ウェブサイトへの作品の投稿3
「栞、ワードかテキストデータで書いた原稿はある?」
「この間、ファンタジオ大賞に応募したやつがあるよ。」
「あんた、それはまだ使っちゃダメな原稿でしょ。落選の結果が出るまでは投稿しちゃダメよ。」
「あっ、そうだだったね。ありがと栞。今応募してないものだと、えええっと……」
ごそごそとマウスを操作し、フォルダの海を掻き分けていく。
「栞あなた一体どれだけの作品を書いているのよ。社会人になってから時間なくなっている筈でしょ?」
「そんなには書いてないよ。作品出来た後も誤字脱字のチェックはしてるし、気に入らなかったら途中から全部書き直ししているから、月に文庫1本から2本程度かな。」
「えっ………そんなに。なら年間24本はあるってことでしょ。私そんなに読んでないんだけど……。」
「そりゃそうだよ。神奈ちゃんが興味ある作品だけ、渡しているんだから、興味ないジャンルは読むの苦痛でしょ。」
「うううん、確かにね。悪役令嬢や、青春ドラマ系は好きだけど、他のは手に取ると眠くなるのよね。そうだ。あんたの新作のあれは?溺愛令嬢~エルフの園をかってもらいました~。」
「あれか~。こないだ神奈に読んでもらって、おかしなところを見直しして、伏線を昨日張り直し終わったところかな。印字してないから、月曜日に会社で、原稿を神奈にみてもらう予定だったんだよ。」
「ならそれあげちゃいなよ。応募する予定ある?あってもそれは保留にしときなさい。小説家になる●だと、年間に何回か大賞が開催されているし、キーワードのタグをつけておけば、参加できるからね。アルファポリースでも確か悪役令嬢コンテストあったり、各ジャンルの大賞があるから、ネットの海に彷徨っているものでもチャンスはあるんだよ。私がtwitterで仲良くなったWEB小説家の先生たちは、大賞に応募しなくても、出版の要請がかかって、コミカライズ化した先生もいるんだから。」
「へ~~そうなんだ。私SNSは全然やってないよ。神奈はSNSも結構やっているんだね。」
「そりゃそうよ。崇拝する小説家の先生達が新作の案内を出したり、色々時事ネタ投稿してくれているから、こっちも面白いしね。それに私は推しの作家はなるべく応援したいから、RTしたり、拡散したりして、応援してるんだ。出版しても売り上げが悪いと、2作目3作目が出ないでしょ。よりよい作品をバンバン書いてもらうためには、印税で稼いでもらわないとね。私個人で出来るのは限界があるから、SNSで出来る限りのフォローはしてるんだ。」




