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第23話 【神殻戦域•第二陣《裁きの書》VS《創造の光》】

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 空間が裂け、光と闇の奔流が交差する。


 “神殻戦域”の中心で、レオルたちと教条ドグマとの戦いは熾烈を極めていた。


「……っ、こいつ……一撃ごとに“概念”が違う!」


 エルフィナが回避の弓術

風紋跳翔ヴァリアントシュート》を放ち、教条の頭部を狙うも、、

 翼の一振りで“空間ごと削除”されてしまう。


「この力……単なる物理でも、魔法でもない……!」

 ノアが震える手で観測魔法を操作しながら叫ぶ。


「教条、、一枚一枚の“書のページ”に別々の戦闘システムが組み込まれてる。

 神代の戦術データが、擬似人格で実行されてるのよ!」


「……そんなチート、ズルすぎるってば……!」


 ミルが声を上げながらも、《賢導紋式アカシックフロー》を展開し、仲間の魔力制御を支援していく。


 

 だが、追い込まれているばかりではない。


「おららあぁぁぁ!! 

《爆熱覇鍋ツインフライパーン•轟烈型》!!」


 バンザイの二刀と鍋が地を裂き、爆炎の波を放つ。重力式を内包した鍋撃は、教条の翼の一つをかすめ、鈍い火花を散らした。


「やるじゃな〜い♡バンザイ!」


 ディアボラが黒焔をまとって跳躍し、笑みを浮かべる。


「よーしっ!私もいくわよ♡

《魔焔重奏エクリプスコロナ》!」


 空間に刻まれた六重の魔法陣から、同時多発の黒炎球が放たれる。旋回しながら対象を包囲し、熱量と圧力で教条を押し込んでいく。


 その隙に、セラが動く。


「今よ!!

氷界律動アブソリュート・セレナーデ》!!」


 空間の温度が一気に凍てつき、教条の動きが一瞬止まる。

 絶対零度に迫る冷気が、歪な神機の動作速度を奪っていく。


「やるねぇ♡よしっ!いっくわよ〜巨乳ちゃん☆

 一緒にフィニッシュ、いっちゃおっか♡」


「なっ?!巨乳ちゃん!?ええ!合わせるわ!」


 二人が空中で“爆乳を押し付け”、手を取り合う。


 、、[融合爆乳合体魔法]、、

 

   《煌氷焔華カレイドルミナス》!!


 爆裂する魔焔と極限の氷華が交差し、虹色の爆発を伴って、教条に強烈な一撃をお見舞いする。


 戦場が静寂に包まれた。


「やった……!」


 ミルが思わず拍手し、セラとディアボラが空中で胸を合わせてハイタッチを交わす。


「どう? 私たちの“巨乳爆乳コンビ”、本気出したらこんなもんよ♡」


「うん……名前はアレだけど、実力と胸は本物よね」

 ルーナが呆れつつも、頬を緩めていた。


 だが、、、


 教条の“書”のページが、ひとりでに開かれる。


『[第八章]•《霊災撥条パージ・スクリプト》、、受理』


 その声と共に、教条の全身を覆う鎧が一度“消滅”し、再構築される。

 新たな形態へと移行したその姿は、以前よりもさらに人に近く、、だが同時に、神性の輝きを強めていた。


「お……っ、自己強化ページまで持ってるのかよ……!」

 ルーナが影の中から呟き、即座に新たな位置へ潜行する。


「[影舞結界]《黒蓮刃こくれんじん》!!」


 教条の死角を突いて、無音の刃が背後から突き刺さる、、、かと思われたその瞬間。


「んなっ?…読まれてる!?」

 刃が命中する直前、空間に浮かぶ“文面”が干渉し、影の動きを書き換えた。


「《未来予測記述》……!?」

 ノアが青ざめる。


「教条……ページに“次の動き”を書き込んで、現実を上書きしてる……!」


 

 、、そんな異常な存在に、立ち向かう者がもう一人いた。


 《ファル=アヴァロン》


「ふ〜ん、君の記述法則……確かにすごいね。

 でも、僕にはさ、、“拒絶”の式がある」


 彼は静かに片手を上げた。


「《拒絶因式カオスコード・イレギュラー》、、、発動」


 空間の書式が一瞬“乱され”、教条の文面がぶれる。


「観測式に“否定変数”を挿入……

 君の予測と書き込みを、“無意味”にする!」


『っ、、拒絶術式か!』


 教条の動きが鈍る。その隙にレオルが前に出た。


「行くぞ!![神創造]•《光拳》」


 レオルの右腕が発光する。

 神核が脈打ち、全身に“創造の書式”が刻まれる。


「[原初創造]•《創界顕現ユニバース・オーダー》っ!!」


 レオルの拳から放たれた一撃は、純粋な“創造”そのもの。

 神代の機構を貫く衝撃が、教条の胸を穿ち、空間そのものを再構築する力を持っていた。


「うおおおぉぉぉぉぉ!!!」


 爆発、、、。


 光と闇がせめぎ合い、ついに教条の六枚の翼のうち、三枚が砕け落ちた。


 、、だが、まだ終わらない。


 教条は膝をつきながらも、再び“書”を開こうとする。


『ページ起動、、[最終章]•《消去の神律》、、』


「……それは、撃たせない!」

 ノアが叫ぶ。


「《知律収束陣エンブリオ・リンク》!」

 ノアがこれまでに観測・記録してきた魔法陣すべてが集結し、戦域の空間を包む。


「創造も、拒絶も、記録も、ここにいる“みんなの意思”が繋がってるの!!」


 その光に呼応するように、全員の力が一つになる。


 

「、、、みんな…これで、終わらせる!」


 レオル、ファル、ディアボラ、セラ、ルーナ、バンザイ、ミル、ノア、エルフィナ。


 全員の一撃が、教条へと重なる。


 「[原初創造]•《創神律滅グランドレクイエム・オブ・ユニティ》」


 全力を結集した“調和の一撃”が、教条の胸を貫き、崩壊させる。


  戦域が、静かに消え始めた。


「やった……のか……?」


 レオルが膝をつき、皆が息を整える。


「教条、これが……俺たちの“答え”だ」



 一方、戦いを遠くから見届けていた影があった。

 それは、黒きローブをまとった謎の存在。


「……神を否定した者たち。その先に待つのは、“創造の反動”」


「今度こそ、お前たちが作る世界が“完全”かどうか……見届けてやろうじゃないか」


 闇の中に消えていったその背後では、次なる神代の遺産、、

 “機神の領域”が、目覚めようとしていた、、。



            続

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