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異変
夜、ゲームを進めていたら、いつの間にか時計の針は12時をまわっていた。
どこかこの街に似ているきがする、このゲームの世界。どこに店を建てる、とかは自分で決められるのだけど、海の場所とか、街の形とかが似ていた。この街がモデルになってたりして、なんて考えていた。
すると突然、画面が光りだした。そして、私はその中に吸い込まれる。
意識が朦朧とするなか、実験室のような場所が、ぼやけて見える。
「なに、これ…?」
そこには、数名、白衣を着た男性が立っている。なにを話しているのかはわからない。でも、これだけはわかる。絶対、危険だ。この人たちは、何かを企んでいる。テロか、ミサイルか。それは分からないが、私たちの身に危険を及ぼす可能性があるようで怖かった。これは夢?夢であってほしい。夢だ、これは夢なんだ。私は、そう自分に言い聞かせる。
「…っ、いき…が…」
息が苦しい。死ぬのか、あぁ、なんてあっけない。
そうして、私は意識を手放した。