第五十九話「なあ、さっきのあれなんだ?」
――― No.76 擁護専用掲示板※姉含む その70
109 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:29:15.70 ID:IghHEm94
終わったな
112 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:30:02.14 ID:XaY11vOc
なあ、さっきのあれなんだ?
115 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:31:45.33 ID:PlD66bLw
よく分からんが、何か策を講じたのは分かった。
118 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:33:12.05 ID:hY3dX6sF
>>112
伊藤スレ見てきたよ。あれ、魔力を吸収する装置だって。
一か月以上前から開発してたとか?
121 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:34:55.12 ID:RoN55gJk
>>118
詳しく。
124 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:35:38.88 ID:KuZ88pTz
>>118
あの場の魔力を吸い取っていたってこと?
127 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:37:01.44 ID:hY3dX6sF
>>121 >>124
登録した魔力波長以外を吸い取るエリアを作成。
設置エリアが狭いらしく、効果も短時間。
笹田さんあたりが設置して回ったと思われ。
130 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:38:22.09 ID:ZkL99qMr
なるほど
133 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:39:15.66 ID:KiT78uNn
>>127 サンクス
136 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:40:44.21 ID:WiS33hJm
確かに、あのキレンジャーの時、魔力がーとか言ってたもんな
139 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:41:59.33 ID:TfV44kUy
あの見えない壁とか、魔力依存だし。
142 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:43:10.55 ID:bN2pQ7rE
伊藤も頑張ってたんだな。
145 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:44:22.88 ID:mK9fS1vG
>>142
伊藤ってか永井?
148 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:45:33.11 ID:tW4xY0zA
>>145
ああ、伊藤と初期から一緒にいる錬金術師だっけ?
151 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:46:44.90 ID:jL6hD3uN
なんか意外とあっけなく終わったよな?
154 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:47:55.12 ID:IghHEm94
>>151
そりゃ、作戦うまく成功したからな。
でも最後は黒木が死にかけてたし、あの最後のやつやばいよな?
157 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:48:12.44 ID:rP8qC5mB
いつも無理するだろあいつ。
160 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:49:33.77 ID:eT2vF9kL
彼は夢に向かって一直線だからな > 全員帰還
163 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:50:55.11 ID:wA4nS7jQ
これで障害は無くなった?
166 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:52:00.66 ID:zX1oG8vP
>>163
そもそもだが、あれも神が作ったキャラだろ?
邪魔するつもりならさらに強い敵が! ってなるけど?
169 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:53:11.22 ID:uM5kE0rT
終わらない戦い。
172 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:54:44.90 ID:XaY11vOc
その内、この世界を一撃で粉砕するような強敵が出てきて、宇宙で戦ってそうだよな。
175 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:55:59.12 ID:PlD66bLw
うへぇ
178 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:56:12.33 ID:RoN55gJk
何はともあれ、みんなしっかりと休んでほしいな
181 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:57:45.66 ID:KuZ88pTz
だな
184 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:58:33.11 ID:ZkL99qMr
結局、今回のMVPは誰なんだ?黒木か?
187 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 10:59:44.22 ID:KiT78uNn
そりゃ、今回も竜ちゃん捨て身の攻撃だったしな。
でも美織ちゃんも頑張ってたぞ。
190 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 11:00:55.77 ID:WiS33hJm
黒木のあのスキル、反動が怖すぎる。
毎回強化剤二本のみしてるし、宇野くんたちが即座にケアしてなかったら死ぬんじゃね?
193 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 11:01:12.44 ID:TfV44kUy
全部作戦なんだろうけど、見てる方は心臓に悪いわ。
196 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 11:02:44.90 ID:bN2pQ7rE
本スレの方は「黒木が死にかけてザマー」とか「そのまま死ね」とか酷かったけどな。
199 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 11:03:15.66 ID:hY3dX6sF
永井の用意した罠がなければ、何人か犠牲が出てた可能性が高いよな?
202 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 11:04:33.11 ID:IghHEm94
永井は裏方だけどいい仕事するよな。
205 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 11:05:55.77 ID:YuR99oKo
勇者パーティの連携も上がってたよな。
前回無かった必死さが出てたし。
208 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 11:06:12.44 ID:PlD66bLw
ミドレンジャー、酒井が最後決めたときはスカっとしたな。
黒木にはクソ勇者とか言われてるけど。
211 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 11:07:33.88 ID:MoE54sAy
>>208
でもやつらの生命力どうなってんだ?
あれバケモノだろ。
半分になっても生きてるとか。
214 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 11:08:45.11 ID:RoN55gJk
それを喰う予定だったんだろ?
倫理観がどっか行ってる。
217 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 11:09:59.22 ID:KoM11eTa
あれを目の前で見せられてよく戦意喪失しなかったなwww
俺なら腰抜かすwww
220 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 11:10:33.77 ID:bN2pQ7rE
黒木の「二人まとめてかかってこい」は痺れたけど、あれ本人震えてたろ?
そこが人間臭くて好きなんだけどな。
223 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 11:11:12.44 ID:YuR99oKo
まじで一回、温泉にでも行ってのんびりして欲しいよな。
毎回ボロボロになってる。
226 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 11:11:55.88 ID:SaK21tIo
神のさじ加減一つだろうけどな。
このまま連戦とかになったらクソゲー認定だわ。
229 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 11:12:38.14 ID:TfV44kUy
>>226
元からクソゲーだろ。
231 :神の信徒@ななし:20XX/06/01(土) 11:13:59.43 ID:bN2pQ7rE
とりあえず全員生きてて良かった。
黒木は飯食って寝ろ。
◆◇◆◇◆
Side:藤田美織
戦いは終わった。
あの場にいた全員の不安は消え、静寂だけがその場を支配していた。
黒木くんのボロボロになった体を支える。
「俺が……」
そう言って、佐々木くんが彼を背負う。
酒井くんたち勇者パーティと短く別れの言葉を交わし、私たちは王都へと繋がる転移陣に足を踏み入れた。
あれから数時間が経過した。
王都の拠点、修復された一室。
室内の空気は重く沈んでいる。
黒木くんはベッドに横たわったまま、依然として目を覚まさない。
その寝顔は幼く見えると同時に、どれほどの重圧を背負い続けているのかを物語るように険しかった。
佐々木くんは、彼をベッドに寝かせた後、「行ってくる」と告げて部屋を出ていった。
恐らくダンジョンへ行ったのだろう。
静かな部屋に、不意に殺気が満ちる。
「弱ってる今がチャンス。今、殺すわよ」
声の主は真紀ちゃんだった。
彼女は憎しみを凝縮させたような表情で、横たわる黒木くんを見下ろしている。
その手には牙突が握られていた。
私は反射的に彼女の背後に回り、その身体を羽交い締めにすると、力任せに部屋の隅へと放り投げた。
「私は黒木様の盾。危害を加えるなら、貴女であっても容赦しない」
感情を押し殺し、淡々と告げる。
難なく床に着地し身構える真紀ちゃんは、こちらを鋭く睨みつけている。
「くっ……!後悔することになるわよ」
吐き捨てるように言い放ち、彼女は激しく扉を閉めて部屋を出ていった。
静寂が戻る。
もちろんこれは予定調和の芝居だ。
真紀ちゃんは事情を知っている。
彼女が黒木くんを憎む振りをして、彼に精神を支配されている私がそれを退ける。
そうして敵対の構図を強調し続けることで、視聴者の目を欺き、黒木くんの目的を隠し通す。
これは私たちに課せられた役割の一つだった。
私は息を殺し、ベッドの横にある椅子に腰を下ろした。
黒木くんが早く元気になるように。
そう願いながら、私は椅子の上で丸まるように膝を抱え、彼が目覚めるのを待った。
「クソ勇者は、ちゃんと役目を果たしたか?」
低く、掠れた声が聞こえた。
私は弾かれたように顔を上げると、そこにはいつの間にか瞳を開け、天井を凝視している黒木くんの姿があった。
その瞳には休息の光など微塵もなく、すでに次の戦いを見据えているような決意が宿っているように見えた。
「はい」
私が短く答えると、彼はわずかに舌打ちをし、痛みに顔を歪めながらも上体を起こした。
まだ数時間しか経っていない。
精神的な疲れは、強い苦痛を伴うことも知っている。
私は冷静に腰の袋から安定剤を取り出し、彼に差し出した。
本当は宇野くんのスキルの方が効果があるのに……。
待機させなかったことが悔やまれるが、私が直接的に宇野くんに頼むのは、下僕として不自然な行動だ。
宇野くんも、黒木くんのために自身で判断して、目が覚めるまで待機してくれれば良いのに……。
そんな、八つ当たりのような逆恨みを、心の隅で考えていた。
全員の生還を果たす上で、障害であった四人は無事に、取り除くことができた。
だけど、これが終わりとは限らない。
あの神は、気まぐれに新たな強敵を作り出すのだろう。
平穏など、最初からこの世界には存在しないのかもしれない。
だからこそ黒木くんは、みんなを少しでも早く日本に帰したいのだ。
だから私は、もっと強くならなければならない。
彼の盾として、決して壊れずに、彼の矛として、全てを貫けるように。
そんな圧倒的な力を備えなければ、彼と共に歩むことはできない。
黒木くんはすでに装備を身に着け始めた。
金属が触れ合う音。
その音は、戦場へ向かう合図でもある。
私は無言で立ち上がり、彼の影に潜むように付き従う。
私たちは再び、暗い深淵が待つダンジョンへと足を踏み出した。
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