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つくるを、ひもとく  作者: N.river
脳内作業
2/23

基礎1) 執筆動機・テーマと実現の可能性

コレ書きたい。

ああ書けたらいいな。

わいてくることって素晴らしい。

「0」から「1」を生み出せるのは人間の脳ミソならでは。

有機体の神秘そのもの。

生まれてきたからには満喫すべしだ。


ならそのさいきっかけは複数、持っていた方がいいとお勧めしたい。

なぜなら一つしかない場合、しかもとてもはっきりしていた場合、

書くことが習慣づいていない方ほど、

そのたった一つが折れると後が続きにくいからである。


いいね、がたくさん欲しい。


それが動機だったとして上等。

だがもらえなかった場合、即、最後まで書き上げるだけの意欲を失いかねない。

これではせっかくの決意も書き始めた物語も無駄に終わってしまう。

なにより自信を喪失するなど、それこそ大変な損失だろう。


いいね、もコメントもあればいいし、

自分の手であれこれ、表現に挑戦したいし、

書けたたら公表するとどうなるのだろうか、実験したいし、

似たような人とつながれたら楽しいし、

そんなこんなで、いつか参加出来たら素敵な賞レースのための練習もしなきゃだし、

何より自分の中でブームなんだよ、どうすりゃいいんだ、このキモチ。

うんぬん、かんぬん。


こうなると書くきっかけなどあり過ぎてないようなもので、

「ない」なら失せることもないわけで、

そんな理由ほど走り続けるにうってつけの動機となるのだ。

(だから途中で何でこんなに必死になって書いてるんだっけ? ともなるが)


ということで動機は複数持つが強し。

でいたい。

または複数あって、どれが動機か分からなくても不安になるな。

と応援したい。


そのさいに、思い浮かんだ「こんなヤツを書きたい」は大事にしませう。

唐突に風景や感情が脳内を席捲して、自分でも驚くほど脈絡がなかろうが、

これから書く物語の「核」で間違いないので、恥じることなく大いに温めよう。


ただし「核」がとんでもなく壮大だったり、

専門的になりそうな話がてんこ盛りの予感の場合、

ちょっと用心。


果たして知識、技量としてこの先、自身で太刀打ちできるのか。

難しいとして、そのために資料を漁って追いつく程度なのか。

見極めておくことはとても大事となる。


頑張ればイケそう。

むりむりむり、むーり。

いずれかを見誤ると熱意だけでは本当にどうしようもなく、挫折するほかなくなるので、無駄にガッカリしないためにも身のほどをわきまえておく冷静さも同時に忘れず。


ということでまずは「テーマ」を決めよ、とノウハウ本では見かけるが、

「テーマ」は案外、書いているうちに「逃れようなく」浮き上がってくるので、

オイラは正面からガッツリ四つには組まない。

むしろ無理につまみ出さずボヤッと置いておくことで、

あとあと己の深い真実に気づく時を待つことにしたい。


最初から捕まえておくのは余裕しゃくしゃくの方向けと、オイラは考えるのである。

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