表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/25

1-4 世界についての説明~地理編~

国の設定がムズい(;・∀・)

 今更だが、この世界について、ちょっとだけ説明しよう。


 この世界は、地球とは違って平面世界だ。

 ここで覚えるのは二つの大陸ーー【アルファンス大陸】と【イーザン大陸】。

 簡単に言えば、アルファンス大陸が主に人族や獣人族が国を治め、イーザン大陸が魔人族が治めてる国だ。

 種族に関しては、また後程説明するとして、今俺が居る大陸がアルファンス大陸だね。


 アルファンス大陸には二大国あって、それが【マーシブル王国】と【アレイス帝国】だ。


【マーシブル王国】ーー学術に力を入れ、名だたる魔術師を輩出してきた国。治めるは人族。

【アレイス帝国】ーー主要都市は『迷宮都市』である。その名の通り、大迷宮を中心に栄えた国。または、冒険者が集う国。治めるは獣人。


 アレイス帝国に関しては、別に必ずしも王が獣人であるとは限らない。

 マーシブル王国が君主制(封建制)に対して、アレイス帝国は共和制(民主制)だからだ。


 前述でも述べたが、アレイス帝国は大迷宮を中心に、冒険者の集う国だ。冒険者が栄えさせた国と言っても過言ではない。

 故に、アレイス帝国では冒険者と言う職業は人気があり、重宝されている。

 その為、王になるのは、過去に冒険者で名を馳せた者がなるのだ。

 当然、民主制なのだから、国民が王になる者を投票して決める。

 名を馳せたと言っても、人格面においても重要視される。

 そのお陰か、一般的に荒くれ者の多いイメージが強い冒険者だが、アレイス帝国の冒険者は比較的礼儀正しい者が多いらしい(勿論、一部はその限りではないが)。


 そして、イーザン大陸だが、此方は何と説明すれば良いのか……。

 イーザン大陸の王は、『魔力の高い者』がなるのが通例だ。

 これを何制と呼ぶのかは知らないが、つまりは力の強い者が統治する国である。


 それ以外にも小国が幾つかあるが、その内の一つ、【ヴァレン国】ーー別名【犯罪国家】。

 ありとあらゆる犯罪が、『合法』とされている国だ。

 俺が、現在進行形で住んでいる国である。


 崖に覆われた国で、崖の上には大森林が林立し、この国に入るには、一本道である崖の谷間を通る必要がある。

 正直、景観は微妙だ。

 見渡す限り岩肌しかないのだから。

 まあ、俺は夜にこっそり抜けては、森に入ったりしてる訳だが。


 ヴァレン国が、何故犯罪国家と呼ばれるかと言うと、大昔迫害された人達が築いた街らしく、生きる為に犯罪に手を染めたのが始まりらしい。

 それを聞きつけて、国から終われ逃げて来た者達や、のっぴきならない事情を抱えた者達が集まる様になり、ただの『集落』が、いつしか『国』と呼べるまでに急成長していったとか。


 他国も、何度もヴァレン国を潰そうと戦争を仕掛けたらしいが、何せ土地は崖に覆われている。

 崖の谷間を抜けようにも一本道なので、遮蔽物はほぼなく、隠れ用にも隠れられず、いい的にされるわ、大森林を抜けようにも、そこは魔物の巣窟で、崖の上に着くまでに被害は既に甚大となる。

 そんな訳で、攻めに攻められず、指を食わえて見ているしかなかったと言うわけである。


 そうして、そうこうしている内に、ヴァレン国は勢力を拡大し、様々な国で力を示していった(・・・・・・)

 今では、国の中枢まで根強く根を張っている(・・・・・・・)為、国もおいそれと潰す事が出来なくなってしまった始末である。


 いやはや、怖い怖い(他人事(笑))


 ヴァレン国を治めるは、自らを王と名乗る【八人の罪咎(ざいきゅう)】と呼ばれる者達だ。

 ヴァレン国は、八つの街で出来ているが、それぞれをそれぞれの王が統治している。

 それぞれ管轄?が違うので、よっぽどの事がない限り、お互い不干渉と言うのが暗黙の了解らしい(心底どうでもいい)。


 そんな訳で、この国では、暴力や強姦(レイプ)、麻薬や強盗など、犯罪は日常茶飯事で治安が悪い。


 被害者にされたくなかったら、力をつけろ!と言うのが、この国のモットーだ(考え方が魔人寄り?)。


 その中で、見込みのありそうな者が居れば、幼い頃から英才(犯罪)教育が施されたりする。

 英才教育を受けた者は、将来に期待されており、エリートコース(王が治めてる、八つの部門のどれかに入る事)行きが濃厚になるらしい。

 そのお眼鏡(迷惑)にかなったのが、俺と言うわけである。


 まあ、今後どうなるかは分からないが、この世界についての地理はこんな所かな?


 次は種族についての説明に移ろうか。


※作者は、別に犯罪を容認しているわけではありません。

あくまで、話のネタとして書いてるので、そこの所をお間違えなく。

念の為に(笑)


主人公は、いずれはヴァレン国を飛び出し、世界に足を運ぶ予定です。



それから、『帝国』って、『王国』とかと同様で【君主制】のイメージが強かったんですが、調べていると【共和制】のも存在するみたいで、本作では此方を取り入れてみました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ