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4話
【夜間高校】
聡一はいつものように早めに教室に入り授業の準備を始めた。
1時間目の準備をしている時に不意に机の中に手を入れたら、何かに当たった感触があった。
()=心の声
聡一»(まさか…)
その通りで机の中にはノートがまた入っていた。
担任にノートを預けようと思ったがまだ今日は担任も来てなく、聡一はどんな人がこのノートの持ち主なのか気になりノートを開いてみた。
聡一»(え?何も書いてない)
まさかの何も書いてなく、なんでそんなノートが机の中に置きっぱなしになってるのか気になった。
まだ担任はおろか生徒も来る気配がなく聡一は一瞬躊躇したがノートに文章を書いてみた。
聡一»【初めまして。勝手にノートに書いてすみません。このノートの持ち主がどのような方なのか気になり書いてしまいました。もしこの文章に気付いたら宜しければご返信ください。】
聡一はそのままノートを机の中にしまった。
そして夜が明け朝、早希が登校してきた。