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魔王なんだけど勇者が「バリア」とか小学生でよくやったやつで攻撃を防いでくるんだが。

作者: 黒豆100%パン


「ふははははは来たか!」



ついに魔王と対峙するとき、勇者、僧侶、魔法使い、武闘家の4人でで立ち向かう。魔王からは凄まじいオーラが放たれていて。とても邪悪な雰囲気だった。



「魔王に挑んで勝てるだろうと思ったその、傲慢さを死んで悔いるがいい!!」



「御託はいい、いいから来い!」



「生意気な!」



魔王は手から黒い風のようなものをだした。これは魔王の得意技、能力値を下げる『呪いの風』だ。これを食らってしまうととても苦しい戦いを強いられることになる。



「バーリア」



勇者たちが両手を胸のところでクロスさせてそう叫ぶと、魔王が仕掛けた全く風を受け付けない。魔王はきょとんとしてしまう。



「え?ちょっと、なにそれずるくない?」



「バリアを張ったら無敵なの、知らないのか?」



「いや何、その小学生がよくやってたやつ!!!」



説明1

バーリア!!



これをされると鬼にもタッチされない、何なる攻撃も受け付けないという小学生の間で使われる最強の技。だが使いまくると友達に愛想尽かされるので、注意が必要だ!!




「ふん、お前にためにニードルスレイダーをよういした。これで十分だ」



「ニードルスレイダー...ほほう、どんな武器か楽しみだな」



勇者が取り出したのは銀色の顔のついたもので先端はひし形になっているもの。

なんだかどこかで見たことあるようなデザインをしている。


「それ家庭科でよくお世話になった針に糸通すときに使うやつ!ってかそんなかっこいい名前なのか!ってかさっきから小学生あるあるみたいになってるんだけど!」」



説明2

ニードルスレイダー



誰もが家庭家でお世話になったであろう糸通す時に使う銀色の顔が描かれたやつ。やつ、通称「家庭科のアレ」

未だに持つ銀の部分に描かれた

謎の顔の正体は全くの不明。あれまじで誰なんだよ。



魔王は勇者のペースに飲まれまいと、攻撃を仕掛けた。大きな斧を取り出しての攻撃...なのだがバリアの前ではやはり全てが意味なかった。



「よし、二人一組になって攻撃だ!!」




「やめろ!その言葉はやめろ!!」



突然、魔王がその言葉に反応するかのように魔王が嫌がった表情を見せる。それもそのはずその言葉は一部のものには思い出したくないものなのだ。



説明3

二人一組


インキャを殺しにくる悪魔の言葉。


皆が二人組を作る中、誰とも組めずに焦る姿を晒す言わば公開処刑。

結局二人組のところに申し訳なさそうに入れられたり、同じく探してるインキャと組んだりする恥ずかしさは異常。

特に先生と組むことは人によってはめっちゃ恥ずかしかったりする。



「あれは魔界小学校3年...俺は誰とも組めずに...先生と組むことになった。それはとても恥ずかしいことだった...グハァ!」



魔王は過去の思い出したくもないような記憶を無理やり掘り出され、魔王に大ダメージを受けてしまう。

それをチャンスと見た勇者はとあるものを取り出し、勢いよくそれを飛ばした。



「消しピンアタックー!!」



説明4

消しピン



昼休みに机の上で消しゴムを飛ばし、自分の消しゴムが机の上から落ちないように相手の消しゴムを落とすという遊び。

でかいと結構有利だたっりする。



もちろん小学校とかはインキャだったからやる友達いなかったがな!!by作者




「ぐおおおおおおおおお!!!」



それは魔王に大ダメージを与える。それは、友達がいなくそれをできなかった事もダメージが倍増している理由だった。



「くそ...なんだこのめちゃくちゃな技は!!」



「ふん!どうだ!」



「いや、どうだっていうかちゃんとやれよ」



「は?そんなこと言ってませんけど、いつ言った?何時何分何秒地球が何回回った時?



説明5


何時何分何秒地球が何回回った時?



小学生が使う反論の最強の返し。これ言われると大抵のやつは論破される。

都合悪い時の使える汎用高すぎる。




「これで終わりだ!!!死ねええええ!!」




「生きる!!!ってつい小学生あるあるに乗せられて小学生みたいなことを!!」



説明6


生きる!!



死ね!と言われた時の最適解(?)正直これ流行ってたのがよくわからん。



また変な小学生あるあるのような攻撃が来る。



「デッドリーファイア!!!」



「そこは普通かぃぃぃぃぃ!!」







「はっ!」



ジリリリリリという目覚ましの音と共に魔王は起き上がった。それが夢だったと認識したとき、一気に安堵の表情へと変わった。最終バトルだというのにあんな緊張感のない戦いなんてあるわけがない。



「よかった...」



そう呟いて先程から激しく鳴る目覚ましを静かにさせた。そしてドクロを模した怪しげな服と黒いマントを羽織り外に出た。

確か今日は勇者が来るんだったな。今回の勇者は私を楽しませてくれるのか。



テレポートを使い自分の城に向かう。そこには何人もの部下が待っていた。黒と赤のデザインされた玉座に座り魔王を待つ。するとしばらくして勇者がやってきた。


「きたな」



不気味に笑う魔王に勇者は臆することなく笑い返した。


「俺の『電車あるある』でお前を倒してやる!」



その言葉を聞いて魔王は顔をしかめ、



「まーたそういうのか」



とだけ言った。


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