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第5章 長谷川茉優の白骨遺体見つかる

今日も朝から雨であった。理沙と慶次は一緒にマンションを出て職場に向かった。その頃、長谷川茉優の遺体捜索は既に始まっていた。1時間くらい掘って約1メートルくらいの深さに白骨遺体とカバンを見つけた。カバンの中身を長谷川茉優のお母さんに確認してもらった。茉優の物だとわかるとお母さんはその場てま泣き崩れた。「行方不明者、7時半。長谷川茉優さん、発見!」と鑑識課課長が大きな声で叫んだ。、城田刑事は、すぐ電話を理沙にかけたが応答しなかった。理沙は車の運転中だった。スマホがなっているのはわかった。店に着いたので折り返し電話した。「城田さんですか?河口です。電話貰ったみたいだったので折り返しました。」理沙は城田刑事に尋ねた。「河口さん。長谷川茉優の遺体出ました。有り難う御座いました。」城田は理沙に捜索の結果を報告した。「良かったです。」理沙は微笑んだ。駐車場には杉谷の車が停まっていた。理沙は車を杉谷の車の脇に停めた。理沙は裏の事務所の入り口から入った。「おはようございます。」理沙は掃除をしていた、杉谷の背中に挨拶をした。「おはようございます。」杉谷は振り向いて理沙を見た。「杉谷さん。昨日の事故、大友由香里さんだったみたいです。軽症だそうです。」理沙が杉谷の顔を見た。「あら!そうだったのね。びっくりです。」杉谷は驚いた顔を見せた。「河口さんはのぼりを出して下さい。駐車場の掃除もお願いします。」杉谷は理沙に支持を出した。「はい、わかりました。」理沙は返事をして、裏の倉庫からのぼりを出して駐車場の掃除を始めた。雨の中、傘を差しながら掃除をしていると理沙は霊の匂いに気づき顔をあげると昨日の大友由香里さんに付いていた。邪悪な男がニヤニヤしながら立って理沙を見ていた。「あんた、河口さんきい?地獄で和田さんからあんたの事を聞いて来た。昨日も来たが俺のタイプの女が居たから夢中になってあっちの世界へ連れて行こうとしたが失敗した。近いうちまたやろうと思うんだが住所がわからない?地獄に居る者は住所とか教えてもらいえないシステムになっている。自由自在に行かないって事。」男はヨダレを垂らしながら理沙の顔を見た。「それでは、私がここに居るのわかったの?」理沙は疑問を持った。「それは和田さんから聞いたんだよ。和田さんはあんたの事を調べあげていたから住所も職場もあんたが霊が見える事も会話も出来る事も知っていた。あの人、女子高生を2人殺ってるだろう。そう言うの得意なんだよ。俺はガキを1人殺って地獄行き。だから耳が左側だけ無いだろう?和田は2人だから両耳無かっただろう?3人以上殺すと鼻もないしこうしてでても来られないんだよ。」男はヨダレを垂らしながら理沙の顔をニヤニヤしながら見た。「ごめん。個人情報はおしえられない。」理沙が言うと杉谷さんが店から出て来て、「河口さん。何、雨の中つっ立ってんの?もういいからお店にはいりなさい。」杉谷が理沙の顔を見た。「杉谷さん、私の前に昨日、大友さんに付いていた。男が目の前に居るのよ。私に大友さんの住所教えてくれって言ってるの。見えないですよね。匂いもわからないですよね。霊独特の匂いがあるんですよ。」理沙が言うと男の霊はスウッと消えた。「私には見えないし、匂いもわからない!」杉谷が理沙ゃの顔を不思議そうに覗いた。「ほら終わってお店の中に入りましょう。」杉谷は理沙の手を引っ張った。店内に入ると「河口さん、霊と喋っていて怖くないの?」杉谷が聞いて来た。「怖いとかはありません。仲良くなっちゃうんです。この間お話した親子の話も女子高生の話も金縛りの話も霊が私を頼って来てくれてます。今朝も警察から電話ありまして、女子高生の白骨遺体が見つかったばかりですよ。ちょっと嬉しい感じです。」理沙は杉谷の目を見つめた。「そうなんだね。怖くないの!私、見たことないからたぶん見たら怖くて叫ぶだろうな?」杉谷は少しだけ顔が強張った。「河口さん。開店するわよ。今日も1日宜しくお願いします。あなた、朝一番の予約のお客様が居るのね。私も居るから。頑張りましょう。」杉谷先輩が理沙の目を見つめた。

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