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入学式⑥

めんどくさくってだいぶ省いてます。

そして予定より入学式編を短くできました。

…入学式私寝ちゃってて、全然覚えてないんですよね。

どんな行事があったんですかねぇ?(´・ω・`)


…分からぬ

 君がぁ~世ぉは~ってね

はい、たった今入学式が始まったよ!

定番の国歌を歌ってる真っ最中だよ!


はぁ、入学式って鬱だわぁ……

なんかもう既に眠い……


しかも次校長先生の話じゃん……

絶対寝るわ……





「───続いて田村 政人校長からの挨拶です。

 田村校長先生、宜しくお願いします。」




そして現れたのは────


少し長めの美しい黒髪と

遠目からでもわかる透き通った肌

切れ長の眼に黒渕眼鏡をかけた

灰色のスーツに藍色のネクタイをした

20代くらいの美しい男性……で───





「「「「きゃぁぁぁあああああ」」」」





か、かっこいいいぃぃぃ!!

なんだあの眼鏡美人はっ!

ってかほんとに校長!?

理事長じゃないの?

いや、どちらにしろ若すぎるっ!

20代にしか見えないぞあの外見っ!

はいっ!私寝ませんっ!

絶対に最後まで聞きますっ!

理由?そんなの校長先生が美人だからに

決まってんじゃないっすかっ!


ん?え~っとなになに?

校長は今年60代に突入……?

……What?

嘘…だよね?




「政人さまぁぁぁあああ!!!!」

「すてきぃぃぃいいいいいい!!!!」

「や、やだ!政人さまこっちみたっ!!

 や、ヤバいっ!嬉しくて死に…そ……(バタッ)」

「政人さまぁ!!

 うけとってぇぇぇえええ!!」

「しゃ、写真部ですっ!是非1枚っ!

 1枚でいいのでお写真を撮らせてくださいっ!」

「写真部ぅぅぅううう!!

 撮ったら私に1枚焼き増ししてください

 お願いしますっ!」

「わたしもっ!

 いえ、私は3枚焼き増ししてくださいっ!」

「校長せんせぇぇぇえええ!!

 僕と2ショット写真を

 撮ってくださぁぁぁい!!」




校長が出てきた瞬間に広がる

在校生からの黄色い歓声に(おい、なんか野太い声も聞こえるんだが)焚かれるフラッシュ、そして投げられる花やファンレターらしきもの




そこはもう校長先生のコンサートと化していた




……なぁ、知ってるか?

これ、入学式なんだぜ?



「……静粛に」



ざわめきの中に響く、

少し低めの心地好い声色……




───校長先生が一言発するだけで

さっきまでの騒がしかった体育館内が

静寂へと変わった……

鶴の一声とはまさにこの事だろう




「……ふぅ、やっと静かになったようだね

 在校生達、今日は入学式だから新入生達に迷惑を

 かけちゃダメだよ?」




校長先生の注意に何度も何度も

ブンブン頭を縦に振って頷く在校生達……

なんだ?何かの宗教か?

……私も入っていいでしょうか?




「皆さん、ご入学おめでとうございます。

 柳沢高等学校では─────


 ~~~~~~~(以下略)~~~~~~


 であるからして────────」





(はぁ…素敵……

もうほら、皆校長先生の話を

聞き逃すまいと、

キラキラした目でみてるよ……

この時間がもっと続けばいいのに……

(懇願)


ん?なんか司会の人がなんか

急いで欲しそうにしてね……?

あ、校長先生それに気付いたっぽい

……終わるの?終わっちゃうの?


くそっ!なんで録音レコーダー

持ってこなかったんだ!)





「 ────でしょう。


 さて、それでは最後に君達へ……


 新入生諸君、これから始まる高校生活を、

 3年間を悔いなく楽しみなさい

 何か悩みごとがあれば、

 私達教師に何でも相談してください。

 できることであれば、協力は惜しみません

 そして様々なことを学び、

 新しい友人らと切磋琢磨しあい、

 素晴らしい思い出をたくさんつくって下さい




 ……以上です(ニコッ)」



(((バタッバタバタバタ…)))








…ん?あれ?

ここはどこ……?って体育館か

私、いつの間に寝て……

あ、そうだ、あのこの世のものとは

思えない美しい笑顔にヤられて……

にゅ、入学式はどうなったの?

え?お、終わった?……は?






……あとで聞いた話だが、

この学校の入学式は最後までちゃんと

行われたことがほとんどないそうだ。


挨拶をするはずだった

在校生代表はもちろん、新入生代表

(何故か第3席の方がやる予定だったらしい)

も倒れたらしく、もう起きたらそのまま

教室に戻っていいよ~

あとは担任の先生にでも聞いてねぇ~




……みたいな感じで、終わったらしいと

今回生き残った人達(ってかあの笑顔に耐えられた勇者?

いや、強者か?)から聞きました。




……なんて濃い一日だ。ってかこれほんとに

一日であったことなのか?(汗)




こうしてある意味忘れられない

高校生活(?)が始まった

…四コマだと誤魔化せたものが、小説だと誤魔化せない。

長文難しいよぉ…

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