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《シナリオライター。》
【中学生の時に、
推薦入試の練習を担任に、してもらった。
面接時に、
聞かれるであろう…の回答練習に、
《君の、尊敬する人物は?》とあり、
担任が、
アドバイスをくれた。
「両親を挙げるのは、止めた方が良い。
それで、ない、誰かが良い!」と…。
昨今、
僕の尊敬する、
両親以外は、
《ハンス・クリスチャン・アンデルセン》で、あった。
彼の書いた作品は、
時に大分、変えられたり、脚色されるが、
本人が書いた原作には、
僕が感じるに偽善が、ない…。
それで僕は彼を尊敬していた。
いつしか大人として育った僕に、
人生の先輩であり、
僕を成人にまで、育て上げた両親が、
『我が子よ、それには夢中に、なるなよ…!』と、
ある時は、ハッキリと、
時には、暗に、示してくれたことがあり、
そのうちの1つが、
《アイドル》で、あった。
芸能界で歌って踊る《アイドル》である。
それに反して、僕は1人のグラビアアイドルに、はまった。
歌いもせず、躍りもしない彼女にハマった僕は、なおタチが悪い…。
それで、わざわざ、彼女のイベントへ参加するために地方の実家から、
都会まで出て彼女会いたさに動いたのだ。
僕は、
彼女を直に至近距離で長々と見て、
遠路をまた旅費をかけて、
帰宅した。
それを経て、
僕は彼女のファンでは、なくなった。
むしろ、彼女がメディアに出ていると、
それを見ないよう避けるように、なり、
彼女も、いつしか、メディアから消えていった…。
イベント参加料は、
安くなかった…。
僕はリアルに彼女に会いに行ったわけだが、
当たり前だが、
何か危険だ…のイベントでは、なかった。
現に僕は無事、帰宅しており、
一回、行ってみて、
むしろ、良かった、とも思っている。
別のグラビアアイドルの、
似たようなイベントに、
また、行こう!とは、
ならなかった己も、
まぁ、よし、と思う。
人間って、ポーズをとれて、
被写体になるヒトが、
セクシーな衣装で、
バッチリなメイクで、
大胆なポーズをとれて、
それがプロカメラマンにより、
100枚、写真を取られれば、
どれか3枚は、
万人受けの、写真に、なるだろう…。
昨今、
本屋、コンビニに行けば、
次から次へ、
新しい女性の水着写真…。
彼女らが、
僕と何ら関係ないのが、
僕は嬉しい。
僕の彼女でも、
恋人でも、なければ、
僕の姉や妹、従姉妹でもない。
それが、無性に僕は嬉しい。
誰も傷つかない、
誰も知らない、
僕だけの喜び…!】




