2話
【夜間高校】
聡一»こんばんは
担任»おっ、相変わらず神田は早いな
聡一»みんなが遅いだけです笑
俺、神田聡一は、母親と二人暮しの生活をしている。
パート勤務の母親の収入だけでは学費が払えないということで夜間に学ぶことが出来る高校を探し○○高校に入学することになった。
バイトを2つ掛け持ちをしている。
朝に新聞配達のバイト
昼に飲食店のバイトだ。
俺は席に着き1時間目の授業の準備を始めた。
聡一»あれ?なんか入ってる
見たら1冊のノートだった。
担任»ん?なんか言ったか?
聡一»あ、なんかノートの忘れ物が
担任»昼間の生徒のか?預かっとくわ
聡一»あ、ありがとうございます。
悠»こんばんは!
担任»野川遅いぞ
悠»すんません
こいつは野川悠
俺と同い年で同じ環境にいることから1年の時から仲がいい。
上の文でもわかる通りコイツは時間にルーズで授業が始まるギリギリにいつも来る。
そして全部の授業が終わったのは深夜2時
9:00~1時間目の授業があり間に1時間の夜食をとる時間があり2:00に終わる。
そしてそのまま俺は新聞配達のバイトに向かっている。
ノートは担任に渡したからこれで終わりと思ってたがこの人物は忘れやすい性格なのか次の日も夜来ると机の中にノートが入っていた。