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スカーレットの森  作者: 結姫普慈子
第二章 外の世界
40/54

40. ポンポンが痛いサクラ

 サクラはホテルの中で下痢をしていた。

「サクラ~、まだお腹痛いの?」俺とサクラとスカーレット先生は夜になりホテルで泊ることになった。三人共同じ部屋である。

「うん、まだ痛いよ、ポンポン」とサクラがトイレの中から言う。

「ちょっと待ってなさい腹薬をドラッグストアで買ってきてあげるから」

「うぅうう、お腹痛いよ~」サクラは外の世界に出たとたんアイスクリームを五人前くらい食べてしまって(調子に乗って)お腹を壊してしまったようであった。

「じゃあ、アンドー君、私はドラッグストア行ってくるから何かあったら電話してね」と言って先生は小型のマシンを渡してきた。

「使い方わかりませんよ」

「それじゃあ、今軽く使い方を教えるわね」と言って俺は少し使い方を教えてもらった。案外簡単に使えるようであった。

 それから先生はホテルの部屋から出て行った。

「調子に乗ってアイスクリームあんなに食べなきゃよかった」トイレの中からサクラの声が聞こえる。

「サクラは初めて外の世界に出たのか?」

「そうだよ、アンドー君。外の世界って学園よりも広いんだね。ビックリしちゃった」

「俺は学園があんなに広いことにビックリしたけどな、外の世界は当たり前だけど、もっと広い」

「そうね」

 

 しばらくするとサクラがトイレから出てくる。

「喉渇いちゃった」

「あたたかいミルクでも飲むか?」

「お願い」

「自販機で買ってくるよ」俺は部屋を出て自販機を探す。自販機は見つかったがホットの牛乳はなかったのでかわりにホットのカフェオレを注文する。小銭を入れてボタンを入れるとあつあつのそれが出てきた。

 部屋に戻りサクラにそれを手渡すと、サクラはゆっくりとそれを飲んでいた。ホテルの中は冷房が利いていてとても涼しかった。

 俺たちは学園を一旦出た後に霧がかる港へい行きそしてそこを思いっきり曲がってまた別のゆるやかな上り坂をのぼってステファニーとコンピュータを探しに行った。

 サクラの夢によればまだ二人はこの国の中にいるようなのでこの国を探すことになったのだ。

 そこでステファニーの顔写真を持って時々通る人たちに見たことはないか?と問いかける。誰も見ていないようであった。不思議なことに。

 段々と人通りが多くなってきてこんなに大勢に聞くのは面倒くさいと先生が言ったので俺たちはサクラの夢を頼ることにした。

 それから三人で疲れたのでアイスクリーム屋さんに入ったのだ。そこサクラはアイスクリームをたくさん食べてお腹を壊した。それから近くのホテルに泊っている。

「おいしいね、カフェオレ。外の味がする」サクラがそう言った。その時スカーレット先生が帰ってきた。

「さあ、サクラ腹薬買ってきたわよ。飲みなさい」と言って先生が薬のパッケージを開ける。それを大人の用量だけ手に取るとサクラに手渡す。

 サクラはそれをカフェオレと一緒に飲み干すと一息吐いた。

「ちょっと眠るわ。私」

「眠るならサクラ、今度はステファニーの夢の中に入ってみて。もう午後11時だから眠っているかもしれないし」

「わかったわ。お姉ちゃん」と言ってサクラはベッドの中にもぐって枕に頭を乗っけて眠った。

「じゃあ、安パイ君どうする?女二人と同じ部屋だけどゆっくり眠れる?」

「たぶん・・・」

「ベッドは後一つしか余ってないから一緒に寝ようか」と先生は言って、俺の手を引っ張っていきベッドに連れ込んだ。「エッチなことはなしよ、じゃあおやすみなさい」と言って先生は一つしかない枕を奪って眠ってしまった。

 俺も目を閉じるとすごく安心して眠ってしまった。

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