猫が人間を襲う正しいやり方。
猫は大好きです。
しかし、ホラーにおける猫は、もっと陰湿で不気味な方がいいのではないでしょうか……?
夏。
という事で、最近はホラーを読んでいます。
ただ、その中のいくつかのパニックホラーで、猫が人間を襲うシーンがありまして。
違うだろぉ!? となりましたので、ここで正しい襲い方を書いてみようと思います。
今後、猫が人間を襲うシーンを書く予定のある方は、参考までにお読み下さい。
1 猫は群れで狩りをしない。
よくあるのが、猫が集団で襲いかかってくる、というシーン。
猫は単独で狩りをする生き物ですので、連携を取って襲ってくる事はありません。
ほかの猫が一緒の場合、いかに相手の猫を出し抜くか、という駆け引きになります。
2 猫は人間を襲わない。
味方だというつもりは、全くありません。
ほかに食べるものがなければ、多分、容赦なく襲ってくるでしょう。
しかし、ネズミなどの小動物がいるのなら、人間のような大きな生き物を襲うメリットがないのです。
3 猫は昼間に狩りをしない。
ペットである猫は、人間と同じサイクルで生活しています。
そうでなくなった場合、猫は本来の活動時間に戻ります。
狩りをするのは、明け方や日が暮れた頃です。
深夜は、意外と活動していません。
4 猫は正面から襲ってこない。
1でも書きましたが、猫は単独で狩りをします。
なので、狩りは待ち伏せで行います。
物陰や木の上から、襲いかかるタイミングを伺っています。
5 猫は最初から急所を狙ってくる。
しつこいようですが、猫は単独で狩りをする生き物です。
獲物を仕留めるときは、一撃でやらなければ相手に逃げられてしまいます。
なので、手や足を狙うような事はせず、首などの急所を狙ってきます。
6 猫が本気で襲ってきたら、軽傷ではすまない。
猫同士のケンカを止めようとして、人間が病院送りにされたという話を聞いた事があります。
私も、野良猫とうちの猫のケンカを止めようとした事がありますが、とても人間が割って入れる状況ではありませんでした。(ホースで水をぶっかけて止めました)
猫に襲われたら、例え逃げ出せても引っ掛かれた程度ではすみません。
7 猫は、群れを襲わない。
猫に襲われて、ほかの人に助けてもらうというシーンがありますが。
猫は人間のような大きな生き物が群れでいた場合、襲ってくる事はありません。
群れの中で弱い個体が単独行動を取るまで、隠れて待っています。
と、いろいろ書いてきましたが。
私も専門家ではないので、ここで書いた事が全て正しいと言うつもりはありません。
そもそも、猫が本気で人間を殺そうとしている所など、見た事もないですしね……。
ただ、安易に、猫が集団で襲ってきて、人間がやっつけて逃げ出せるというのが納得出来なかっただけです。
集団で襲ってくるなら、カラスやネズミの方が脅威だと思いますし。
統率の取れた群れが襲ってくるなら、野犬の群れの方が納得出来ます。
猫が襲ってくるなら、猫の特性に合わせた襲い方の方が怖さが増すのではないかと思ったのです。
夜明けに、少女が一人で歩いている。
「……?」
気配を感じて振り向くが、誰もいない。
怖くなった少女は、急いで皆の所に戻ろうとする。
木の上に潜んでいる何かの、光る目が少女の姿を追っている。
音も立てず、じわりじわりと距離を詰め、そして。
のような感じの方が、猫の不気味さをいかせるのではないでしょうか?
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普段は「一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?」という、猫がメインのコメディを書いています。
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