表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

プロローグ。

設定考えるのにかなり疲れた。笑


以上!


有限会社ホタテ

皆は過去に戻りたいと思った事はあるだろうか?


多分大半の人は戻りたいと思った事はあるだろう。


どんな人でも後悔はあるものだ。


あの時もっと勉強すれば今もっといい人生を歩めた!


あそこでパチンコを打つのをやめれば2万勝っていたのに!


あの時あの子に告白すれば、付き合えていたかもしれない!

なんて思ったところで後の祭り。


時間は絶対に戻ってはくれない。


と僕も思っていた…


しかし、戻る物だと僕は知った。


嘘だって?

そんな嘘をつくほど僕は性格は悪くない。


実際に僕、葉月連真(はづきれんま)はタイムリープ、つまり過去に行く術を知ってしまった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



あれは何の変哲も無い日だった。


「し…しまった! k-1のタイトルマッチ8時からじゃん。 今何時だ?」


時計は8時15分を指していた。


15分くらいなんだと言う人もいるかもしれないが、

僕は映画でも、ドラマでも、アニメでも、そしてk-1でも

最初から見ないと済まないタチだった。

最初から見ないと内容も分からないし、成り行きも見ないで結果だけ見るのが僕は凄く嫌だった。


この時、僕は思ってしまった…


「時間よ戻ってくれ」


すると何処からとも無く女の声で、


「時間20分巻き戻します。

レンマ様の寿命を4ヶ月いただきます。よろしいでしょうか?」

と聞こえてくる。


僕は耳を疑った。


しかし、すぐに空耳だろと思った僕は

つい、ふざけて

「馬鹿らしい! 戻せる物なら戻してくれよ。」


と答えてしまった…

それが全ての始まりだった!


「かしこまりました。時間を巻き戻します。」


ギュルギュルギュルーーー!?


急に目の前が真っ暗になり、ビデオカセットを巻き戻す時の音が響いた。そして女の声で、


「レンマ様が巻き戻せる回数はあと174回です。

快適な過去の旅をお楽しみください。」



ーーーープツン。


ビデオカセットを巻き戻す音が鳴り止み。霞んだ視界が徐々にハッキリとしていく。


「はっ! 今何時だ?」


時計はなんと7時55分を指していた。


僕はこの時初めてタイムリープした。


寝ていて夢を見ていたのかと思った。

しかし、k-1を最初から見逃したあのガッカリした気持ちは夢とも思えない。

僕は急いでテレビの電源をつけた。


「さぁ! 世紀の一瞬です! k-1タイトルマッチ

チャンピオン、ハスラーvs挑戦者、ルータの

試合はこの後すぐ!」


ゆ…夢じゃない。

しかし、にわかに信じがたい。

なんせタイムリープだそんな馬鹿げた話…


そういえば寿命を四ヶ月貰うとかいってたな。

僕はたかがk-1のタイトルマッチを見るために寿命を四ヶ月も無駄にしたのか?


そう考えると冷や汗が止まらなくなった。


「そうだ! なんか後174回とか言ってたな。」


僕は慌てて紙とペンを取った。

一回もどるのに4ヶ月だから…


174×4=696

つまり僕はあと696ヶ月生きれて一年12カ月だから、年に直すと…


696÷12=58


あと僕は丁度58年生きれる計算になる。


今の僕が16歳だから足すと74になる。

僕の元の寿命は74歳と4ヶ月ということになる。


やけにリアルだ。


つまり、僕はあと58年と4ヶ月生きれるはずだったのに

タイトルマッチの為にあと58年しか生きれられなくなってしまったのか? なんて馬鹿な事をしたんだ。


出来るなら時間を戻したいと思った。


すると

「時間を20分巻き戻します。

レンマ様の寿命を4ヶ月いただきます。

よろしいでしょうか?」


ーー!?


あの女の声だ。

僕が時間を戻したいと思ったら

この声が聞こえてくる…


僕は確信した。


僕は時間を戻したんだと…


「い…今はいい!」

僕は慌てて答えた。

また寿命を減らしてたまるもんかと思った。


「了解しました。

では、過去に行きたくなったら、いつでも

お呼びください」

ーーーープツン。


「キャ…キャンセルできるんだ」

僕は胸を撫で下ろした。


それから僕はタイトルマッチを見ていたが、

内容は全く頭に入ってこなかった。


タイムリープしてしまったこととか

寿命が四ヶ月減ってしまったこと、

四ヶ月あれば何が出来たかとかをずっと考えていた。


寿命が四ヶ月減ったという実感が全く持てない。

体はどこも痛くないし、気分も悪くない。

しかし、死に一歩近ずいたという恐怖だけは

しっかりと感じ取れる。


「タイトルマッチの為に四ヶ月か…」


本当に後悔した。


僕は寿命を4ヶ月を無駄にしてしまった。






しかし、僕はいつでも何処でも寿命を四ヶ月払えば20分時を巻き戻す力を得た。


これってかなり便利じゃないか?


確かに乱用するのは危険だ。


しかし、うまく使えば危険な事を事前に回避することができると考えた。


そうだまだ174回も時を戻せるんだ…


僕はそう思った…


<連真が時を戻せる回数あと174回>

プロローグを読んでくれてありがとうございます!


よろしければ、感想、ブックマーク、評価

よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ