友人
友達ってなんだろうって思った。
別に大したことではない。ただ友人と喧嘩をしてしまっただけだ。でも非は向こうにあると思っている。
喧嘩も些細なことだった。ただ友人と夕食の店を決める際口論しただけだった。
でも、あれ以来。もう二週間は経つか、友人と俺は言葉を交わすどころか顔をみることすらない。
なぜここまで深い溝ができたのか。自分には到底理解できない。だって悪いのは相手なのだから。所詮そんなやつだったんだ。そう思うのが唯一の逃げ道だった。
正直自分は怖かった。別にひとりぼっちになる訳じゃないが、他の知人たちもこうやって別れていくのではないかと。
正直自分は寂しかった。別にひとりぼっちという訳じゃないが、他の知人たちと笑っていても心の底から笑えなかった。
3ヶ月経った時、友人に謝る決心をした。自分にも非があった。そう思うことにした。
しかし友人に連絡しても繋がることはなかった。
私は腹立たしくなった。どうして私がこんな思いをしなければならないのか。
私は知人達と会うことを止めた。会っても楽しくない。鬱憤ばかりがつのる。なんだか自分がバカみたいに覚えてきた。
そうしてある時友人と交流のある人物に出会った。彼は自分に対してこう話した。
友人は交通事故で二ヶ月前に亡くなったと、君に謝りたいと自分に電話で相談してきていたと。
私は笑った。大いに笑った。喉が枯れて掠れ声すらでなくなるほど笑った。笑いきってようやく泣いた。
たったあれだけ、1つの口論で自分は大切なものを失ってしまった事実。そしてもっと自分が早くワカイシヨウト思っていれば、友人は死ななかったのではないかという後悔。
それが自分にどっしりとのしかかった。
これからこのおもりを背負って生きていくのかと思うと、吐きそうになった。
友達ってなんだろうって思った。
こんな辛い思いをするのなら友人なんていらないのだろうとも思った。
でもそれは嘘だ。きっと自分がもっと人を解ろうとしていたら、友達って良いものなのだろうと思った。
お読みいただきありがとうございます。
先日地下鉄を使っていた時、前に座った女の子二人が
「あいつマジうざくね?笑」「Twitterでてきとーな噂流してハブらん?笑」「いいねー笑 あいつ友達ヅラしてマヂウザいし笑」
なんて会話していました。彼女達はこういう経験をしてもざまあと思うんですかね。
まあ、この作品もそんな彼女達から発想を貰ってるのですが。
ちなみに私は心から信用できる友人が一人いれば十分だと思います。




