大津雄琴温泉 琵琶湖グランドホテル
8時50分出発、妻籠まで私が運転。つくづく思うがナビは本当に便利。トラック運転手の時は何処に行くにも道路地図は必須で、東京を通過する時は首都高速を無事通過出来るか、案内表示を見ながら冷や汗もの。それが今は、ご丁寧にも音声付き、到着予定時刻も分かる。音声認識でガソリンスタンドの場所等何でも教えて呉れる、で10時30分到着。
木曽路は全て山の中である、その妻籠に来た。閑散とした駐車場に停めると係員のおじいさんが丁寧に説明してくれる。橋を渡れば直ぐ。実は、綜合警備に勤めている時、義父母と4人で馬篭に行ったことがある。響子ちゃんは妻籠にも行ったと云うが、私は記憶にない。
義父母は良く名古屋に来てくれた。娘夫婦の所が気軽だったらしく、何度も来て呉れた。だから、この妻籠、馬篭もそうだが、4日目に訪れる伊勢神宮にも哲也達が小さい頃、義父母、私達、子供3人、トヨタマークⅡで行った。哲也に聞いてみたら、伊勢神宮の記憶はないとのこと。
妻籠は馬篭に比べると街並みは小さい。観光客はまだ早いせいか私達だけ、土産物店も幾分寂しそう。でも宏は喜んでいる。その寂しげな土産物店で哲也は地酒を、また別の所で店自慢の和菓子を買い求め、そうこうしている内に、7,8人の集団が来たので戻ることに。陽が差していないから寒いが、それが返って妻籠の風情を醸し出す。20分程見て馬篭へ。
高山陣屋は哲也とともに感動したが、この馬篭宿は皆大満足。それは島崎藤村記念館を見たから。この記念館は義父母と一緒に見た。その時は,二つある展示館の内新しい方を見たが、義母が足を少し痛めていたので、石階段から下った展示館は見なかった。
妻籠と馬篭は近く、所要15分、11時10分無料駐車場に到着。馬篭は無料駐車場が多く、見るなら下の駐車場で停めてから坂を登り、下った方が楽とガイドブックにあるが、私達が停めたところから記念館は近く、この方がベター。
妻籠の風景が墨絵のようなら、馬篭は陽が差しているせいか牧歌的に映る。街並みは大きい、しかし結構急だ。妻籠宿は平坦だったが、馬篭宿はこの急な坂道によく宿を並べたものだと今更ながら感心する。しかし傾斜はあるが、石畳なので歩きやすい。恵那山が雲に隠れているものの神々しい。
記念館到着、入館料を払い、何十年振りに見学。この旅、何十年振りがよく口に出る。私だけが思い出に酔っているせいか、時々のエピソードを語るが、響子ちゃん結構冷静、あまり関心がない。女性はドライだ。