでも生息出来(陸に上がる時は人間の足に変えて上がる必要あり。魚の部分が干からびるのを防ぐ為)、魔法もそこそこ出来る。
それから獣人族は、此方も幾つかの人種がある。
【狼人】・【猫人】・【熊人】・【兎人】等々。
簡単に言えば、人間の姿に動物の耳や尻尾がくっついてる……と、説明しなくても分かるか(笑)
現代では、ケモ耳萌え~って人が結構居たしね!(笑)
俺?俺は…………ノーコメントで(死)
最後に人族だが、ハッキリ言って人族は、どっちつかずと言うか、器用貧乏と言うか……。
魔法も使えるし、それなりに器用ではある。
ただ一つ長所をあげるなら、知恵が回るって事かな?
まあ、それは良くも悪くも……だけどね(苦笑)
他の種族には、【種族特性】なるものがあるけど、人族にはそれがない。
【種族特性】とは、生まれながらに持ってる、その種族の特別なスキルの事だ。
例えば、人魚族なら海中でも陸地でも息が出来たり、ドワーフ族なら鍛治。エルフ族は精霊魔法。
獣人族や魔人族は、それぞれの人種にも寄るが、獣人族ならその動物ならではの身体能力とか。
翻って人族は、能力を手に入れる為には、常に努力をして手に入れる必要がある。
その分、城壁を築いたり、戦法を練ったりと、他の事で能力を身に付けた節はあるかもね。
それに、人族はどの種族よりも断トツに人数が多い。
やはり、どれだけ『個』が優れていたとしても、人数で押し切られてしまえば元も子もない。
多勢に無勢。質より量。
こればかりは、覆すのは中々難しい所だ。
種族に関してはこんな所だね。
あ、因みに言えば、国を作ってるのは、人族と魔人族だけです。
他の種族は、『国』と呼べる物はなく、『集落』として別々に暮らしていたりします。
一応、アレイス帝国では、現在獣人が王として役職に就いてるけど、別にアレイス帝国は獣人の国と言う訳では無いからね?
その最たる理由が、人口の数。
獣人族とドワーフ族以外は、それ程人数が多い訳じゃない。
人族>魔人族>獣人族>ドワーフ族>エルフ族>コロボックル族≒人魚族
と言った感じだ。
獣人族に至っては、それぞれの人種で固まる傾向があるので、そもそもの纏まって国を作ると言う概念がない。
後は、殆どの種族が、あまり『国』と言うものに、興味がないのも理由の一つだろう。
最後に…………この世界は、表向きは人種差別のない平等な世界です(意味深)。
魔法についてですが、
〈基本(属性)魔法〉
火、水、風、土、光、闇
〈特殊(属性)魔法〉
木、雷、空間
一応こんな感じです。
エルフ族が使えるのは、主に基本魔法です。
特殊魔法の方は、エルフであっても、基本よりも修得は難しく、真に素質のある人にしか使えません。
後は〈派生魔法〉ってのもあって、例えば水→氷とか、闇→影とかですかね。
此方も、修得するのは難しいですが、頑張れば取れなくはないです。
因みに、獣人族だろうがどの種族だろうが、この世界の全てが魔力を持っています。
ただし、魔力があるからと言って、魔法が必ず使えるとは限りません。
獣人族やドワーフ族がその際たるものですが、大抵が【種族特性】に特化されているので、魔法が苦手だったりします(一部の例外あり)。