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もしも地球の支配者が猫だったら  作者: しいな ここみ
第三部 人間 vs 人間

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125/129

……はっ? (ニャオウ様視点)

 ……はっ!?


 ……我は……生きてるのか……?


 今朝、食った魚が腐っておった。

 それゆえ朝から腹がゆるいところに、何やらものすごく臭いガスを喰らい、死ぬかと思ったのだが、どうやら生きていたようだ!



 ママ!


 ありがとう!


 ぼくを守ってくれて!



 しかしこの狭いところからどうやって脱出したものか──


 そう思っておると、人間らしきものがこちらへ近づいてくる足音が聞こえた。


 窓からまた、あの青い毛の人間のメスが覗く気配がし、我はサッと死角に隠れた。



 扉が──


 開いた!



 我は必殺猫の忍び足で外へ駆け出ると、不自然な白い地面の上を必死で駆けた。ツルツルするけど、頑張って駆けた。


 駆けた!


 駆けた!


 外の光が見えた!


 飛び出した!


 自由だ!


 ああ!


 生きてるのって、素晴らしい!


 生きてるだけで素晴らしい!


 もう、地球の支配者になりたいだなんて思いませーんっ!


 


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