第3話 【神々の残した世界へ、、始まりの大地】
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レオルたちが光の階段を越えた先、、、
そこは、どこまでも白銀の大地だった。
雪ではない。砂でもない。光の粒子が舞うその大地は、まるで“存在”そのものがまだ完成していない、未定義の領域だった。
「……ここが、“創世の門”の向こう側……」
レオルは足元に広がる銀色の光景を見渡しながら、小さく呟いた。
頭上には空があったが、太陽はない。
それでも明るい。空気は静かで、何もないはずなのに“何かの気配”が常に揺らいでいた。
「すごい……まるで、“世界の胎児”って感じね」
ノアが記録紙を展開しながら、目を細める。
「ここは神々が最初に“理”を刻んだ場所。
大地の定義、空の仕組み、生物の法則……全部が混ざり合う、始まりの地」
「つまり、下手に触れたら世界ごと壊れたり……ってこともあるってわけね…」
エルフィナが弓を握りながら、警戒を強める。
「へぇ……☆けどさ逆に言えば、“触れ方次第で何でもあり”ってことじゃない?」
ディアボラがウキウキと歩きながら、笑顔を浮かべる。
「よしっ!試してみるか……創造の力を」
そう言って、レオルはゆっくりと掌をかざした。
神核が反応する。
脈動と共に、彼の手から紡がれたのは一片の“青い花”。
その花は、地面に降りた瞬間、、
根を張り、周囲の空気が変わった。
「!? 風が……流れてる!?」
「“存在”が確定したんだ。この地に一つ“生命”が根付いたってこと」
ノアが興奮気味に言う。
レオルの額に汗が滲んでいた。
「ふぅ、すごい魔力の消費だ……けど、確かに手応えがあった」
「面白くなってきたね。だったら、村ひとつ作るのも夢じゃないわよ、ここで!」
ミルがはしゃぎながら飛び跳ねた。
しかし、、その瞬間。
「……気配だ!?」
ルーナの声に、全員が一斉に構える。
光の大地の向こう。遠くに人影、、、
否、“存在”が近づいてくる。
「……あれは、誰だ?」
その姿は、半透明でありながら、確かな“神格”の気配を纏っていた。
長い銀髪。六枚の翼。両目には“虚無”と“理”の光が宿っている。
「ようこそ、創世の大地へ。私は“断片体・レミエル”。神の補佐として残された存在」
その声は直接、意識へと響いてくる。
「君たちは、“創造権限”を持つ者……だね?」
レオルが一歩前へ出る。
「そうだ。俺たちは“新たな秩序”を築くために来た。争いのない世界を目指して」
レミエルは微笑を浮かべた。
「ならば、君たちには試練が必要だ。創世の地には“旧神の遺産”が散在している。
一つでも触れれば、世界そのものが君たちの意志で“書き換え”られるようになる」
「けど、それを奪おうとする存在も……現れる、ってことよね?」
「その通り。すでに複数の神格を持つ“拒絶者”たちがこの領域に存在している。
彼らは“理の崩壊”を望み、世界の再構築に反対している」
「……つまり、その連中が“神の敵”か」
バンザイが背中の二刀を握り直した。
「俺たちの旅が、いきなりクライマックスなんじゃないの!!」
「ふふっ、いいじゃない、いいじゃない☆やる気湧いてきちゃったわ♡」
ディアボラが笑い、腰をくねらせ、爆乳を揺らす。
「みんな!待って!!
レミエルさん。旧神の遺産、、それがどこにあるか、教えてくれる?」
ノアの問いに、レミエルは頷き、空間に魔法陣を展開した。
大地に光のマップが浮かび上がる。
そこには、何個かの“創造核”の座標が示されていた。
「この遺産、、それぞれが“創世”に必要な鍵となる。
しかし、どれも強力な神格体によって守られている」
「つまり、取りに行くには“戦い”は避けられないってわけね」
セラが静かに言った。
だが、レオルは力強く頷いた。
「それでも、俺たちは進むよ。
争いの火種を奪い合うんじゃなく、“共存の秩序”を築くためにね!!」
その言葉に、仲間たちが一斉に頷く。
創造の大地が微かに震えた。
それは、、新たな“世界の始まり”を告げる産声だった。
続




