伊豆長岡金城館
8時ホテル出発、その前にまた一風呂、朝日に映える伊勢湾の何と美しいことか。正面から太陽の柔らかな光が波にはね返り、浴槽にゆったり身体を沈めれば疲れも吹っ飛ぶ。
伊勢神宮には8時20分到着、まだ人はまばら。宇治橋を渡り、五十鈴川御手洗場で、手と口を清め、厳かな神苑を心の中で頭を垂れながら右側を静かに進む。だが、前方を歩く6人組は横一線で話し声も高く、まるで公園の散歩のようだ。
ま、いい、伊勢神宮が日本人にとって何かが理解出来ないものに、それを分からせることは無意味だと、自分に言い聞かせながら。御正宮に着き、石段を登ろうとしたら、神宮の作業服を着た若い男がしきりに砂利を均している。少し煩い。
おまけに、参拝して帰りの石段を降りるとき、その出口を均しているので、今度は砂ほこりが立っている。出口横には、見張りかもしれないが、神主が一人座っているけど。ま、参拝を済ませたのだからお目当ての赤福餅を食べましょう。
伊勢の名物赤福餅!のコマーシャルが流行っていたとき、まさかあんなことをするとは。でも、矢張り伊勢に来たら食べずには帰れない。早速、その店に。以前は畳敷きの縁台に腰掛けると正面の宇治橋が見えたが、行ってみれば壁になって、興醒め。
さて伊勢神宮も参拝したので、此処から沼津ICへは高速道一本道。所々目当てのサービスエリアに寄りながら、土産を見ながら景色を楽しみながら、ゆっくり行きましょう。
名古屋も過ぎ、道はいよいよ豊田から新東名に、そして岡崎サービスエリアに。ここで再び矢場とん、に巡りあった。
岡崎は家康が生まれた所だ。今の川、矢作川だよ、じゃ秀吉の話しようか、パス、響子ちゃんの一言。そうこうしている内に岡崎サービスエリア到着。早速中を見てみると、奥行が広く、施設は充実している。何と矢場とんコーナーがあるではないか、早速響子ちゃんと哲也に報告、食べましょう、宏ちゃん、再びの矢場とん、に大喜び。大いに満足し、次は浜松サービスエリアに。
新東名で一番人気サービスエリア、浜松。ピアノの鍵盤を象った建物、この駐車場は頭から駐車。期待を込めて覗いてみたが、岡崎を見たせいか、さほど。ざっと見て、二番目の静岡サービスエリアもさほど。あとは富士の山が楽しみ、静岡を過ぎてから突然真正面に飛び込んで来た。7、8合目に大きな雲がたなびいているので、全容を楽しむことは出来なかったが、それでもその大きさに圧倒される。
あとはホテルに一直線、沼津ICで降り、伊豆長岡金城館に到着したのは17時40分。フロントで手続きすると、食事は18時から、と。一風呂と言う訳には行かず、取り敢えず部屋に。しかし、この部屋が広い。玄関、寝所は12畳ぐらい、それと和室、洋室、内風呂はなんと檜、只残念なのは5階だけど、カーテン越しに庭が見えるだけ。