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恋愛小説 プロローグ

輪廻転生って 信じるかい?

何度でも何度でも 時間も場所も超えてなぜか出会い続けると言うことだそうだ


輪転って 繋がってるから離れることがないらしい


ある日 出会った 2人のお話を始めてみようと思う


ん?コレは私の備忘録みたいなもんだ

聞きたくないなら 聞かなきゃいい

誰でも 起きている話を 具体的に物語っぽく話すだけだから


んん?ああ 其れは君自身にも起きている話なのかもねぇ。気づいていないだけなんだと思うよ

偶然は、必然の積み重ねで起こる現実


今こうして、私が話し出すことだって、奇跡の繋がりで起きているものだって いつか君にも分かる日が来る。


おや。聞く気になったのかい

途中で眠くなるような 話だろうが話していこうか


眠くなるかどうかは 君の記憶が教えてくれる

人間はね 興味のある話は 覚醒剤になって どうでもいい話は 睡眠薬になるらしいからね


真っ白の分厚い本を開いた 1人の僧侶が語り出した

真っ白なのは本自体なのか開かれているページなのか

聞き手の記憶が回り始めた


この話は 呪文の詠唱なのか 其れとも祈りの言葉なのか。

ゆっくり その声に 物語が動き出した


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