日常
朝。
いつものように朝食をとり、学校へ向かう。何も変わった事などない、普通の日。
「おはよ、美琴。」
「おはよー!!みっちー」
学校へ行くと、いつも話している雅、千沙と挨拶を交わす。“みっちー”とは、私のあだ名で、千沙が付けてくれた。
「おはよ。千沙、雅」
私は、この二人と行動をしている。アニメ好きの千沙、オカルト好きな雅、ゲーム好きの私。なかなか個性的な三人だと思う。ちなみに雅の両親は喫茶店を経営していて、私達はよく遊びに行っている。
「ね、ボクオススメのゲーム、どうだった?」
「面白かったよ。流石千沙、私の好みにどストライクのゲームだった!」
「でしょ!?」と千沙は目を輝かせて言う。自分好みの世界を作り上げるなんて、最高に面白いゲームどこで見つけたんだろ。
「あ、授業始まる。また放課後、ゲームの話聞かせてね」
午前、午後と、退屈な授業を受け、帰宅部の私たちは帰る準備をする。
「ね、今日新しくできたケーキ屋さん寄らない?」
「あ、ごめん。今日妹たちの迎え行かなきゃなんだ。」
「そう、じゃあ仕方ないわね。」
雅が言う。
「じゃ、また明日!」
そう言って、保育園に向かう。私の両親は共働きで、大学生の姉と私、交代で双子の妹の迎えに行く。今日は姉が夕食を作り、私が迎えに行く日。
これが私の日常。平々凡々な生活だ。