6話
【夜間高校】
俺は登校してきて直ぐに教室に行き机の中のノートを開いた。
名も知らない誰かから返信が来てるか確認するためだ
開いたら文章が書かれていた。
【初めまして。まさか文章が書いてあるとは思わずびっくりしました。なんでこのノートに気付いたのですか?もしかして夜間のこの席を使ってる方ですか?】
聡一»(*''艸3`):;*。 プッ
俺は思わず吹き出してしまった。夜間でこの席を使ってない人だとしたら誰がしてるんだよww
聡一»【そうです。夜間にこの高校に通っててこの席を使ってます。】
そこまで書いて俺は悩んだ
名前を書くかどうかだ。
知らない人に自分の名前を知られ悪用されるのではないかと……
なので名前は書かないことにしノートにもこう書いた。
聡一»【俺たちは素性も知らない同士なので名前は書かないようにしましょう。
匿名でやり取りしましょう。またこのノートの存在は俺たちふたりの秘密で】
そう書いたところでクラスメイトが登校してきたのでノートをしまった。
【昼間】
愛菜がいつもより早い時間に登校してきた。
不意に早希の机の中に1冊のノートが入ってるのが見えた。
愛菜»あれ?また早希忘れて帰ってる?それとも夜間の人?
不思議に思った愛菜は中身を開いてしまった。
愛菜»……え?夜間高校の人とやり取りしてる?
そこには明らかに早希の文字と思う筆跡と男子と思われる筆跡の文章が交互に書かれていた。