第50話 【決戦の大地! 村を護る創造の砦】
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空が、真紅に染まった。
黒煙を引いて押し寄せる魔王軍。
その先陣は、四足歩行の魔獣騎士団《鉄喰いの牙》。
続くは、空を翔ける《黒翼連隊》。
さらに、大地の裂け目からは、ディアボラがかつて率いていた《煉獄の花》が姿を現す。
数千にも及ぶ魔族軍が、未開の大地に築かれた“レオルの村”へと殺到していた。
「、、来るぞ。配置に就け!」
レオルの声に、仲間たちは即座に動いた。
「[神創造]•[砦展開•精鋼の楼門]!」
地面を這うようにして生まれる防壁。
巨大な門と塔が姿を現し、村を中心にぐるりと囲むように布陣された。
塔の上では、エルフィナがすでに弓を構え、敵の動きを睨んでいる。
「距離500、敵接近。射程内に入り次第、狙撃を開始するわ!」
上空では、セラが氷の羽を広げ、魔力の冷気を大気に蓄えている。
「氷精の力、今ここに……[氷槍陣・降霜の牙]!」
放たれた冷気の槍が空を裂き、《黒翼連隊》に直撃。数体が翼を凍らせ墜落する。
「ふん、村の空飛びたきゃ、氷に気をつけな!」
一方、地上ではバンザイが二刀をくるくると回しながら笑っていた。
「いい匂いに釣られて来たな……だが料理してやるのは、鉄板の上だぜ!!」
「[双牙乱舞・火走り]!」
大地を焦がすような軌跡と共に、斬撃が炎を纏って炸裂する。火花を散らして鉄喰いの騎士たちが吹き飛ばされた。
(うひゃ〜、バンザイもみんなもすごっ!!)
畑の隅から、ポポが村人たちを避難させつつ応援を叫ぶ。
小さな体で一生懸命なのが、レオルの胸に響く。
(俺は……皆の“居場所”を守る。そのために……!)
「[神創造]・[概念融合•防壁•加護遮断式]!!」
レオルが地面に手を触れた瞬間、結界が再構築される。
外部からの加護干渉、魔力波、召喚術、全てを遮断する特殊防壁が村を包み込んだ。
「加護まで……遮る防壁!? 本当に作っちまうなんて……」
驚くルーナの声にも、レオルは冷静に返す。
「仲間がいる。だから、創れる。
俺の[創造]は“信頼と居場所”で進化するんだ!」
その言葉の通り、村の防衛機構はレオルたちの“心”に呼応し、さらに姿を変えていく。
、、そして、敵の中央。
指揮を取る魔族将が一歩進み出た。
「我が名は、将軍ザルギス!
裏切り者の、“元魔王ディアボラ”よ、その首をいただきに来た!」
「いやーん☆私の首、そんなに欲しいの? 変態さんね〜♡裏切ったからって“弱く”はなってないわよ、、♡」
軽くかわすディアボラだが、その目は鋭く敵を捉えている。
「さ〜て、元・部下相手でも手は抜かないよ。覚悟しな!![魔炎咆哮・獄焔]!」
彼女の口から放たれた炎が地を焼き払い、敵前線を一気に崩す。
「きゃっほ〜☆ あ〜っついでしょ♡
私が一番輝くのは、やっぱり戦場よね!」
その時、敵陣の後方から、、更なる影が現れる。
「“調律騎士団”の残党!? 魔族と手を組んでるのか!?」
ルーナが影の中で目を細める。
「……違う。奴らは、“戦場”に紛れて“神核”を狙っているだけ」
そう呟いたのは、ノアだった。
ふわりと空から舞い降り、淡い紙片が風に舞う。
「レオル。観測の時間を終えた今、私はあなたの味方として、未来の記録を共に紡ぐ。
[観測魔式]改•[再記録•加護拡張]!」
彼女の魔法が、仲間たちの背に“加護の重ねがけ”を行う。
「これは……身体が軽い!」
「魔力が底から湧いてくるっ!」
強化された仲間たちは、一気に戦線を押し返す!
、、そして、レオルは村の中心に立ち、静かに目を閉じた。
「これが、俺の全てだ。みんなの力で、村を“砦”に変えた……」
神核が淡く光を放つ。
【スキル[創造]が覚醒しました】
【新スキル獲得:[神創造神域]】
「“神創造神域”……?」
「君だけの世界を、形にする力よ」
ノアの声が囁くように届いた。
「じゃあ、やってみるさ、、
俺たちの力で、ここを“守りきる”!!」
続




