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スカーレットの森  作者: 結姫普慈子
第二章 外の世界
41/54

41. グランドゴールデンマジシャン

 朝、起きると小鳥がチュンチュンと鳴いていた。俺が一番最初に起きたようでサクラと先生はまだ寝ていた。

 カーテンを開けると窓の外のベランダ手すりに小鳥がとまっていた。小鳥は二羽並んでとまっており、時折、チュン、チュンと鳴く。

 ここホテル『グランドゴールデンマジシャン』の15階の室内であった。

 俺は窓を開けてベランダの風を受けることにした。それを開けると外に出る。小鳥は動かないでやはりとまったままであった。俺はそれを横目でみながらベランダの手すりに前のめりにもたれかかる。

「おはよう」後ろから声がして振り向くとスカーレット先生が深い藍色の上下の下着をつけてベランダに出てきた。

「おはようございます、先生」

「サクラはまだ寝ているようね。今日も二人が見つからないならこの国の上層部に報告しに行こうと思ってるの。とある二人が世界を壊そうとしてるって。でもそれも早計かしら?どう思う安パイ君?」

「二人が学園に帰ってくるとき、もし報告すると困ったことになりませんか?」

「そうよね」先生は薄目になり太陽の陽ざしを眺めている。「今日も暑くなりそうね。まだ春なのに」と言って一旦言葉を区切って、俺の髪の毛を手のひらでなでなでする。「シャワー浴びてこようっと」

 先生はそう言うと着替えを持ってこの部屋のシャワー室に行く。俺はベランダから中の部屋に入るとちょうどサクラが起きてくるところであった。

「おはよう、アンドー君。お姉ちゃんは?」

「先生はシャワーを浴びに行ったよ、たった今」

「じゃあ、私も入る~」サクラは寝ぼけているままでシャワー室に行った。

 俺はホットコーヒーでも飲もうとホテルの喫茶室に出向くことになった。

 エレベーターで下に降りると喫茶室には一人だけ人がいた。

 その人は女性でベルベットの生地のピンク色と赤色が混ざったような暗闇と溶け込むが若干はみ出ている光のような光沢であるロングコートを着ていた。

 女性はコーヒーをすすっている。

 俺はその隣を通り抜けカウンターに行く。

「おはようございます、エスプレッソをダブルで」俺は注文する。

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