ウェブサイトへの作品の投稿1
「つっついに私もネット小説デビュー!私の作品が沢山の読者に読んでもらえる日が来るなんて夢みたい。」
個人の書いた小説を読んでくれる人なんて私の周りにはほとんどいない。唯一長い付き合いで、小学校と時から読んでくれている読者が神奈なんだよね。
小学校の時書いた作品は、私の宝物である。それと同時に世には決して出すことのできない黒歴史でもある。あれは、パンドラの箱である。決して開けてはいけない、世に出してはいけない禁断のもの。出して仕舞えば、最後に残っている生きる希望すらなくなってしまう恐ろしいモノなんだ。
いやー、小学校の時の読者が少なくて助かったよ。神奈には、その件で時々弄られるから、あれを知っている人が少なくてよかったよ。
「いやー、栞それだけ楽しみにしてくれると私も嬉しいね。でも、そんなに難しいこともないんだよ。小説家になろ●と、アルファポリ●のネット大手2社に登録するだけだからね。」
「その.だけって言うのが、デジタル音痴の私には遠い道のりで、全く手がつけられないんだよ。」
「まー、私が手順を隣で説明していくから、あんたはそれに従って手を動かしてくれたら大丈夫よ。」
「ええーーっ、神奈それ私が登録するの?神奈が全部やってくれる訳じゃないの?」
もうね。拒否反応が出てきて、腕から鳥肌がプツプツと出てきたんだよ。初めて触るパソコンや、スマホもそうだったけど、機械って、操作間違えると、自爆したり、壊れたりするってイメージが強くて、あんまり?極力触りたくないんだよね。
会社で使ってるパソコンも私のもみんなと同じ筈なのに、私だけよくフリーズしたり、スキャナーで読み取りが出来なかったりとシステム部署の人にはお世話になりっぱなしである。
そんなこともあるので、私が電気機器を、初めて使うなんてことは、一人では絶対にしないんだよね。
「あったり前でしよ。私は栞のお母さんでもら彼氏でもなんでもないんだから。」
「そんなーなんでもないって、私たち親友じゃない。」
「はいはい、幼馴染幼馴染。私が全部やったら、栞は今後は投稿も出来なくなるじゃない。はい、はい、ちゃんと教えるから覚えて覚えて。一から全部私がやったんじゃ、あんた何も触れなくなるじゃない。」
「うー、ありがとう。神奈。もう私は神奈と結婚する」
私は、神奈に抱きついて、告白をする。これは一体何度目の告白だろうか。
「はいはい、私は同性と恋愛する趣味も、結婚する予定もないの。栞も早く、自分のできないことを出来る素敵な男性を探しなさい。」
また、適当にあしらわれてしまった。




