60)続く自主練……家庭教師は熱かった!?
一話分、あると思っていた書き貯めが……半分だった、だとぅ(汗)
急いで書きましたともっ。
だから、出来立てホヤホヤ☆
誤字脱字&変な文章が紛れ込んでいたら、ごめんなさいです〜((汗))
なにはともあれ、覗いてやってくださいませ(_ _)☆
じつをいうと、俺としては騎士団候補生なんかと関わりを持たせる前にはじめから薬師さんが教えてくれたら良かったのにと思ってしまったんだ。
だけどね、そうしていたらペルタとは知り合いになれなかったなって気がついた。
だから、やっぱり騎士団に関わって良かったんだろうなぁ。
そんなこんなな紆余曲折と薬師さんの何らかの思惑を経て、オルンさんが俺とペルタに剣の扱い方を教えてくれることになったのだった。
「ただし、残念ながら基本的なことだけしか教えられないからね? オレの一族って門外不出の剣術が伝えられているんだけど、そっちは秘密なんだよ。それでも良いよね?」
薬師さんが念のためにと確認を取る。
俺たちとは種族が違っているため、じつは体力や魔法能力が桁外れに違うらしい……これ、秘密中の大秘密なんだけどね。
要するに人間族に合わせた剣術を指南してくれるというわけだろう。
そんな諸事情など知るはずもないペルタは、嬉しそうに瞳をキラキラ輝かせた。
「はいっ。ぜんっぜん問題ないっす! っていうか、教えていただけるのなら何でも良いっすよ。是非ともお願いしたいです!」
彼に尻尾があったなら、めちゃくちゃフリフリと千切れんばかりに振り切っているんじゃなかろうか。
「えっと……報酬はどうしましょう? あんまり沢山はお支払いできないかも知れないっすけど、家族に相談してなるべく先生のご希望にそいたいと思います」
「いやいや、オレの本業は薬師だからね……先生なんて呼ばれちゃうとこそばゆいかな。気軽にオルンと呼んでくれて構わないよ」
「えっと、ハイ。承知しました。……それじゃぁ、若と同じにオルンさんって呼ばせてくださいっす」
「うん、ペルタ君よろしくね。それから、報酬は辞退させてもらおうかな……ほんのちょっと剣術の端っこを教えるだけだから、オレにとっては大したことではないんだよ。その代わりといっては何だけど、オレの言うことを信じてしっかりと訓練してくれれば嬉しいな」
「はいっ、もちろんです。よろしくお願いしますっ」
大きな声でそう言って、ペルタは深々と頭を下げたのだった。
辺境伯家の客人として長期滞在しているオルンさん。
俺の家庭教師と兼任で、生徒二人の剣術指南役まで無償で引き受けてくれた。
子ども相手とはいえ、太っ腹である。
しかも、滅茶苦茶に熱心な先生だった。
ペルタは騎士団見習いの訓練前に、早朝から俺と一緒に走り込みや準備運動をすることに。
ニコニコ笑顔で当たり前のように走り込みを三倍に増やしたし。
基本の素振りは回数じゃなく正確さだと言い張って、身体と重心の運び方が出来ていないと一回分として認めてもらえず延々とやらされる。
何種類もの動きを教えてもらったのは良いけれど、それぞれの特徴や利点とか弱点などを考慮した最適の動き方を求められ、俺もペルタも疲労困憊になった。
まだまだ追加で覚える型があるって言われて、気が遠くなったりしたんだよ。
その上で、生温いながらも騎士団の訓練もある。
早朝から昼ごろまで、みっちり扱かれる羽目になった。
それから、オルンさんによってペルタにも例の体操のような武術が伝授された。
俺は正式な名称を知らずに健康体操だと思って十年近く馴染んできたが、れっきとした武術であり、余すことなく身体を駆使する体術の一種なのだとか。
正式名称は『エレム・ザーズ』というらしい。
エルフ族の古語で、ザーズ導師という偉い人が考案した一連の動作群……っていう意味なんだってさ。
オルンさんたちは略してザーズと言っているみたいだから、俺たちもそうすることにした。
院長先生が俺に教えてくれたときには体操だって言っていたものだから、ずっと心のなかで健康体操って呼んでいたんだよ。
まあ、名前なんて今更な気もするし、べつに何でも良いけどね。
身体と心を柔軟にして、体中のあらゆる流れを操作する…………そういうつもりで、己の内側を意識しながらゆっくりと体を動かしてゆく。
全部で三百六十ある型を、順番に辿る。
組み合わせは自由に変えても良いらしいんだけど、俺は院長先生に教えてもらった順番でしか動けない。
自在に変えるには、ちょっと応用が必要なんだってさ。
今のところは変える必要もなさそうなので、このままで良いかなって思ってる。
起床してからと寝る前に、これを毎日繰り返す。
ペルタはウンウン唸ったり、こんな動きが出来るわけないっすよなんて泣き言を言いながら這いつくばっているんだけれど、逃げたり諦めたりする様子はない。
ヨシヨシ……ほらほら、涙を拭いて頑張ろうね。
俺にとっては簡単に感じる動きだが、上手く出来なくて悔し涙を垂れ流しているペルタ。
大きくなってから始める人は、最初の段階が一番苦しいんだってさ。
前にオルンさんが言ってたよ。
身体が柔軟になってくると楽にこなせるようになるらしいから、それまではグイグイ押したり引いたり手伝ってあげようね。
ええと、なになに……無様な君を弄んで楽しいかって?
いやいや、滅相もない。
親切心だよ、もちろんさ。
君が身体を折り曲げたり捻ったり、健気に足をプルプルさせながら爪先立ちでバランスを取りつつ、フラフラになりながら頭の位置を下げたり上げたりしているのを……ちょっぴり微笑ましく見ているだけさ。
いつも幻想百貨店を読んで頂きありがとうございます。
本年中の投稿は今回までとなりまする(*´ω`*)
そして、ノロノロ投稿ながらもチビチビ書いておりますので……今後ともどうぞよろしくお願いしたします。
寒さの厳しい折、皆さまお身体に気をつけてお過ごしくださいませね。
ちょっと早いですが……どうぞ良いお年をお迎えくだされーー∩(*´∀`∩)♪♪




