第一話 竹藪ってなんか怖いよね
友人が行方不明になった主人公ハルは友人水野葵を
さがしに竹藪に行くがそこで出会ったのは、、
女の子は胸派か尻派か、なんてたわいのない話をして
していた友が、先日行方不明になった
正確には家出してどこにいるのかわからないらしい
今、俺はそいつを探しに目撃情報があった場所を
探してる
ちなみにそいつの名前は水野葵という
目撃情報あったら俺に教えてほしい
いやー我ながらいい人すぎるなぁ
あいつを見つけたらラーメンでも奢ってもらおう
うわ、ここかぁ竹藪じゃねえか
どうする戻るかいやでも最新の目撃情報がここなんだよな
俺は友のためかはたまたラーメンのためなのか
知らないが春だというのに少し蒸し暑い竹藪の中へと
歩み始めた
「もう入ってから何分経つんだ?」
俺は独り言を呟きながら携帯の時間を確認した
くそ40分もいるじゃねぇか
あたりも暗くなってきたし
ミイラ取りがミイラになる前に帰るか
ごめんな友よ
そう思って帰り支度をしようとした時
「ハル、なのか?」
聞いたことのない声がした
声の方向に目をやると
服装は黒い革っぽいレオタードで、
髪型は白髪のウルフヘア
そして何より目を引くのが水色の目
「誰だ?」
「俺だよ、俺。水野葵だよ」
何言ってんだこいつ
大体葵は男だ
目の前にいる美人な女の子じゃない
「何言ってんだ葵は男だ」
「そうなんだけど聞いてよハル、この竹藪で数分前くらいに目覚めて、下を見たら女の子の姿だろ」
そう言って自分の胸を揉み出した
「でさ、何が何だかわからないけど、俺も俺の名前を呼ぶ声が聞こえたから、声のする方へ行ったら」
「俺と会ったってことか」
「そう!そのとうり」
頭痛くなってきた
「結局なんで女になったかはわからないってことでいいか?」
「うん、それと、ハルが友達で、俺が水野葵ってことは覚えてるんだけど」
「お前まさか」
「そう、それ以外の記憶がないのさ!」コイツはどうやら記憶喪失と女体化
その二つを一気にやり遂げたらしい
「ちょっと待て、まだお前が水野葵かどうか判断する材料がない」
「でも記憶ないしなぁ」
「まあとりあえず、思い出せる範囲を話してくれ」
竹藪から出てDNA鑑定すれば一発だが、それは時間がかかるしなによりめんどくさい
「わかった、まずハルとは中学校が一緒でたまたま席が隣だったから仲良くなったんだよね?」
「あってる」
「で、たしかハルは今野球部じゃない?」
「そうだ」
「んーこれくらいかな思い出せるのは」
結論を言おう、多分コイツは水野葵で間違いない。だがなぜ女の姿をしているんだ?
「どうだろう信じてくれたかな」
「まぁとりあえずここから出るか、、
なんて呼べばいい?」
「葵でいいよ」
そう言って笑うと俺の後について
一緒に竹藪を出た
そういえば
もう5月だがあの竹藪には蚊がいっぱいいた。幸運にも俺は刺されなかったが
コイツは蚊に刺されないのか?
俺はあらわになった腕と足を交互に見ながらそう思った
初投稿なので頑張ります
これから見守っていただけると嬉しいです