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下呂彩朝楽別館 続き

 今度の旅、この高山陣屋を含めて、鳥羽や伊勢、京都に行ったことなどを哲也に聞いてみたが、殆ど覚えていないとのこと、時々昔のエピソードを加えながらの旅でもあった。


 一組のペアが門を背に写真を取っていたので、脇を抜けたら、そこは帰り口、守衛さんに謝って券を購入。入口からスリッパに履き替え中に入り順路に沿って陣屋を廻る。


 いや広い、広い畳部屋が続く、政務を執る部屋、地役人の控え室、奥方の部屋、罪人の詰問所、その広さ半端じゃない。襖など全部取り払っているので、庭も広く見える。二人で、しきりに感心する。


 ここ飛騨は幕府が大名から取り上げた土地、また大一揆があり、後、代官から郡代が治めることにもなったので、その権威の象徴としての陣屋であろうが、ここ高山陣屋だけただひとつ現存する陣屋。併設の蔵も見学したが、飛騨の歴史が詰まっていて興味が尽きない、時間もあることなので引きあげる。時間にして15分ぐらいかと思っていたら、何と倍の30分も要した。少し待ちくたびれた響子ちゃんに謝って出発。


 トラックの運転手をしていた時は何度も高山を訪れたが勿論観光している時間はない。しかし、何十年振りかで訪れ、陣屋を見て良かった。


 16時半出発、ここからは私が運転。運転しながら、そういえば市内に入るとき長い坂を下ってきたなあ、と、で今度は登ることに、そうそうトラックできた時は急な坂に見えたけど、軽自動車だと全く普通だなどと感慨に深けながら。


 下呂の前に上呂が、その上呂を過ぎたあたりのスーパーで飛騨の地酒を購入、ビール(贅沢だけどエビス)も。


 お袋、ここ下呂に良く来ていたなあ、結構贅沢していたよね、と云うと、響子ちゃん、雁道(母の直ぐ下の妹)の叔母さん招待券があったので、誘ってもらっていたのよ、と。あそこよ、と指さす方向にかなり大きな旅館が見える。そうか、ここに来たのか。


 18時前に到着。ここ下呂彩朝楽別館は湯快リゾートチェーンのホテル。宿泊客の負担を軽減するため、利用客が出来ることは利用客がで、浴衣も自分で選び、食事はバイキング。部屋に入れば布団は既に敷いてある。


 部屋は5階、かなりの高台のため下呂の街並みが一望出来る。一風呂浴び食事は8時から。バイキングも慣れているので、1時間程で済ます。生ビールを一杯飲んだだけなので、部屋で白川郷の地酒を飲む。が、皆あまり進まない、美味しくない、で一口飲んで、あとはビールを少し。他のホテルが打ち上げた花火が見える。得した気分のまま、早めに就寝。


 二日目はいよいよ名古屋に入る。今回この旅行で、当初は馬篭を見てから彦根城、そして大津との選択肢もあったが、矢場とん、を食べて見たいということで、名古屋経由のルートにした。響子ちゃんと結婚したのは昭和52年春、その年秋頃だったか義父母が新婚の私達に会いに名古屋に来て呉れた。名古屋駅に迎えに行き、4人で昼食を矢場とんと決め、矢場町に行ったが、生憎店が休み。


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